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セロトニン神経は、それを賦活化する因子の点でも特徴がある。覚醒時に活動があるので、セロトニン神経は覚醒刺激によく反応すると期待されるが、通常の覚醒刺激には全く応じない。痛みや騒音など外部からの覚醒刺激によってビクともしない。ラットにネコを近づけるなどの恐怖、情動刺激も無効である。また、低酸素、低血圧、低血糖などの内部環境の変動によってもセロトニン神経の規則的活動は揺るがない。 それでは、セロトニン神経は何によって興奮するか?興味深いことに、脳内のパターン形成機構によって発現するリズム性運動が、セロトニン神経の活動を増強させる。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
実験に使われたカタツムリの思考はどんなんだったんだ (スコア:0)
とか考えてたのかどうか知りたい。
Re:実験に使われたカタツムリの思考はどんなんだった (スコア:5, 参考になる)
構成されているらしいと言われています。
…なもんで、カタツムリあたりの神経回路なら、自分でいろいろ考える
というよりは、ほとんどが反射応答の類なんじゃないかな。
なにしろ、片目を隠すとぐるぐる回っちゃうし、斜面では絶対に
下へ向かって歩かない(根性で登り続ける)などの習性が見られ、
あんまり「考えて生きているように見えない」のがなんとも…。
人間の脳も、確かに測定してみるとクロックパルスらしきものが見られますが、
その活動には多分に反射、イベントドリブンの要素が多いようです。
例えば覚醒には基本的に、脳幹の働きが大きく関与していると言われ、
脳幹網様体賦活系、もしくは上行性網様体賦活系と呼ばれるものと、
自律神経が通る視床下部賦活系の2つが挙げられているんですが、
要は、体から脳に向けて信号が入ると、脳全体が活性化されるという話らしい。
逆に、体の側の感覚器をすべてとっぱらっていくと、
脳から出る自律神経の反応がほぼ消失すると言われています。
# コミック版攻殻機動隊 P123欄外を参照のこと。
Re:実験に使われたカタツムリの思考はどんなんだった (スコア:4, 興味深い)
カタツムリではどうかわかりませんが、哺乳類の脳で食欲、性欲など、生命活動の根源的な情動を司っていると言われるセロトニン神経系ではリズム性運動を行うことによる体からの刺激で興奮するそうですね。わたしは脳内のセロトニンが枯渇してうつ状態なのですけど。
セロトニン神経系(1):分布、投射、活動様式 [toho-u.ac.jp]から それと、身体構造や内臓反応が思考を支配している、脳と身体の相互作用が重要であって脳だけを調べても「意識」はわからない、とするAntonio Damasio [uihealthcare.com]のソマティックワーカー仮説なんていうのものありますね。適当にググってみてこんなの [amazon.co.jp]とかこんなの [geocities.co.jp]がありました。
Re:実験に使われたカタツムリの思考はどんなんだった (スコア:1)
個々の経験に対して身体感覚によるマークを付けておくことで、
reasoningの際に効率的な枝狩りが行われる、なんて話だったように記憶しています。
「"ヤな感じ"フィードバック」と言いますか。
まだ「仮説」ですけど、目先の負のイメージを本能的に避けてしまう行動パターンが
綺麗に説明できるのが、個人的にお気に入りです。
Re:実験に使われたカタツムリの思考はどんなんだった (スコア:1)
実はオリジナル文献、著作は読んだことがなくて
インタビュー記事、レビューの類しか目を通していなかったので、
キーワードと概略しか覚えていなかったんですよね。
いかんせん専門ではないので。
ググってもヒットしなくて「?」だったんですけど、
その覚えているキーワードがtypoでは当然ですね。
ナメクジだって (スコア:0)