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平和と民主主義を両立させるというのは、本当に難しい事なのだなあ、と中東やアフリカを見ていると思う。いや、日本のすぐそばにも両立できていない国はあったりするのだけれど。
いや、むしろ日本もそんなに両立できてない気がする。
民主主義でも軍国主義でも王権主義でも共産主義でも戦争や内乱は起きうる、政治体制と平和はそんなに関係ない
そもそも民主主義を既存の政治体制の中では他に比べて良いとするのは西欧の価値観に依っているところもあるので、必ずしも中東やアフリカで民主主義を推し進めれば平和になるかといわれると疑問だなこれは日本に関しても言えることだけど、民主主義は一部の理想家や活動家が推し進めても定着しないもので、国民の大多数がそれを明確に望んでそのために行動しない限り機能しないものだと思うよ
傾向としては教育水準が高く民主主義的な国の方が戦争も内乱も少なくなるよ。そもそも内乱ってのは内乱が起こせるほどの規模の反対派がいるのに内乱を起こす以外に要求を通す手段がないから起こるものであって、真っ当な民主主義体制が存在しているならわざわざコストの高い武力闘争を選ぶ奴は皆無ではないがまあ少ない。(この場合の民主主義は過半数取れば何してもいいではなく少数派とも話し合って相応の配慮をすることが前提)
また戦争についても民主主義体制下では主権者である国民の命を浪費することは即座に政権の転覆に繋がる一大事であるためそうでない体制に比べると命を賭けることになる国民がそれなりに納得できる正当性がないと戦争はしづらい。なんだかんだで「世界一の民主国家」であるアメリカが戦争しまくっているイメージはあるかもしれないが民主的でない国に比べれば規模の割には戦争してない方だ。あの国がもし「国民の世論を気にせずに戦争できる帝国」だったりしたら今頃人類の存続から危ないレベル。
まず、内乱って政治的主張以外に、宗教的対立も原因に含まれるから必ずしも民主的だからといって軋轢が生じないとは限らない。
別に民主主義国家でなくても、真っ当な指導者であれば戦争のメリットとデメリットを天秤にかけるので、そこは同じ。というか真に民主主義国家として正しく機能しているなら、結局のところ前述の「真っ当な指導者」の役割を国民が行うだけなので戦争は生じにくくなる。この辺はアメリカ云々の話と同意見だけど。ただそれは必ずしも民主主義の利点というわけではないこと。なぜならアメリカが世界一の民主国家であることは、別に民主主義の利点によってもたらされたわけではないから。
問題はつまるところ国家の方向性を決める主体が真っ当な判断ができない時に戦争のリスクが上がっていくので、それは結局、暗愚な国王であろうと国民の被害に無頓着な共産党指導部であろうと衆愚政治と化した民主主義であろうと同じで、どれが安心ってことはないと思う。近代民主主義国家なんて誕生は兎も角、滅びた実例があまりないので、他の政治体制に比べてどちらが良いかという結果論や統計としてのデータはあと何百年か経たないと出ないだろうしね。
他のコメントでも出てるけど、サウジアラビアとか、あるいはアラブ首長国連邦なんかは絶対王政に近い政治体制だけど、さほど問題にはなっていない。そうでなくとも歴史を繙けば王政の状態で結構な期間、安定していた政権や国家はそこそこあるわけで、民主主義国家の正しさを歴史も交えて語るのは難しいと思うよ。何せアメリカ独立やフランス革命からまだ250年足らず。オスマン帝国とか何だかんだ言って600年以上続いたし、200年やそこら続いた政体は歴史上いくつもあるからねぇ。
結局のところある一定以上の経済的な豊かさを享受できて一人の人として尊重される社会であればどのような政体であっても反乱なんて起きないただ、豊かさを維持発展させていける最も効率の良い方法が民主主義と言う形であるだけサウジアラビアのような国は民主主義など導入せずとも石油による恩恵があるので独裁政権でありながら安定を維持出来るブルネイとかも同じような事情だね
サウジアラビアの安定は厳しい独裁政治によるもので石油の恩恵は関係無いかと。「サウジアラビア 貧困」などでググるといろいろ出てくる。民主化を求めると他国の思惑が絡んでシリアのようになるし、産油国は厄介だね。
だからこそ話がややこしくなる。
現在は独裁政治により不平分子が鎮圧されているので、一部が貧困で苦しんでいるけれども、内乱は起きていない。そこを強権的な独裁政治をやめて民主化すると、貧困で苦しんでた人達を押さえつけるものがなくなるので、ヘタすりゃ内乱になる。どう頑張っても(たとえ対話があっても)ない袖は振れないので、どこかに貧困が生じることになるから。そうでなくても「既に金持ってる層」に「貧困者のために金を出せ」っていう対話をするのは非常に難しいしね。
そうなると、民主化の過程として発生する内乱等で、頭数が減ったり略奪その他に
内憂と外患のリスクは同じじゃない。内乱の方が大抵ひどいので、その一点において民主主義が低コストで優れている。外国を攻めたり外国から攻められる普通の戦争のリスクはそんなに変わらないよ。むしろ国力がダイレクトに効いてくるから、資本主義だったり自由貿易体制だったりする方が影響が大きいんじゃないかな。
サウジは、欧米との付き合いがなくなれば一気に革命が進行すると思うけどね。石油で持ってるだけだから。てか、米仏独あたりの左巻きがサウジ向けのプロパガンダをずっと繰り返しているから、遠くない将来に革命か武力的デモ行進があると思うよ。2年以内。
平和に比べれば他のことはカスみたいなもん。サウジアラビアなど非民主的な国でもおとなしく国に従っていれば最低限命は保証されてる。制度は国を安定させてからでもいい、ほとんどの民主国家も最初からそうだったわけじゃない。誰が権力握ろうが安定している限りシリアのような惨状よりはまし。真の敵は陣営を問わず国内外の好戦的な連中。
平和を定義する事は、本当に難しい事なのだなあ、と中国やソビエトを見ていると思う。いや、日本人でも国内で千万人単位の虐殺でも対外戦争・内戦さえなければ平和と呼ぶ者があったりするのだけれど。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
頑張れ、としか言えない (スコア:0)
平和と民主主義を両立させるというのは、本当に難しい事なのだなあ、
と中東やアフリカを見ていると思う。
いや、日本のすぐそばにも両立できていない国はあったりするのだけれど。
Re:頑張れ、としか言えない (スコア:1)
いや、むしろ日本もそんなに両立できてない気がする。
Re:頑張れ、としか言えない (スコア:1)
民主主義でも軍国主義でも王権主義でも共産主義でも戦争や内乱は起きうる、政治体制と平和はそんなに関係ない
そもそも民主主義を既存の政治体制の中では他に比べて良いとするのは西欧の価値観に依っているところもあるので、必ずしも中東やアフリカで民主主義を推し進めれば平和になるかといわれると疑問だな
これは日本に関しても言えることだけど、民主主義は一部の理想家や活動家が推し進めても定着しないもので、国民の大多数がそれを明確に望んでそのために行動しない限り機能しないものだと思うよ
Re:頑張れ、としか言えない (スコア:1)
傾向としては教育水準が高く民主主義的な国の方が戦争も内乱も少なくなるよ。
そもそも内乱ってのは内乱が起こせるほどの規模の反対派がいるのに内乱を起こす以外に要求を通す手段がないから起こるものであって、
真っ当な民主主義体制が存在しているならわざわざコストの高い武力闘争を選ぶ奴は皆無ではないがまあ少ない。
(この場合の民主主義は過半数取れば何してもいいではなく少数派とも話し合って相応の配慮をすることが前提)
また戦争についても民主主義体制下では主権者である国民の命を浪費することは即座に政権の転覆に繋がる一大事であるため
そうでない体制に比べると命を賭けることになる国民がそれなりに納得できる正当性がないと戦争はしづらい。
なんだかんだで「世界一の民主国家」であるアメリカが戦争しまくっているイメージはあるかもしれないが民主的でない国に比べれば規模の割には戦争してない方だ。
あの国がもし「国民の世論を気にせずに戦争できる帝国」だったりしたら今頃人類の存続から危ないレベル。
Re:頑張れ、としか言えない (スコア:1)
まず、内乱って政治的主張以外に、宗教的対立も原因に含まれるから必ずしも民主的だからといって軋轢が生じないとは限らない。
別に民主主義国家でなくても、真っ当な指導者であれば戦争のメリットとデメリットを天秤にかけるので、そこは同じ。
というか真に民主主義国家として正しく機能しているなら、結局のところ前述の「真っ当な指導者」の役割を国民が行うだけなので戦争は生じにくくなる。この辺はアメリカ云々の話と同意見だけど。ただそれは必ずしも民主主義の利点というわけではないこと。なぜならアメリカが世界一の民主国家であることは、別に民主主義の利点によってもたらされたわけではないから。
問題はつまるところ国家の方向性を決める主体が真っ当な判断ができない時に戦争のリスクが上がっていくので、それは結局、暗愚な国王であろうと国民の被害に無頓着な共産党指導部であろうと衆愚政治と化した民主主義であろうと同じで、どれが安心ってことはないと思う。近代民主主義国家なんて誕生は兎も角、滅びた実例があまりないので、他の政治体制に比べてどちらが良いかという結果論や統計としてのデータはあと何百年か経たないと出ないだろうしね。
他のコメントでも出てるけど、サウジアラビアとか、あるいはアラブ首長国連邦なんかは絶対王政に近い政治体制だけど、さほど問題にはなっていない。
そうでなくとも歴史を繙けば王政の状態で結構な期間、安定していた政権や国家はそこそこあるわけで、民主主義国家の正しさを歴史も交えて語るのは難しいと思うよ。何せアメリカ独立やフランス革命からまだ250年足らず。オスマン帝国とか何だかんだ言って600年以上続いたし、200年やそこら続いた政体は歴史上いくつもあるからねぇ。
Re:頑張れ、としか言えない (スコア:1)
結局のところある一定以上の経済的な豊かさを享受できて
一人の人として尊重される社会であればどのような政体であっても反乱なんて起きない
ただ、豊かさを維持発展させていける最も効率の良い方法が民主主義と言う形であるだけ
サウジアラビアのような国は民主主義など導入せずとも石油による恩恵があるので
独裁政権でありながら安定を維持出来る
ブルネイとかも同じような事情だね
Re:頑張れ、としか言えない (スコア:1)
サウジアラビアの安定は厳しい独裁政治によるもので石油の恩恵は関係無いかと。
「サウジアラビア 貧困」などでググるといろいろ出てくる。
民主化を求めると他国の思惑が絡んでシリアのようになるし、産油国は厄介だね。
Re: (スコア:0)
だからこそ話がややこしくなる。
現在は独裁政治により不平分子が鎮圧されているので、一部が貧困で苦しんでいるけれども、内乱は起きていない。
そこを強権的な独裁政治をやめて民主化すると、貧困で苦しんでた人達を押さえつけるものがなくなるので、ヘタすりゃ内乱になる。
どう頑張っても(たとえ対話があっても)ない袖は振れないので、どこかに貧困が生じることになるから。そうでなくても「既に金持ってる層」に「貧困者のために金を出せ」っていう対話をするのは非常に難しいしね。
そうなると、民主化の過程として発生する内乱等で、頭数が減ったり略奪その他に
Re: (スコア:0)
内憂と外患のリスクは同じじゃない。内乱の方が大抵ひどいので、その一点において民主主義が低コストで優れている。外国を攻めたり外国から攻められる普通の戦争のリスクはそんなに変わらないよ。むしろ国力がダイレクトに効いてくるから、資本主義だったり自由貿易体制だったりする方が影響が大きいんじゃないかな。
サウジは、欧米との付き合いがなくなれば一気に革命が進行すると思うけどね。石油で持ってるだけだから。てか、米仏独あたりの左巻きがサウジ向けのプロパガンダをずっと繰り返しているから、遠くない将来に革命か武力的デモ行進があると思うよ。2年以内。
Re: (スコア:0)
平和に比べれば他のことはカスみたいなもん。
サウジアラビアなど非民主的な国でもおとなしく国に従っていれば最低限命は保証されてる。
制度は国を安定させてからでもいい、ほとんどの民主国家も最初からそうだったわけじゃない。
誰が権力握ろうが安定している限りシリアのような惨状よりはまし。
真の敵は陣営を問わず国内外の好戦的な連中。
平和とは、何だろうか (スコア:0)
平和を定義する事は、本当に難しい事なのだなあ、
と中国やソビエトを見ていると思う。
いや、日本人でも国内で千万人単位の虐殺でも対外戦争・内戦さえなければ平和と呼ぶ者があったりするのだけれど。