引用部第2段落.ここで special というのは special character (特殊文字)
のこと.
「どの文字専用なのか」は「どの文字が特殊文字なのか」,
「どれが特別なのでしょうか」は「どれが特殊文字なのでしょうか」.
「似たような 128 以下のバイト値に文字を割り当てている」は
「128 以下のバイト値に同じ文字を割り当てている」.
> 1. はじめに
> 第6段落.
> 「この文書は Unix ライクなシステムを全て網羅しています。Linux をはじめ、
> さまざまな系列の Unix を含んでいます。しかし Linux に特に焦点を当て、
> Linux に特化した情報を提供します。」は,まず,文章を恣意 的に切らないこと.
> それに,"and" は「しかし」じゃない.「この文書は,Linux やさまざまな系列の
> Unix を含む,すべての Unix ライクなシステムをカバーしており,また,特に
> Linux に焦点を当て,Linux に特化した情報を提供します.
原文は、
This book covers all Unix-like systems, including Linux and the
various strains of Unix, and it particularly stresses Linux and provides
details about Linux specifically.
1 他の部分でも指摘されていますが、「恣意的に切る」という意味がわかりません。
まさか、原文でコンマが入っているところで訳文も読点で区切ってつなげる、
という意味ではないですよね。
試訳していただいた文は、日本語として句点が多過ぎて読みづらいと思います。
したがって、原文を分解して日本語として再構成した方が読みやすいと思います。
原文を分解して再構成するという行為は、翻訳を行う上で必要な技術です。
2 「and」の用法には、対照的な内容のものを結んで使うというものもあります。
例 She's a bank manager and I'm just a road-sweeper.
彼女は銀行の支店長なのに、私は一介の道路清掃人にすぎない
※オックスフォード 実例現代英語用法辞典より引用
ここの部分も、「さまざまに扱っている『が』、特にLinuxに焦点を当てて
いる」という意味ではないでしょうか。
ただ、「しかし」では、おさまりが悪いので、
「 さまざまな系列の Unix を含んでいますが、特に Linux に焦点を当て、」
とするのはいかがでしょうか。
> 2.4. オープンソースはセキュリティに効果があるのか
> その次の段落.
> 「プログラム作成の工程管理を考慮に入れていない、」は, "open source rules
> out control of the construction process, though in practice there is such
> control" だから,「オープンソースは構築プロセスにおける管理 (control) を
> 排除している (rules out) といっているが,実際はそういう管理があるのだ 」と
> いうこと.たいていのソフトウェアには「責任者」がいて,その人たちが自分の
> 評判を賭けてリリースを出しているじゃないか,と.
rule outはこの場合「排除する」では日本語として強過ぎだと思います。
rule out: to say that(something or someone)is not under considerration
as a possibility
※LDCEより引用
の方だと思います。
> その次の引用文.
> 「あるオープンシステムのオペレーティングシステムは、残り 2 つの商用
> オペレーティングシステムよりも無防備な状態に置かれませんでした。商用
> オペレーティングシステムのどちらもが、12 か月以上にも渡って既知
> の脆弱さがあるにもかかわらず、パッチがない状態となっていました。」は,
> 「あるオープンソースのオペレーティングシステムは,12ヶ月以上の期間,
> 他の2つの商用システムに比べて,既知の脆弱性が修正されないという形で
> 無防備な状態をさらすことが少なかった」ということ.書いてないことまで
> 訳さない.次の文も同様 .
原文は、
vulnerable to nonmalicious faults. Third, a survey of three operating
systems indicates that one open source operating system experienced less
exposure in the form of known but unpatched vulnerabilities over a 12-month
period than was experienced by either of two proprietary counterparts.
ですが、「書いてないこと」とは、どこの部分でしょうか。
ただし、私の訳もこなれていないので、もう少し考えてみました。
訳文チェック (スコア:1)
いくつかのページを見てみました.さすがに長いので全部は見切れておりません.
「2.2. セキュリティの原則」
第2段落の次の箇条書きの「機密を保持する」及び「完全な状態を保つ」は, 「可用性」とバランスが取れていない. 原文を見ると前二者はそれぞれ "Confidentiality" 及び "Integrity" で, "Confidentiality" は普通「機密性」又は「秘匿性」, "Integrity" は「完全性」などと訳すことが多い.
第3段落で,「たとえば、拒否しないことを…」の non-repudiation は, 普通は「否認防止」. その次の文の, 「これには送り手側や受け手側が送受信するメッセージを「検証」する能力が…」は,
「これは、送り手側がメッセージを送ったこと、受け手側がメッセージを受け取ったこと、 又はその両方を「証明」する (たとえ送り手側又は受け手側があとでそれを否定したくなったとしても) 能力のことです。」
(これはたとえば,注文書等を送っているにも関わらず,送り手側が「送っていない」と主張したり, 受け手側が受け取っているにも関わらず「受け取っていない」と主張することを 防止するためのもの.)
「信頼性」は,"authenticity" の訳なら違うのでは. "authentication" が「本人認証」のことだから,"authenticity" は 「正真正銘の本人であると認証されていること」という意味になり, 「信頼性」ではちょっと広すぎる.
第4段落,「何らかの脅威をともなう場合」は「既知の脅威に対する対抗手段である場合」. 「この法律では…」以降は, 「共有される個人情報を開示すること及びそれらを安全にすることを必須とし、 第三者との間で共有される個人情報の開示を要求し、 さらに、それらの機関に対して顧客がデータ共有を止めさせる機会を与えるよう指導しています。」
用語については, IPA ネットワークセキュリティ関連用語集 [ipa.go.jp]を参照.
「4.7. 日常言語(ロカール)の選択」
"localization" は「地域化」と訳すのが普通. 「ロカール」も「ロケール」の方が多いが,これは趣味の問題か. それから,「日常言語」は「自然言語」の方がいいかも.
4.7.1. 第1段落."locally-run programs" は, そのマシンで「ローカルに起動されるプログラム」で, 「特定地域向けのプログラム」ではない.
4.7.1. 第2段落.これは,HTTP リクエストの Accept-Language: ヘッダーフィールドで言語を指定できるが, ブラウザがそれを正しく設定しているとは限らないので, 結局ウェブページに「言語選択」というメニューを作って, ユーザーに選ばせることになるということ. (選んだ結果がフォーム入力になって送られてくる.)
4.7.2. 第1段落."X/Open Portability Guide, Volume 3" は "X/Open Portability Guide, Issue 3" の間違い. (これは原文の間違い.)
4.7.3. 第1段落. 「(アプリケーションは、実質 Content-Language ヘッダで 返ってくる言語設定のデータを表示しなければいけません)」は, 「(アプリケーションは,Content-Language: ヘッダーを使って, 返されるデータの実際の言語設定を示すべきである)」ということ.
「4.8. 文字のエンコード」
4.8.1. 第2段落.「共通で」は不要.「コード化文字集合」は「符号化文字集合」. 「日常の会話をほぼカバーする」ではなく「今日使用されている言語のほとんどすべてをカバーする」. "Unicode forum" ではなく "Unicode Consortium" (原文の間違い.後ではご丁寧にも Uniforum と混同している.やれやれ.)
4.8.2. 第1段落.第1文は, 「ソフトウェアの大半は、16 ビットや 32 ビットの文字を扱うように設計されておらず、 8 ビット以上が必要な多言語文字集合を作成してもいない。」. 「多言語を 1 つのフォーマットにして、 より容易に既存のプログラムやライブラリが扱えるように開発されました。」は, 「多言語を表現できる文字列を、既存のプログラムやライブラリが容易に扱えるような形式に エンコードするため開発されました。」.
箇条書き第3項目.「(それぞれ UCS-2 や UCS-4 を呼び出します)」は 「それぞれ UCS-2 及び UCS-4 と呼ばれます)」.
4.8.4. 第1段落.「正しい値の範囲(に含まれる)」は「正しい値の範囲(両端を含む)」.(つまり,「○○から××まで」という範囲指定は,「以上・以下・未満・超える」のどの意味なのかという話)
4.8.4. 第3段落.「正しい値は決め難いものです」は「正しい値の範囲を特定するのは難しい」. 「これが難しくなっている原因です」は 「チェックを正しく行うのはとても難しいので (チェックをライブラリ関数として用意した方がよい)」 ということ.
4.8.4. 第4段落.「という点が気になります」ではなく「ということを指摘しておきます」.
「8.5. 出力時に文字符号化を制御する」
引用部第1段落.「文字セット」パラメタは「charset」パラメタのこと.(以下同様)
引用部第2段落.ここで special というのは special character (特殊文字) のこと. 「どの文字専用なのか」は「どの文字が特殊文字なのか」, 「どれが特別なのでしょうか」は「どれが特殊文字なのでしょうか」. 「似たような 128 以下のバイト値に文字を割り当てている」は 「128 以下のバイト値に同じ文字を割り当てている」.
引用部第3段落.「開始・終了タグ」は「タグの開始及び終了」.
最後の段落の最後の文. 「HTTP/1.1 仕様はクライアントがそのパラメタに従うことを必須としているが, それははなはだ疑わしいので,あなたは, 正しい文字エンコーディングの使用を強制する, 唯一の方法ではなく追加の方法として,使うことになるだろう.」
Re:訳文チェック (スコア:1)
とても助かります。指摘していただいた内容を理解した上で修正します。
P.S.
もっと校正していただけると...うれしい...です。
# おずおず
Re:訳文チェック (スコア:1)
それでは遠慮なく.1.~2. です.今週三個目の訳文チェック.
[訳文と原文との間でバージョンが違うので,訳文に訳されている部分のみについてチェックした.訳文を見て引っかかった部分のみ原文に当たったのであり,細かく付き合わせて見てはいない.]
1. はじめに
第1段落.
「セキュリティの防衛線」は「セキュリティの境界線」くらいが適切.
「この文書は複数の言語,つまり…個別の手引きにもなっています.」では, 「複数の言語」というからそれらに共通する話題かと思えば, 実は「個別の」話をしているわけで,ちょっと変. 「この文書は,いくつかの言語(具体的には…)に固有な手引きも含みます.」 ではいかが.
第2段落.
「慣習的な方法」の "formal" は「慣習的」ではなく「形式的」.
「安全に関連した」で,"security" を「安全」にするか「セキュリティ」にするか訳語を統一すること.
第3段落.
「The U.S. National Secutiry Agency (NSA)」は,「米国国家安全保障局 (NSA)」.
第4段落.
「興味深いのは ISO 17799 と IEC 2000 の意見が分かれているところです。ベルギーやカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国は採択に反対しています。」 は, ISO/IEC 17799:2000 の採択時の投票に,ベルギー以下が反対投票をした(過去形)ということ.「ISO/IEC」は ISO と IEC とが共同で制定した規格を表し,「17799」は規格の番号を表し,「:2000」は規格の制定年度を表す.
「(GNU FDL ライセンスとすることで、この先誰もが利用できるようになります)」は, 「(将来の文書の派生物が誰にでも入手可能であり続けられるように, GNU FDL ライセンスにした)」ということ.
第5段落.
「コンピュータのセキュリティ一般、つまり Unix ライクなシステムやネットワーク(特に TCP/IP ベース)、C 言語について」で, 「セキュリティ一般」とそれ以降とが「つまり」ではつながらない. これは,「コンピュータのセキュリティ一般や,Unix ライクなシステムの一般セキュリティモデル,ネットワーク(特に TCP/IP ベースの),C 言語について」.
第6段落.
「この文書は Unix ライクなシステムを全て網羅しています。Linux をはじめ、さまざまな系列の Unix を含んでいます。しかし Linux に特に焦点を当て、Linux に特化した情報を提供します。」は,まず,文章を恣意的に切らないこと.それに,"and" は「しかし」じゃない. 「この文書は,Linux やさまざまな系列の Unix を含む,すべての Unix ライクなシステムをカバーしており,また,特に Linux に焦点を当て,Linux に特化した情報を提供します.」
第9段落.
「セキュリティの性質とそれを実現しているプロセスやファイルシステムその他について」は,「プロセスやファイルシステム等のセキュリティに関する属性や操作について」. 「引き続き、この文書のポイントを論じます。それは Linux と Unix システム上でアプリケーション開発をするに当たっての、設計と実装のガイドラインです。」は, 「この文書の本体である,…ガイドラインがそれに続きます.」. 「ポイント」は「要点」の意味で使われる言葉で,ここにはふさわしくない.
第10段落.
「ランダムな数」は「乱数」.
2.2.1. Unix
第3段落.
「こうして Unix は起源を seventh edition とし、多彩なバージョンが 」は,「こうして,seventh edition を起源とする多彩なバージョンの Unix が」. 前者だと,「Unix」というもの自体が「seventh edition」を起源とするように見えてしまう.
2.1.4. オープンソースとフリーソフトウェア
第1段落.
「この例としてよく出されるのは「言論の自由」であって「ただ酒」ではない」は, 英語の free には「自由」と「無料」という2つの意味があるということを説明しないと, ここは理解不能.
「ただこの言い回しでは、まだ説明が足りません。」ではなく, 「どちらの用語も完璧ではありません.」ということで,つぎに「誤用」の例を出している.「フリーソフトウェア」として,利用が無料だがソース非公開のものを指すことがあり,「オープンソース」として,ソース公開だが再利用できないものを指すことがある,と.
「時として、真意と異なる意味でこの用語が使われます。」ではなく,「言葉を使う動機に違いがある場合がある」ということ.その続きで「フリーソフトウェア」を prefer する人と use する人との違いが説明されている.prefer は,この文脈では,「オープンソース」ではなく「フリーソフトウェア」だ
Re:訳文チェック (スコア:1)
前回いただいた指摘に対する疑問点を投稿しようと思っていたところでしたが、
numa さんのチェックが一段落するまで待とうと思います。
# スレッドが見難くなって、見落としがでないように。
「もうここまで!」とおっしゃっていただくと助かります。
> numa さん
Re:訳文チェック (スコア:1)
とりあえず第1章・第2章についてはこれで済みです. それより後ろについては,もうちょっと根性が回復してからに したいと思います.
いままでコメントした部分については,これ以上の追加はないとおもっていただいてかまいません.ご意見はもちろん歓迎です.
Re:訳文チェック (スコア:1)
まず、これまでチェックしていただいた点を見直して、チェックに対する疑問点を
解消した上で、公開しているものを更新します。
「根性」が入った段階で、またお願いできれば。ただ、無理なさらないでくださいね、
くれぐれも。
# 根性って、「くうぅ、うおりゃ」、つー感じすかね(笑)
P.S.
今回タレ込んで、本当によかったと思っています。numa さんをはじめとして、
貴重なご指摘をいただけるのは、本当に(うれしい)^10です。
チェックに対する疑問点 (スコア:1)
以下ご指摘の中で疑問に思った点を書きます。
なお、疑問の部分は、私の訳した版とnumaさんがご覧になった版とでは差分は
ありませんでした。
> 1. はじめに
> 第6段落.
> 「この文書は Unix ライクなシステムを全て網羅しています。Linux をはじめ、
> さまざまな系列の Unix を含んでいます。しかし Linux に特に焦点を当て、
> Linux に特化した情報を提供します。」は,まず,文章を恣意 的に切らないこと.
> それに,"and" は「しかし」じゃない.「この文書は,Linux やさまざまな系列の
> Unix を含む,すべての Unix ライクなシステムをカバーしており,また,特に
> Linux に焦点を当て,Linux に特化した情報を提供します.
原文は、
This book covers all Unix-like systems, including Linux and the
various strains of Unix, and it particularly stresses Linux and provides
details about Linux specifically.
1 他の部分でも指摘されていますが、「恣意的に切る」という意味がわかりません。
まさか、原文でコンマが入っているところで訳文も読点で区切ってつなげる、
という意味ではないですよね。
試訳していただいた文は、日本語として句点が多過ぎて読みづらいと思います。
したがって、原文を分解して日本語として再構成した方が読みやすいと思います。
原文を分解して再構成するという行為は、翻訳を行う上で必要な技術です。
2 「and」の用法には、対照的な内容のものを結んで使うというものもあります。
例 She's a bank manager and I'm just a road-sweeper.
彼女は銀行の支店長なのに、私は一介の道路清掃人にすぎない
※オックスフォード 実例現代英語用法辞典より引用
ここの部分も、「さまざまに扱っている『が』、特にLinuxに焦点を当てて
いる」という意味ではないでしょうか。
ただ、「しかし」では、おさまりが悪いので、
「 さまざまな系列の Unix を含んでいますが、特に Linux に焦点を当て、」
とするのはいかがでしょうか。
> 2.4. オープンソースはセキュリティに効果があるのか
> その次の段落.
> 「プログラム作成の工程管理を考慮に入れていない、」は, "open source rules
> out control of the construction process, though in practice there is such
> control" だから,「オープンソースは構築プロセスにおける管理 (control) を
> 排除している (rules out) といっているが,実際はそういう管理があるのだ 」と
> いうこと.たいていのソフトウェアには「責任者」がいて,その人たちが自分の
> 評判を賭けてリリースを出しているじゃないか,と.
rule outはこの場合「排除する」では日本語として強過ぎだと思います。
rule out: to say that(something or someone)is not under considerration
as a possibility
※LDCEより引用
の方だと思います。
> その次の引用文.
> 「あるオープンシステムのオペレーティングシステムは、残り 2 つの商用
> オペレーティングシステムよりも無防備な状態に置かれませんでした。商用
> オペレーティングシステムのどちらもが、12 か月以上にも渡って既知
> の脆弱さがあるにもかかわらず、パッチがない状態となっていました。」は,
> 「あるオープンソースのオペレーティングシステムは,12ヶ月以上の期間,
> 他の2つの商用システムに比べて,既知の脆弱性が修正されないという形で
> 無防備な状態をさらすことが少なかった」ということ.書いてないことまで
> 訳さない.次の文も同様 .
原文は、
vulnerable to nonmalicious faults. Third, a survey of three operating
systems indicates that one open source operating system experienced less
exposure in the form of known but unpatched vulnerabilities over a 12-month
period than was experienced by either of two proprietary counterparts.
ですが、「書いてないこと」とは、どこの部分でしょうか。
ただし、私の訳もこなれていないので、もう少し考えてみました。
「第三に、12 か月以上に渡ってパッチが無い状態で、既知の脆弱性をさらした
2 つの商用システムよりも、残り 1 つのオープン
Re:チェックに対する疑問点 (スコア:1)
お返事が遅れました.
一般論としてはそうですが,それはけっこう難しい技術です. 実際,自分でもなかなかうまくいかないものだと思っています. また,私の見た限りでは, そうやって再構成した部分に問題が見つかることが多かったように感じます.
いいと思います.
これについては,どっちがいいのか分からなくなりました.
これは,
そういうシステムがあって,それと, そうではないオープンソースのシステムがあったと,そう解釈されていますね.
でも,それは違うと思います. もしそうなら, そういう事実が「あったか,なかったか」の二分法の議論になるはずです. しかし,原文を見ると "less exposure" とある通り, 「多かったか,少なかったか」の議論なのです.
これは,ある12ヶ月以上の期間について見たところ, 「脆弱性が見つかり,かつ,パッチがない」という状態になった日数が, 「オープンソースのシステムの方が,他の2つの proprietary なシステムよりも少なかった」という話だと解釈すべきだと思います.いかがでしょうか. (「それはおまえの勝手な解釈だろ」といわれれば,その通りなんですが.)
どうしましょうかねえ.一応, ここでは実名は出していないのですが. (いやまあ,知っている人にはばればれのようなのですが.)
Re:チェックに対する疑問点 (スコア:1)
> なかなかうまくいかないものだと思っています.また,私の見た限りでは,
> そうやって再構成した部分に問題が見つかることが多かったように感じます.
確かにそうですね。
英語で理解できてしまう人が、必ずしも日本語をうまく書くとは限らないですから。
わかりやすい日本語とは、なんて勉強してませんもんね、日本だと。
# 以前聞いた話で、某大手日の丸のコンピュータも製造しているメーカーでは、
# 原文の順序がわかる訳を求められているそうです。そんなこったから、ろくな
# ドキュメントも出せないんだろうな、と思ったり。
> だと思います.いかがでしょうか. (「それはおまえの勝手な解釈だろ」
> といわれれば,その通りなんですが.)
「勝手な解釈」なんて、とんでもない。たいへん勉強になります。
この点については、おっしゃる通りだと思えてきました。
もう少し考えて、他のご指摘とあわせて訳文本体を更新します。
> どうしましょうかねえ.一応,ここでは実名は出していないのですが.
> (いやまあ,知っている人にはばればれのようなのですが.)
numa さん次第なので、載せる、載せないはおまかせします。
名前についても、さすがに「Anonymous Coward さん」はアレなんですが、
「/.J では numa さん」でも、私はかまいません。
どうされますか?
更新しました (スコア:1)