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単に「でかい」「かたい」だけじゃなくて、戦車戦らしい描写があった気がする。あと歩兵対戦車の戦闘とか。
ハクソー・リッジは好みに合わなかったな演出が感情的過ぎるというか、、、
未見なら「戦場にかける橋」もオススメ
第二次世界大戦時の戦車戦は、止まって狙って撃つを続けるのが普通だったと思うのです。シャーマンには安定装置が装備されていたそうなのですが、あまり役に立たなかったそうです。移動しながら射撃するのは行進間射撃というのですが、動いている方は当てることは困難な一方で、止まって撃つ方は動きを予測すれば比較的命中させやすくなっちゃうので自ら不利な状況を作るのは愚かですよね。そういうことなので移動できずに撃つだけの対戦車砲という武器が有効に使われておりましたし、旋回砲塔がなく照準を合わせるのに車体ごと旋回しなければいけない駆逐戦車とか突撃砲という装甲車両が使われていました。第二次世界大戦後に行進間射撃が可能な戦車が実用化されて以降、対戦車砲や駆逐戦車は消えて行きました。
街で狙撃兵に撃たれるシーンは「プライベート・ライアン」のパクリじゃなくオマージュでしょうか。見直してみたら「ドイツ兵はどこだ」と聞いてから撃たれる所まで概ね踏襲してますね。プラーベート・ライアンは装甲車両は複数で行動していて歩兵を随伴してますし、弾薬の補充なども描かれています(ドイツ兵が機関銃の銃身を交換するシーンもあったような)。中にはまだ弾丸が残ってそうな弾倉を交換するシーンさえあります。
それとタイガーの待ち伏せていた距離が近すぎたように感じました。もっと下がって待ち伏せできたような。シャーマンが下がるにしてもまっすぐ後退でなく散開しながらでないと、タイガーが命中させやすくなりますし、1両も回り込むことができませんよね。
タイガーよりもシャーマンの方が早い上に燃費がいいし故障も少ないので、逃げるが勝ちという選択肢もあるわけで。そのタイガーもなぜか1両のみで歩兵の随伴もなし。それでもあれだけ開けた場所なら車体を旋回させれば後ろに回り込まれることもなかったので、シャーマン無双になる前のあのシーンで萎えちゃう人も多かったようです。タイガーじゃなくて地味にシャーマンでも撃破可能なIV号戦車2〜3両にしとけば良かったんじゃないでしょうか。「ザ・フューリー 烈火の戦場」という紛らわしいタイトルの映画があるそうですが、M18ヘルキャットいう自走砲とIII号戦車が戦うという、地味ではあるもののどちらが勝ってもおかしくないお話のようです。
シャーマン無双になる直前に、偽装するのに車体を燃やすなんてガソリンエンジンのシャーマンじゃやってはいけない(歩兵が火炎瓶を投げつけて戦車を撃破することも多々ありました)はずですし、シャーマン戦車よりも射程距離の長い武器を携行していない歩兵部隊が正面から来るのであれば接近戦に持ち込まず、打てる距離からバンバン撃つべきだったと思いますし、そもそもあのドイツ歩兵部隊が日中に米軍の飛行機に見つからずに行進してたって設定もおかしいんですよ。パンツァーファウストを持った兵士を接近させてしまっていたので、直撃喰らって終わってないとおかしい状況でした。
なお、「戦場にかける橋」はDVDを持っております。戦車が活躍する映画というと、「レマゲン鉄橋」というのがありますが冒頭で部隊が高速走行中に射撃するのをやらかしちゃってますね。
解説を聞くとまた見たくなりますね「レマゲン鉄橋」はアマプラにあるとすぐ見られるんだけど無いみたい
本日遠路遥々陸上自衛隊八尾駐屯地のエアーフェスタYAO 2019というイベントに行ってきたのですが、74式戦車が展示してあって乗員の方がいらっしゃいましたので行進間射撃に関して教えてもらってきました。ネットの情報通り、シャーマンよりはるかに新しい第2.5世代主力戦車である74式戦車でさえ演習での行進間射撃は行わず、有事の際に行ったところで多分当たらないとのことでした。ウィキペディアには90式戦車で等速での前進中など比較的単純な走行間にはなんとか [wikipedia.org]というようなことが書かれていますので、迫力を出したいからとシャーマンやタイガーに行進間射撃をさせるのは史実からかけ離れていると言われても仕方がないようです。
砲塔上の機関銃は「フューリー」のシャーマンほどは飛び出していませんが、戦車から体を出す必要があるので撃つのは命がけになるようです。「フューリー」の批判的レビューに、あんだけ体出してて弾を当てられないってどんだけドイツ兵馬鹿にしてんのってのがいくつかありましたが妥当な批判なんでしょう。そういうことなので最近の戦車は内部からリモコンで機関銃を操作できるのが増えているようです。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
フューリーは戦車の描写はよかった (スコア:1)
単に「でかい」「かたい」だけじゃなくて、
戦車戦らしい描写があった気がする。あと歩兵対戦車の戦闘とか。
ハクソー・リッジは好みに合わなかったな
演出が感情的過ぎるというか、、、
未見なら「戦場にかける橋」もオススメ
Re:フューリーは戦車の描写はよかった (スコア:1)
第二次世界大戦時の戦車戦は、止まって狙って撃つを続けるのが普通だったと思うのです。シャーマンには安定装置が装備されていたそうなのですが、あまり役に立たなかったそうです。移動しながら射撃するのは行進間射撃というのですが、動いている方は当てることは困難な一方で、止まって撃つ方は動きを予測すれば比較的命中させやすくなっちゃうので自ら不利な状況を作るのは愚かですよね。そういうことなので移動できずに撃つだけの対戦車砲という武器が有効に使われておりましたし、旋回砲塔がなく照準を合わせるのに車体ごと旋回しなければいけない駆逐戦車とか突撃砲という装甲車両が使われていました。第二次世界大戦後に行進間射撃が可能な戦車が実用化されて以降、対戦車砲や駆逐戦車は消えて行きました。
街で狙撃兵に撃たれるシーンは「プライベート・ライアン」のパクリじゃなくオマージュでしょうか。見直してみたら「ドイツ兵はどこだ」と聞いてから撃たれる所まで概ね踏襲してますね。プラーベート・ライアンは装甲車両は複数で行動していて歩兵を随伴してますし、弾薬の補充なども描かれています(ドイツ兵が機関銃の銃身を交換するシーンもあったような)。中にはまだ弾丸が残ってそうな弾倉を交換するシーンさえあります。
それとタイガーの待ち伏せていた距離が近すぎたように感じました。もっと下がって待ち伏せできたような。シャーマンが下がるにしてもまっすぐ後退でなく散開しながらでないと、タイガーが命中させやすくなりますし、1両も回り込むことができませんよね。
タイガーよりもシャーマンの方が早い上に燃費がいいし故障も少ないので、逃げるが勝ちという選択肢もあるわけで。そのタイガーもなぜか1両のみで歩兵の随伴もなし。それでもあれだけ開けた場所なら車体を旋回させれば後ろに回り込まれることもなかったので、シャーマン無双になる前のあのシーンで萎えちゃう人も多かったようです。タイガーじゃなくて地味にシャーマンでも撃破可能なIV号戦車2〜3両にしとけば良かったんじゃないでしょうか。「ザ・フューリー 烈火の戦場」という紛らわしいタイトルの映画があるそうですが、M18ヘルキャットいう自走砲とIII号戦車が戦うという、地味ではあるもののどちらが勝ってもおかしくないお話のようです。
シャーマン無双になる直前に、偽装するのに車体を燃やすなんてガソリンエンジンのシャーマンじゃやってはいけない(歩兵が火炎瓶を投げつけて戦車を撃破することも多々ありました)はずですし、シャーマン戦車よりも射程距離の長い武器を携行していない歩兵部隊が正面から来るのであれば接近戦に持ち込まず、打てる距離からバンバン撃つべきだったと思いますし、そもそもあのドイツ歩兵部隊が日中に米軍の飛行機に見つからずに行進してたって設定もおかしいんですよ。パンツァーファウストを持った兵士を接近させてしまっていたので、直撃喰らって終わってないとおかしい状況でした。
なお、「戦場にかける橋」はDVDを持っております。戦車が活躍する映画というと、「レマゲン鉄橋」というのがありますが冒頭で部隊が高速走行中に射撃するのをやらかしちゃってますね。
Re:フューリーは戦車の描写はよかった (スコア:1)
解説を聞くとまた見たくなりますね
「レマゲン鉄橋」はアマプラにあるとすぐ見られるんだけど無いみたい
Re:フューリーは戦車の描写はよかった (スコア:1)
本日遠路遥々陸上自衛隊八尾駐屯地のエアーフェスタYAO 2019というイベントに行ってきたのですが、74式戦車が展示してあって乗員の方がいらっしゃいましたので行進間射撃に関して教えてもらってきました。ネットの情報通り、シャーマンよりはるかに新しい第2.5世代主力戦車である74式戦車でさえ演習での行進間射撃は行わず、有事の際に行ったところで多分当たらないとのことでした。ウィキペディアには90式戦車で等速での前進中など比較的単純な走行間にはなんとか [wikipedia.org]というようなことが書かれていますので、迫力を出したいからとシャーマンやタイガーに行進間射撃をさせるのは史実からかけ離れていると言われても仕方がないようです。
砲塔上の機関銃は「フューリー」のシャーマンほどは飛び出していませんが、戦車から体を出す必要があるので撃つのは命がけになるようです。「フューリー」の批判的レビューに、あんだけ体出してて弾を当てられないってどんだけドイツ兵馬鹿にしてんのってのがいくつかありましたが妥当な批判なんでしょう。そういうことなので最近の戦車は内部からリモコンで機関銃を操作できるのが増えているようです。