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ソースを見ろ -- ある4桁UID
取り締まる側が (スコア:1)
技術以外のもろもろの問題で.
Re:取り締まる側が (スコア:1)
Re:取り締まる側が (スコア:1)
勝手に被害を与えてくれるかなあと思ったんですけど.
よく考えるとコカしか喰わないムシはコカ畑に撒かないと死んじゃいますね.
ウイルスはどうなんだろう?
いろんな生物に運んでもらってコカだけに被害,とか
Re:取り締まる側が (スコア:3, 参考になる)
Re:取り締まる側が (スコア:1)
ならナパーム弾でも枯葉剤でもお好み次第,ってことですね.
さて,コカが高山病の薬とか知りませんでした.
勉強になります.
先住民の人達が葉っぱを噛んでたりお茶を飲んでいるのは
テレビで見たことがあったのですが,嗜好品程度だろうと思ってました.
Re:取り締まる側が (スコア:2, 参考になる)
ボリビアでは、破綻した国家財政の建て直しの必要性から、白人政権が米国に接近しています。米国は援助と引き換えに、麻薬撲滅の観点からボリビアの少数民族の栽培するコカの栽培の禁止要請しており、ボリビア政府もバナナなど合法的な商品作物への転換を推奨していますが、あまりうまくいっていません。バナナは国際市況の低迷により、価格が下落しておりコカ栽培と比べて収入が激減してしまうからです
同じ事態がアフガニスタンでも発生していて、従来軍閥が割拠していたアフガニスタンが、和平の到来により麻薬売買も「自由市場化」してしまって逆に麻薬栽培が活発化してしまったという笑えない状況があります
ちょっと順番が逆になりましたが、IRシステムなどで麻薬栽培地は簡単に発見できます。80年代後半から、米国は麻薬との戦いを戦争と位置づけ、国内ではDEAやATF、税関などの捜査部門を増強する一方で、コロンビアなど麻薬生産拠点となっている国々に軍事援助や最新型の兵器を大量に供与し、さらにはNROやCIAの保有する軍事衛星や侵攻偵察機が収集した衛星写真やIR写真を提供して、麻薬組織の壊滅を促しました
しかし、実際にはコロンビアの麻薬組織は、反政府ゲリラを労働力や政府軍に対抗する勢力として利用する一方で、政府に対しては賄賂をばら撒き、必ずしも米国の思い通りに麻薬組織は壊滅しませんでした。水際での阻止も、税関に早期警戒機(P-3Cを改造したものですが)を装備させるなどできる限りのことはやったと思うのですが、経由地を複雑にしたり(水上・陸上・空中の組み合わせ)、手口の高度化(国境沿いにトンネルを掘ったり、潜水艇を使用しての輸出。花卉の梱包に使う発泡スチロールに麻薬を添加するなど)により阻止には成功していないと言えます
実際、中小組織が麻薬作戦の影響で壊滅する一方で、特に上流部門での組織の寡占化が進み、生産性が向上しているという問題もあります。さらにテロ資金源の壊滅が世界的な課題になってますが、国際的に展開する合法的企業が、悪意的に麻薬組織やテロ組織とビジネスを行う例が後を絶たず、例えば日本でも闇金事件や不良債権隠しで悪名をはせたクレディ・スイスなど、当局の捜査に非協力的な態度を取り続ける企業すらあります。こういった麻薬産業の経済的合理性の追求によって、近年では高品質で安価なヘロインが先進国で流通するようになり、若年層が手軽かつファッショナブルに麻薬に手を出しやすくなっているという状況もあったりします