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えーと,権利者へ私的録音補償金の分配を行っているのは JASRAC だけじゃなくて,芸団協とレコ協も行っているようですが。別に JASRAC を庇うわけじゃありませんが,JASRAC だけ悪者にするのはどうかと。 # ほかにも「悪者」はいるかも知れませんよ,という意味でね。
そのあたりはこの記事 [itmedia.co.jp]が面白いですね。私が興味深いと思ったポイントを挙げると,
となります。「共通目的事業」というのは,「著作権および著作隣接権の保護に関する事業、および著作物の創作の振興と普及のため」に行われるそうですが,それって私的録音補償金から出すべきものなのか,と思いますね。
また,この記事 [mycom.co.jp]によれば,日本芸能実演家団体協議会理事である椎名和夫氏は
昨年実績で、7,543人の実演家に対し、1人平均55,693円が分配されており、「アーティストの1人として(分配の)実感はある」
と述べているそうです。この数字が芸団協が配分した分だけなのか,3団体全ての数字なのか分かりませんが,7543人という人数は多いのか少ないのか,どちらなんでしょうかね。平均で約5万6千円という額もどう考えたらよいのか。 # こういうのは分布を見せるか,せめて最頻値や分散くらいは見せてほしい あと,そりゃ「日本芸能実演家団体協議会理事」様には確実に分配されているでしょうけど,「(人気云々じゃなく政治力がないという意味での) 小物」にどの程度分配されているのでしょうか,とも思ったり。
少なくとも「私的録音補償金」の名を変えていただかないと、正当性はなさそうですね。
また,この記事 [mycom.co.jp]によれば,日本芸能実演家団体協議会理事である椎名和夫氏は 昨年実績で、7,543人の実演家に対し、1人平均55,693円が分配されており、「アーティストの1人として(分配の)実感はある」 と述べているそうです。この数字が芸団協が配分した分だけなのか,3団体全ての数字なのか分かりませんが,7543人という人数は多いのか少ないのか,どちらなんでしょうかね。平均で約5万6千円という額もどう考えたらよいのか。
平均値だけだと、真の分配状況はわかりませんよね。もし本当に5万円程度をみんなでもらってるとしたら、コピーの普及のせいで食いつめてる音楽家がこれのおかげで生活できるようになる見込みはありませんから、「補償」の意義はきわめて薄いといえます。また、仮にこれで生計立ててる人がいたら、もう少しその内訳を詳細に公表していただかないと、消費者に負担を強いる制度としては問題ありでしょう。
いずれの記事も、与えられた名にふさわしい意義が見出せないことを示していると思います。やはり維持するに値しない制度なのではないでしょうか。それと、後者の記事で、興味深いコメントが。
権利者側は、私的録音・録画補償金制度が、国際条約のベルヌ条約でも定められた著作権者保護の取り組みで重要な位置づけにあるものとしており、制度の形骸化は「国際条約に抵触する可能性がある」(日本レコード協会・生野秀年専務理事)。
とりあえず、ベルヌ条約の原文 [cornell.edu]とその和訳。 [cric.or.jp]
おそらく13条がキーだと思うんですが、英語力が足りないのでよく判りません。
# 法律の条文の日本語はもっと判らん。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
せっかくのDRMなんだから (スコア:0)
現時点でのJASRACが正当な方法で分配しているのでしょうか?
Re:せっかくのDRMなんだから (スコア:2, 参考になる)
えーと,権利者へ私的録音補償金の分配を行っているのは JASRAC だけじゃなくて,芸団協とレコ協も行っているようですが。別に JASRAC を庇うわけじゃありませんが,JASRAC だけ悪者にするのはどうかと。
# ほかにも「悪者」はいるかも知れませんよ,という意味でね。
そのあたりはこの記事 [itmedia.co.jp]が面白いですね。私が興味深いと思ったポイントを挙げると,
となります。「共通目的事業」というのは,「著作権および著作隣接権の保護に関する事業、および著作物の創作の振興と普及のため」に行われるそうですが,それって私的録音補償金から出すべきものなのか,と思いますね。
また,この記事 [mycom.co.jp]によれば,日本芸能実演家団体協議会理事である椎名和夫氏は
と述べているそうです。この数字が芸団協が配分した分だけなのか,3団体全ての数字なのか分かりませんが,7543人という人数は多いのか少ないのか,どちらなんでしょうかね。平均で約5万6千円という額もどう考えたらよいのか。
# こういうのは分布を見せるか,せめて最頻値や分散くらいは見せてほしい
あと,そりゃ「日本芸能実演家団体協議会理事」様には確実に分配されているでしょうけど,「(人気云々じゃなく政治力がないという意味での) 小物」にどの程度分配されているのでしょうか,とも思ったり。
分配の正当性に疑問 (スコア:1)
少なくとも「私的録音補償金」の名を変えていただかないと、正当性はなさそうですね。
平均値だけだと、真の分配状況はわかりませんよね。もし本当に5万円程度をみんなでもらってるとしたら、コピーの普及のせいで食いつめてる音楽家がこれのおかげで生活できるようになる見込みはありませんから、「補償」の意義はきわめて薄いといえます。また、仮にこれで生計立ててる人がいたら、もう少しその内訳を詳細に公表していただかないと、消費者に負担を強いる制度としては問題ありでしょう。
いずれの記事も、与えられた名にふさわしい意義が見出せないことを示していると思います。やはり維持するに値しない制度なのではないでしょうか。それと、後者の記事で、興味深いコメントが。
ドメスティックな団体の構成員しか利益を享受できない現制度の方が、むしろ条約に反していると思いますけどね。Re:分配の正当性に疑問 (スコア:2)
ちなみに、ベルヌ条約のなんて条文が根拠なのか知っているひといませんか?
ちょっとぐぐったぐらいじゃみつからなかった。
#質問なので+1してみる
Re:分配の正当性に疑問 (スコア:1)
とりあえず、ベルヌ条約の原文 [cornell.edu]とその和訳。 [cric.or.jp]
おそらく13条がキーだと思うんですが、英語力が足りないのでよく判りません。
# 法律の条文の日本語はもっと判らん。
Re:分配の正当性に疑問 (スコア:1)
英語力が足りないので日本語の方を熟読してみましたが、少なくとも13条に関しては、即、私的複製の制限につながる私的録音補償金に関連する話題はないようでした。
うーん、やっぱり根拠レス (というか、素人はどうせ条文など読まないだろうとなめられてる?) だと思うなぁ > ベルヌ条約云々
Re:分配の正当性に疑問 (スコア:0)
変化を厭うなら (スコア:0)
より直接的に対価が得られる仕組みが可能だと思うのですが。
DRMさえしっかりしていれば、コンピューターによって自動で
販売とアーティスト&音楽会社への支払いができるでしょう?
間接徴収よりベストな仕組みじゃないんですかね。
なぜJASRACや業界は嫌がるんですかね
Re:変化を厭うなら (スコア:1)
> より直接的に対価が得られる仕組みが可能だと思うのですが。
> DRMさえしっかりしていれば、コンピューターによって自動で
> 販売とアーティスト&音楽会社への支払いができるでしょう?
> 間接徴収よりベストな仕組みじゃないんですかね。
>
> なぜJASRACや業界は嫌がるんですかね?
どんぶり勘定できなくなるからでは?
存在意義がなくなるからでしょう。 (スコア:1)
よしすけ
Re:変化を厭うなら (スコア:0)
アーティストをコントロール出来なくなるから。ってのは一般論過ぎます?
Re:変化を厭うなら (スコア:0)
別に勝手にだって出来るって言えば出来る。
でも会社におんぶにだっこの方が楽でしょ?
結局、自分で手間隙金を使うのであれば今のままの方が楽だって判断が多くても不思議ではないです。
Re:せっかくのDRMなんだから (スコア:0)