アカウント名:
パスワード:
あまり知られてないのかも知れませんが、Cライブラリ関数やシステムコールなどを定義するPOSIX標準(ISO/IEC 9945-1:1990、通称POSIX.1)とは別に、コマンド群に対するPOSIX標準(IEEE Std 1003.2、通称POSIX.2)もあります。WindowsNTなどはPOSIX.1に準拠しているだけです。それをPOSIX準拠というのは誇張です。
Unixではコマンドを新たに書き起こさず、各種コマンドを組み合わせて使うの
この意見自体には異論はありません (INTERIX が標準装備になってくれれば嬉しい人が何人いることか。とは言え、確か locale 周りがダメだったように記憶していますが)。
でも OpenVMS にしても (最近の OpenVMS 7.x は知りませんが) POSIX shell 等々って標準で添付されてましたっけ? IBM の資料 [ibm.com]によれば、MVS では POSIX.[12] 共に準拠している気配が窺えますが (これまた最近の MVS を使った事がないので詳細不詳。確か最後に MVS に触ったのは某糖蜜銀行の一次統合の時...)。
# まあ、OpenVMS に sh があったところで # DCL ろべな方々が気に入るとは余り思えないんだけど...
厳密に言えば,POSIX と UNIX とは違います.
UNIX は,The Open Group [opengroup.org] の UNIX ライセンスの条件を満足し, ライセンス料を払って登録した場合にブランドとして使用できる名前です. (ちなみに,最新の仕様は UNIX 98 [opengroup.org] です.) 昔,DEC が Tru64 UNIX の前身の OS (DEC OSF/1 だったか) を Digital UNIX という名前に変えたのも,このライセンスを取ったことによるものです. OpenVMS も DEC 時代にライセンスを取ったことがあるような 記憶がありますが,確認できません.(UNIX ではなくて別のブランドだったかもしれません.)
なお,UNIX ブランドの取得条件に「標準添付であること」という 条件はなかったので,別売り製品との組み合わせでもいいはずです.(でないとコンパイラが別売りの Solaris がライセンスを取れない.)
もっとも,ただ UNIX というと, あまり厳密でない意味で使われることの方が多いようですが.
どうせ全Unix共通向けに単一のバイナリパッケージが作れるわけでもないし、このブランドによって保証されているものが今一つ見えにくい気がするのです。
UNIX ブランドは,それ以前の X/Open ブランド同様, ソースレベルでの互換性しか考えていないので, それだけではあまり嬉しくないのでしょう. The Open Group もそれを感じたのか, 最近は CORBA や WAP や LDAP など, 相互運用性の検証の方に力を入れているようですし.
ところで, TOG は LSB Certification Pilot [linuxbase.org] にも関係しているようですが, こちらならバイナリレベルの互換性も考えているようですね.
#Serverのカテゴリに限れば、大規模環境での信頼性とかスケーラビリティとか、 #現状のLinuxや*BSDでは提供できないものもあるんだろうと思いますけど。
でも UNIX ブランドで言う Server というのは, GUI がついていないだけですが:-)
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
最初のバージョンは常に打ち捨てられる。
本当のPOSIX準拠とは (スコア:2, 参考になる)
あまり知られてないのかも知れませんが、Cライブラリ関数やシステムコールなどを定義するPOSIX標準(ISO/IEC 9945-1:1990、通称POSIX.1)とは別に、コマンド群に対するPOSIX標準(IEEE Std 1003.2、通称POSIX.2)もあります。WindowsNTなどはPOSIX.1に準拠しているだけです。それをPOSIX準拠というのは誇張です。
Unixではコマンドを新たに書き起こさず、各種コマンドを組み合わせて使うの
Re:本当のPOSIX準拠とは (スコア:2, 参考になる)
この意見自体には異論はありません (INTERIX が標準装備になってくれれば嬉しい人が何人いることか。とは言え、確か locale 周りがダメだったように記憶していますが)。
でも OpenVMS にしても (最近の OpenVMS 7.x は知りませんが) POSIX shell 等々って標準で添付されてましたっけ? IBM の資料 [ibm.com]によれば、MVS では POSIX.[12] 共に準拠している気配が窺えますが (これまた最近の MVS を使った事がないので詳細不詳。確か最後に MVS に触ったのは某糖蜜銀行の一次統合の時...)。
# まあ、OpenVMS に sh があったところで
# DCL ろべな方々が気に入るとは余り思えないんだけど...
Re:本当のPOSIX準拠とは (スコア:1)
厳密に言えば,POSIX と UNIX とは違います.
UNIX は,The Open Group [opengroup.org] の UNIX ライセンスの条件を満足し, ライセンス料を払って登録した場合にブランドとして使用できる名前です. (ちなみに,最新の仕様は UNIX 98 [opengroup.org] です.) 昔,DEC が Tru64 UNIX の前身の OS (DEC OSF/1 だったか) を Digital UNIX という名前に変えたのも,このライセンスを取ったことによるものです. OpenVMS も DEC 時代にライセンスを取ったことがあるような 記憶がありますが,確認できません.(UNIX ではなくて別のブランドだったかもしれません.)
なお,UNIX ブランドの取得条件に「標準添付であること」という 条件はなかったので,別売り製品との組み合わせでもいいはずです.(でないとコンパイラが別売りの Solaris がライセンスを取れない.)
もっとも,ただ UNIX というと, あまり厳密でない意味で使われることの方が多いようですが.
Re:本当のPOSIX準拠とは (スコア:1)
現状では、Unix98/Unix98 workstation/Unix98 serverの3つのカテゴリすべてで適合しているのはIBMとBullだけ。 そのうちいくつかに適合しているのを入れても、SunとCompaqしか名前がふえません。
#Unix95だと、富士通とかHPとかも入っているのですが、、、
どうせ全Unix共通向けに単一のバイナリパッケージが作れるわけでもないし、このブランドによって保証されているものが今一つ見えにくい気がするのです。
#Serverのカテゴリに限れば、大規模環境での信頼性とかスケーラビリティとか、
#現状のLinuxや*BSDでは提供できないものもあるんだろうと思いますけど。
Re:本当のPOSIX準拠とは (スコア:1)
UNIX ブランドは,それ以前の X/Open ブランド同様, ソースレベルでの互換性しか考えていないので, それだけではあまり嬉しくないのでしょう. The Open Group もそれを感じたのか, 最近は CORBA や WAP や LDAP など, 相互運用性の検証の方に力を入れているようですし.
ところで, TOG は LSB Certification Pilot [linuxbase.org] にも関係しているようですが, こちらならバイナリレベルの互換性も考えているようですね.
でも UNIX ブランドで言う Server というのは, GUI がついていないだけですが:-)
Re:本当のPOSIX準拠とは (スコア:1)
>それだけではあまり嬉しくないのでしょう.
うーん。ソース互換っつてもCで書いたプログラムだと動くことも多いという程度ですよね?
でも、スクリプトレベルで考えると違いが大きくありませんか? 例えば、HP_UXとSolarisなんて同じ名前のコマンドがある程度の 類似度のような気が、、、。
>でも UNIX ブランドで言う Server というのは, GUI がついていないだけですが:-)
やっぱそうでしたか。でも、その簡単なはずのServerの適合リストにSunの名前がないのが不思議っす。
もしかして、IBMには一子相伝で伝えられるサーバ秘技でもあるのかと一瞬考えたのですが。