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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
先行技術調査スキルの補填 (スコア:5, 興味深い)
外部の専門家だからといって、先行技術調査スキルがある保障はないのですから、例えば、システム的に、
・出願以前の公知資料の提示
・出願時点の技術水準での議論
しているコメントなどのスコアをあげるなどして、スキル不足を補填したり、議論の方向性が先行技術調査から外れないようにする仕組みが必要なように思います。
「出願時点の技術水準」で思い出したのですが、10年以上前、当時の上司に聞いた話です。
特許制度を立ち上げたばかりの東南アジアの某国に特許を出願して、面接審査を申し込んだところ、審査官をしてたのたのは、その国の大学教授。
で、その時のやり取り。
審査官「数年前ならいざ知らず、今時、こんなことは当たり前だよ」
出願人「だから、その数年前の出願です!」
制度を立ち上げたばかりなので審査官がいない。
そこで、大学教授などの外部の専門家に相当する人々に審査官役を依頼したらしいのですが、特許法に関する予備知識も何もないまま、審査官をしていたため、こんなことになったらしいです(このときは、「特許とはなんぞや」という説明からしたそうです)。
実際、笑えない話で、技術屋さんが「こんな特許、当たり前」と言った時は、大抵、「今」を基準にしています。
Re:先行技術調査スキルの補填 (スコア:3, 興味深い)
>出願人「だから、その数年前の出願です!」
でも、その手のやり取りは本職がやってても出てきますよ。もっとも本職の場合は、先行文献を提示した上で“この特許とどう違うの?”とやってきます(似てるけど内容が違う場合が多い)。何故当たり前なのかをちゃんと資料つきで反論するってのは、別に審査官とかそういうの関係なしに一般常識だと思うんですけども。
↑の場合は、その特許の進歩性をはっきり出願者に言わせるためにわざとやってるんじゃないかという気もしますが。
>実際、笑えない話で、技術屋さんが「こんな特許、当たり前」と言った時は、大抵、「今」を基準にしています。
技術屋さんでも、特許調査業務をやってると出願日は常にチェックするようになるので、技術の時系列の推移は大体頭に入ってくるんですけどね。
Re:先行技術調査スキルの補填 (スコア:3, 興味深い)
そんなことが必要ない世界になって欲しいものです。
Re:先行技術調査スキルの補填 (スコア:1, すばらしい洞察)
技術屋さんに限らずとも、もめる場合は、たいてい「今」を基準にしています。
# そんなの前からあったよ~