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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。
搭載電子機器 (スコア:2, 興味深い)
これが大切で、実はP-8(米軍他)とP-X(日本)と、詰める餡は「ほぼ」一緒で、片方は「最中」片方は「どらやき」という感じ。
ドンガラの仕様がちがっても、基盤が一緒というと、自作パソコンに似ているか?
Re:搭載電子機器 (スコア:1)
基本的には、将来に於いても米海軍と、収集した情報や指揮系統の面で共同行動を十分に取るために自前の情報処理システムが米軍のシステム、特にDDXやらP-8やらが中心になった部隊とXP-1を軸とした海自側のシステムとの情報リンクの面でのマッチングをさせるための研究。って事でしょう。
但し、米国のP-8の開発自体がコンセプト的に無理があったのが祟ってか、スケジュールも予算も破綻しまくっている様なので、今後どうなるか
Re:搭載電子機器 (スコア:1, 興味深い)
># 皮肉なことにF-35計画も似た状況になりはじめている…アメリカの工業全般の産業基盤の足腰の
># 衰え方やその速度が尋常ではない方に関心を持ちますけど。
おいおい、アメリカの産業基盤の足腰が衰えてるって…
アメリカがどれだけ大規模に、広範囲に渡りリソース費やしていると思っているの。
今回のP-Xなんて川重が前回のP-X以来暖め育て続けたアイディアを
日本の航空産業界(産学含め)全リソース費やした集大成ですよ。
失敗したプロジェクトなんぞ掃いて捨てるほど存在しながらも大量なリソース費やしてきて今のアメリカ航空産業界があります。
日本はF-35レベルをチャレンジすらできない程、差を付けられてしまっているのが現状です。アメリカ舐めすぎ。
Re:搭載電子機器 (スコア:1)
>日本はF-35レベルをチャレンジすらできない程、差を付けられてしまっているのが現状です。アメリカ舐めすぎ。
90年代半ばまでのアメリカと今のアメリカは自国内の工業の基礎体力自体が違いすぎる。
確かに頭脳部分のコアは残ったけど、他の部分が殆どコスト的な理由から海外に依存している。
アメリカの場合、今配備されている新鋭兵器が計画・開発開始された80年代から経済政策の変化で、あれだけ広い範囲をくまなくカバーしていた産業基盤の殆どが、安い労働力を求めて外国に移ってしまっているあたりが最大の問題だと思うんですよ。
P-8のようなシステムとしてとらえると野心的だけどリスクの高い計画は確かに「アメリカらしい」けど、最盛期のアメリカならば、ここまでややこしいことになる前に計画自体を放棄して新しい機体やシステムの開発に動いていたと思いますが。
他の陸海の兵器に関しても似たような感じで迷走している計画はかなりある訳で(後継戦車計画の迷走は需要が変わったというのもあるんですけど、もともと戦車から自走砲から歩兵戦闘車まで同じベースから開発しようって事自体、強引ではある)、そのあたりに共通しているのは、
現状の手持ちの自国内でのリソースでは出来ない高望みをずるずると引きずり続けてやっている
って一点のように思いますが。
# と言うか、今のアメリカの場合、最大の敵はテロリストや中露ではなくて官民揃っての経済破綻と、それを招いた
# 国内の空洞化では
# …こういう経済問題に軍隊がどう言う兵器でどう戦うんでしょうかね:-p
F-35にしても開発自体は80年代末期から始まっていて、実際今頃は実戦配備する予定でX-ナンバーの時の競作までは行ったけど、その後不具合やら何やら出まくって空軍型は引き渡し可能になりそうだけどF-16の後継と言うには単価が半端ではなくなったし、他の2タイプは今の設計だと実戦で使うにはな能力不足になりそうなのが見えてきて機体を再設計するかどうかまで話が行ってしまっている訳で。
出資した諸外国とどうするのか揉め始めているんですが。
まぁ、経済政策云々について言うならば、日本もアメリカと同じ道を歩んでいて、それらの煽りで工業基盤やそれらに支えられている研究開発部門自体の厚みがかなり薄っぺらくなったというか脆弱になっている訳で、XP-1,C-X,ATD-X…その次に目論んでいるっぽい純国産戦闘機と言う軍用機開発のロードマップが達成できるか安心は出来ないですけど。
逆にいえば、XP-1の開発・量産計画が日本の航空工業が温めつづけてきた物を基に総力を出した結果ならば、この計画が頓挫するかそこそこ量産ラインが回って、運用上の不具合出しと対策が順調に出来る段階を乗りきれるか自体が日本の現状から近未来にかけての工業の基礎体力をモロに反映する訳で…外交的な判断による横槍を棚上げするならば、コケるかコケないかは今かなり弱ってきている基礎工業力や経済力の足腰の部分がどれだけ取り戻せるかにかかってるんじゃないかとは思いますよ。
じゃぁ、
量産打ち切りになったF-2はどうなのよ?!とか言われそうですけど、あの場合には外交的な横槍が入りまくって、日本側独自開発の技術をパテント無視で勝手にアメリカ側が基本的に無料で使えたり(当然、その技術はアメリカの特定企業に還流されて開発した日本側と価格面でのライバル商品になる)、
一機ごとにアメリカが分担して作った分や開発経費と称して単価の半分位アメリカに払うような「縛り」の中で出来た戦闘機ですから、今回の場合とは違っていくら出来が良くてもアメリカとの取り決めが生きている間は、けして支払うお金に見合った見返りが得られない訳で
…ならば、生産を打ちきって(表ではどう動くかとか表の名目どうするかとかはあれどもその部分とは違うあたりで)もっと現実的な選択肢を探しつつ純国産戦闘機開発への技術を熟成させたり他の機種の開発・生産にリソースを廻そう。と言う決断を行う事自体的確だったと思います。
ところで (スコア:1)
と仰って1ヶ月ちょっとしか経ってませんが、どうなさったんでしょうか。artaneさん。
http://d.hatena.ne.jp/artane/20070831 [hatena.ne.jp]