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あまりにもツッコミどころが多すぎて困る(法案としての合目的性、違憲性、予想される弊害、成立の可能性 、これを報じるメディアの姿勢等)のだが、さてどうしたものか。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
一般の人はどう思うのか? (スコア:0)
いや、どこから突っ込んでいいものやら困惑するのも解るんですが、ここまで非道いと冷笑してるだけじゃ駄目なんじゃないかと思って。
Re:一般の人はどう思うのか? (スコア:3, 参考になる)
守るのは超大変 :
- mixiのようなサイトを提供している事業者が全員分の投稿をチェックするのは事実上不可能
- (PGPなりなんなりの方法で)暗号化されたらそもそもチェックできない
- どこからどこまでを『Webサイト』として定義するのかが難しい
- そもそも何が有害情報なのかを定義するのが難しい
回避は超簡単 :
- 海外のホスティングサービスを使うなり何なりの方法を使って、身元を隠しつつ情報を公開するのは比較的簡単
- web掲示板の代わりにメーリングリストを使うなどメディアを変更する方向性
例えば、「今後インターネットはイケメン専用です」みたいな法律を作ったとして、
市民のほとんどはイケメンだと判断する人ってのはまぁ居るかも知れませんが、法律として明文化するのは
多分無理ですよね。
同じように、「今後インターネットは善良な情報専用です」みたいな法律をつくるのも難しい。
。。というのを通常の人間に説明するのは意外と難しい。
Re:一般の人はどう思うのか? (スコア:3, 参考になる)
まず、ネット上に有害and/or違法な情報が流通しており、それによって被害を受ける人が存在するということを否定する人はほとんどないでしょう。これは前提としてよいと思います。それから、有害情報を誰がどう定義するんだという問題がありますが、ひとまず「誰が見ても明らかに有害and/or違法な情報」(以下「有害情報」)があるものとして話を進めます。
(1) 有害情報が発信者から被害者となりうる子供(以下「子供」)に到達するまでに
A. 有害情報の発信者
B. Aが利用する接続サービスのプロバイダ
C. 有害情報が掲載されうるサイトの開設者
D. Cが利用するホスティングサービスのプロバイダ
E. 子供が利用する接続サービスのプロバイダ
F. 子供本人
G. Eと契約を結ぶ親権者等の大人
の7者が存在することを理解する必要がある。(が、この法案を検討している民主党の議員とスタッフはここらへんの整理が不十分な気がします。・・・というか、ここからして一般の人にどう説明すればいいんだ?って感じ)
(2) 真に規制されるべきはネットの匿名性の陰に隠れているAであり、現行の法制度の下でもA~Dに国内法が及ぶ限りAを捕捉して有害情報の発信を止めさせることは可能(な筈だが実務上は?)であり、新たな立法は不要。
(3) (2)と逆に、例えばDが国内法の及ばない地域にあれば新たな規制を設けても目的を果たすことは事実上不可能。(民主党の法案(とされるもの)は国内のC及びDを規制の対象とするものと思われるが、「プロバイダ」がBDEのどれを指すのかを押さえてない日経の記者は勉強不足)
(4) 国内のサイト開設者及びホスティングサービスプロバイダは管理下のサイトに掲載された情報が有害か否かを判断するという負荷を負わされる。この負荷を避けるため疑わしい情報を一律に削除または制限すれば、利用者の権利を侵害したとしてその責任を問われるというリスクを負う。国内の事業者に一方的に不利な規制であり、ビジネスチャンスと国富の国外流出を招く。
(5) Eを規制することは、電気通信事業法及び憲法が掲げる「検閲の禁止」に反する。(Gの意思の下で行うフィルタリング以上のことをすべきでない)
#あああ、全然わかりやすくない
Re:一般の人はどう思うのか? (スコア:3, 参考になる)
「ネットの自由」が危ない!霞が関に続いて自民党も規制に名乗り [diamond.jp]という記事にゆき当たりました。自民党も同様の(実効性が疑わしい割に弊害が大きそうな)規制を検討しているようですね。てことは趨勢ですかこりゃ。
#ニーメラー牧師の言葉とかエリッヒフロムの著書とかいろんなものが頭の中をぐるぐるしてきました
Re: (スコア:0)
違法な情報の定義はわかりますが、有害な情報って何でしょうか?
ウイルスとかワームとかは違法ですし、
違法でなくて有害な情報とは?
まずそれがわからない。
Re: (スコア:0)
>2. 違法かどうか明確でなくとも、有害な恐れがある場合には児童が閲覧できなくなる措置を義務付け
>3. 罰則を設けることを視野にいれる
3の罰則というのは1,2を守らないプロバイダに対して、当局が罰則を与えるわけですよね。
するとあるサイトに対してプロバイダは違法でないと判断したにもかかわらず、当局は違法だと判断すると、プロバイダは罰則を与えられてしまうわけです。これって言論の自由にかかわる非常に怖いことですよ。
あるサイトが違法かどうかという判断を当局がプロバイダに押し付けることができるわけですから。
反体制的なサイトの規制につながりかねません。