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はやぶさの話題も幾度目かなので視点を変えて、どうして日本人はこんなにも機械に感情移入するんでしょう。アポロ13の3人の帰還はあんまり思わないのに、はやぶさのことを考えると夜空に祈ってしまいます。
アメリカではキューブリックとスピルバーグが「A.I.」で、人はロボットを愛せるか?というテーマを撮りましたが、日本じゃそんな問題とっくに解決済み
と書いてあるページを読んで目から鱗が落ちました。日本古来の付喪神信仰からでしょうか。
日本人は有人より無人が好き。らららら。となると1万2千年後のやつも、実は無人のほうが日本人的には胸キュンなのかな。
#帰らせてやれよ
>どうして日本人はこんなにも機械に感情移入するんでしょう。
宇宙開発に関心を高めるためのお祭りだと思いますけど…
はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン [hayabusa.jaxa.jp]サイトでは「はやぶさ応援メッセージ」を募集していますね。地球に帰還するきかいに応援メッセージを贈るのかと思いきや、よく見ると
はやぶさとプロジェクト・チームへ、応援のメッセージ、画像をお送りください。
と書いてありますね。はやぶさも独りで帰ってくるわけじゃない。陰で支えるプロジェクト・チームも労ってほしいんだと納得。
ところで幾多のトラブルを解決しながら豪州の空に散華するのが成功なのか、それとも小惑星から採取した標本を回収するのが成功なのか。お祭りに水をさすようで悪いですが、小惑星探査機「はやぶさ」の目的を考えれば明らかに後者と思うのですが…。
百里の旅も九十九里(大気圏突入)をもって半ばとすの心構えで見守りたいものです。
>豪州の空に散華するのが成功なのか、それとも小惑星から採取した標本を回収するのが成功なのか。>(略)小惑星探査機「はやぶさ」の目的を考えれば明らかに後者と思うのですが…。
まず、小惑星探査機というのが間違いです。工学実験探査機。いやまぁ、Jaxa自身が小惑星探査機を名乗ってますけど、本来の役目は工学実験なのです。
だから、突入カプセルチームから見れば、カプセルが無事に惑星間軌道から回収できれば中が空でも成功ですし、標本採集チームから見たら、中に砂が入ってなかったら失敗です。
イオンエンジンや軌道制御チームにとっては、ウーメラに再突入させる軌道が確定した今現在、すでに成功したと言い切れますし、ヒドラジンスラスタ系やリアクションホイール系は、惨めな失敗と言うことができます。
このように、はやぶさ単体としての「成功」が無いのが、工学実験探査機の特徴になります。
尚、小惑星探査機としての成果で言えば、イトカワに滞在した2ヶ月間の理学的成果は莫大です。2005年の時点で大成功と断言して良いでしょう。そのうち、小惑星サンプルリターンミッションの成果だけ、まだ未確定ということになります。(弾丸打ち出せなかったので失敗の可能性も高い。)
とまぁ、マスコミ的成功失敗の仕分けはありますが、遠く遠くの小惑星に行って、壊れて、なんとか立て直して、戻ってきて、地球に還るんです。大気圏再突入できたら成功でいいじゃないですか!
はやぶさはすごいと思うんだけど,こういう玉虫色感があんま好きじゃないんだよなあ.極論すればイトカワにつけなくてもイオンエンジンの長時間稼働に成功すれば,技術試験衛星としてはOKって話になるわけで.
あと,「こんなこともあろうかと」の連続も,こういう遠方に行く衛星を2台体勢にできない日本の貧弱な体勢の裏返しだし.
> あと,「こんなこともあろうかと」の連続も,こういう遠方に行く衛星を2台体勢にできない日本の貧弱な体勢の裏返しだし.
はやぶさを 2台体制にする意味がどこにありますか?気象衛星などのように生活に密着している衛星ではないので,失敗したら改良してまた飛ばせばよいだけ。#予算と,時期的なものも含めた必要性があればね。
それよりも「こんなこともあろうかと」で,修理にいけない状況で如何に修理する,工夫するかという技術が習得できたことが重要です。万が一カプセルまで燃え尽きようとも今回の対処方法は技術として残り,次に活かせますから。
失敗したら改良してまた飛ばすという発想であれば,あそこまで必死こいて修理しない.もう次がないとみんなが思ってるからこその行動.
はやぶさは帰ってこれたからいいようなものの,優秀な人材を何年「のぞみ」に貼り付けていたのか考えると,今のやり方は頑張りすぎだと思う.最初のはバグ取りと割り切って,そこそこに頑張って改良品を飛ばすという発想を持とうよというのが「2台体制」で自分が言いたかったこと.
試験だから1台でもしかたないじゃん。つーか、設計レベルでミスしてたら100台あったところで意味ないし。検証しつつ、本番で失敗しないようにするための試験衛星でしょ。
で,その本番はいつ来るんですか?どうせ,次もその時代のいっぱいいっぱいの技術でつくった「すごい」技術試験衛星を飛ばすんでしょ.確かに,「すごい」技術試験衛星は楽しみだし,続けて欲しいけど,それだけじゃ.
技術試験衛星を謳うのなら,ベータ版であるはやぶさの問題を改良したリリース版のはやぶさ2が,はやぶさを打ち上げた時点でロードマップに載ってないとおかしい.けど,そんなこと言い出すと,最初のやつは失敗する気なのかみたいなことを言われて予算降りないんだろうなあ.重力に魂を引かれた連中が予算を握っているからこんなことになる.
>技術試験衛星を謳うのなら,ベータ版であるはやぶさの問題を改良したリリース版のはやぶさ2が,>はやぶさを打ち上げた時点でロードマップに載ってないとおかしい
どこに問題があるかわからないから試験するので、改良方法やスケジュールなんか、基本的には立つ訳ないと思いますが。今回の結果をみて、次の計画をたてるのが堅実なやり方でしょう。
コンピュータシステムの不具合調査・修正なんかも、切り分けが終わるまでは「修正完了予定:未定」のままですよね。原因がわからないわけですから。
それとは別に、ビジョンというか、何年までに何を目指す、というのはあってもいいと思いますが。
?"技術試験"衛星が常に最先端技術を試すのは当たり前では?ニュートリノ振動を見つけた、すごいすごい。けど、"それだけじゃ"って言ってるのと同じでしょ?コヒーレントに商業衛星まで持っていけるならそれはそれで素晴らしいけど技術の確立から汎用化までにタイムラグが生じるのは仕方ない。
普通に考えれば「はやぶさ」の技術は「あかつき」に継承されていると思う。なにも「はやぶさ2」を作る必要はない。さらに言えば、次に作る「ひまわり」にもその技術が使われるだろうし、そのたの衛星にもどんどん継承されるだろう。
「技術」を試験する衛星だからね、そのまま次を作る必要なんてないんだよ。
> 極論すればイトカワにつけなくてもイオンエンジンの長時間稼働に成功すれば,> 技術試験衛星としてはOKって話になるわけで.
公式にも100点はイオンエンジンの1000時間稼動 [isas.ac.jp]に設定されてますしね。いわばイトカワ探査やサンプルリターンは、大目標を達成した後にまだ行けたら今後のためにやってみよう的に追加されたミッションというところでしょうか。
はやぶさの実績を生かして次につなげてほしいですね。
玉虫色感とは言うが、予算が無いからしかたないのよねぇ…。
宇宙の実地で試験しなきゃ身にならない技術ってものがありまして、そのためには少ない打ち上げチャンスの中に沢山積み込むしかない。それぞれのミッションごとに成功/失敗があるわけです。例えるなら、シャトルの飛行中の実験みたいなものだね。メダカの繁殖に失敗したからといって、シャトルの飛行が失敗になるわけじゃない。他にもミッションがあるからね。
NASAにもはやぶさみたいな工学試験機がありまして、
あー、単に「失敗」ってレッテル貼りたいだけだったのか、この人。
「はやぶさ2」プロジェクトの開始が「はやぶさ」の現在の主たるミッションでしょう。http://www.jspec.jaxa.jp/activity/hayabusa2.html [jspec.jaxa.jp]
おはがきも「これだけ関心を集めているんだ」っていう物証で、「宇宙開発」というよりも「はやぶさ」と「はやぶさ2」への関心を盛り上げているのだと思います。なので、みなさん応援のメッセージを送ってあげてください。
再突入カプセルが無事に降りてきたら、中身の有無に関わらず成功です。惑星軌道からの再突入も試験のうちです。カプセルの試験から見たらイトカワの標本は、空荷ではもったいないからついでに拾ってきたほんのおまけに過ぎません。
#これは練習試合ですよ。勝ち負けよりも内容が重要なんです。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
いるかは喰うのにきかいに泣くにほんじん (スコア:4, 興味深い)
はやぶさの話題も幾度目かなので視点を変えて、
どうして日本人はこんなにも機械に感情移入するんでしょう。
アポロ13の3人の帰還はあんまり思わないのに、
はやぶさのことを考えると夜空に祈ってしまいます。
アメリカではキューブリックとスピルバーグが「A.I.」で、
人はロボットを愛せるか?というテーマを撮りましたが、
日本じゃそんな問題とっくに解決済み
と書いてあるページを読んで目から鱗が落ちました。
日本古来の付喪神信仰からでしょうか。
日本人は有人より無人が好き。らららら。
となると1万2千年後のやつも、実は無人のほうが日本人的には胸キュンなのかな。
#帰らせてやれよ
きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:1)
>どうして日本人はこんなにも機械に感情移入するんでしょう。
宇宙開発に関心を高めるためのお祭りだと思いますけど…
はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン [hayabusa.jaxa.jp]サイトでは「はやぶさ応援メッセージ」を募集していますね。地球に帰還するきかいに応援メッセージを贈るのかと思いきや、よく見ると
と書いてありますね。はやぶさも独りで帰ってくるわけじゃない。陰で支えるプロジェクト・チームも労ってほしいんだと納得。
ところで幾多のトラブルを解決しながら豪州の空に散華するのが成功なのか、それとも小惑星から採取した標本を回収するのが成功なのか。お祭りに水をさすようで悪いですが、小惑星探査機「はやぶさ」の目的を考えれば明らかに後者と思うのですが…。
百里の旅も九十九里(大気圏突入)をもって半ばとすの心構えで見守りたいものです。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:4, 参考になる)
>豪州の空に散華するのが成功なのか、それとも小惑星から採取した標本を回収するのが成功なのか。
>(略)小惑星探査機「はやぶさ」の目的を考えれば明らかに後者と思うのですが…。
まず、小惑星探査機というのが間違いです。工学実験探査機。
いやまぁ、Jaxa自身が小惑星探査機を名乗ってますけど、本来の役目は工学実験なのです。
だから、突入カプセルチームから見れば、カプセルが無事に惑星間軌道から回収できれば中が空でも成功ですし、標本採集チームから見たら、中に砂が入ってなかったら失敗です。
イオンエンジンや軌道制御チームにとっては、ウーメラに再突入させる軌道が確定した今現在、すでに成功したと言い切れますし、ヒドラジンスラスタ系やリアクションホイール系は、惨めな失敗と言うことができます。
このように、はやぶさ単体としての「成功」が無いのが、工学実験探査機の特徴になります。
尚、小惑星探査機としての成果で言えば、イトカワに滞在した2ヶ月間の理学的成果は莫大です。2005年の時点で大成功と断言して良いでしょう。
そのうち、小惑星サンプルリターンミッションの成果だけ、まだ未確定ということになります。(弾丸打ち出せなかったので失敗の可能性も高い。)
とまぁ、マスコミ的成功失敗の仕分けはありますが、遠く遠くの小惑星に行って、壊れて、なんとか立て直して、戻ってきて、地球に還るんです。大気圏再突入できたら成功でいいじゃないですか!
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:1, フレームのもと)
はやぶさはすごいと思うんだけど,こういう玉虫色感があんま好きじゃないんだよなあ.極論すればイトカワにつけなくてもイオンエンジンの長時間稼働に成功すれば,技術試験衛星としてはOKって話になるわけで.
あと,「こんなこともあろうかと」の連続も,こういう遠方に行く衛星を2台体勢にできない日本の貧弱な体勢の裏返しだし.
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:1)
> あと,「こんなこともあろうかと」の連続も,こういう遠方に行く衛星を2台体勢にできない日本の貧弱な体勢の裏返しだし.
はやぶさを 2台体制にする意味がどこにありますか?
気象衛星などのように生活に密着している衛星ではないので,失敗したら改良してまた飛ばせばよいだけ。
#予算と,時期的なものも含めた必要性があればね。
それよりも「こんなこともあろうかと」で,修理にいけない状況で如何に修理する,工夫するかという技術が習得できたことが重要です。万が一カプセルまで燃え尽きようとも今回の対処方法は技術として残り,次に活かせますから。
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:2)
失敗したら改良してまた飛ばすという発想であれば,あそこまで必死こいて修理しない.もう次がないとみんなが思ってるからこその行動.
はやぶさは帰ってこれたからいいようなものの,優秀な人材を何年「のぞみ」に貼り付けていたのか考えると,今のやり方は頑張りすぎだと思う.最初のはバグ取りと割り切って,そこそこに頑張って改良品を飛ばすという発想を持とうよというのが「2台体制」で自分が言いたかったこと.
Re: (スコア:0)
試験だから1台でもしかたないじゃん。
つーか、設計レベルでミスしてたら100台あったところで意味ないし。
検証しつつ、本番で失敗しないようにするための試験衛星でしょ。
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:1, フレームのもと)
で,その本番はいつ来るんですか?どうせ,次もその時代のいっぱいいっぱいの技術でつくった「すごい」技術試験衛星を飛ばすんでしょ.確かに,「すごい」技術試験衛星は楽しみだし,続けて欲しいけど,それだけじゃ.
技術試験衛星を謳うのなら,ベータ版であるはやぶさの問題を改良したリリース版のはやぶさ2が,はやぶさを打ち上げた時点でロードマップに載ってないとおかしい.けど,そんなこと言い出すと,最初のやつは失敗する気なのかみたいなことを言われて予算降りないんだろうなあ.重力に魂を引かれた連中が予算を握っているからこんなことになる.
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:1)
>技術試験衛星を謳うのなら,ベータ版であるはやぶさの問題を改良したリリース版のはやぶさ2が,
>はやぶさを打ち上げた時点でロードマップに載ってないとおかしい
どこに問題があるかわからないから試験するので、改良方法やスケジュールなんか、
基本的には立つ訳ないと思いますが。
今回の結果をみて、次の計画をたてるのが堅実なやり方でしょう。
コンピュータシステムの不具合調査・修正なんかも、切り分けが終わるまでは「修正完了予定:未定」
のままですよね。原因がわからないわけですから。
それとは別に、ビジョンというか、何年までに何を目指す、というのはあってもいいと思いますが。
Re: (スコア:0)
?"技術試験"衛星が常に最先端技術を試すのは当たり前では?
ニュートリノ振動を見つけた、すごいすごい。けど、"それだけじゃ"
って言ってるのと同じでしょ?
コヒーレントに商業衛星まで持っていけるならそれはそれで素晴らしいけど
技術の確立から汎用化までにタイムラグが生じるのは仕方ない。
Re: (スコア:0)
普通に考えれば「はやぶさ」の技術は「あかつき」に継承されていると思う。なにも「はやぶさ2」を作る必要はない。
さらに言えば、次に作る「ひまわり」にもその技術が使われるだろうし、そのたの衛星にもどんどん継承されるだろう。
「技術」を試験する衛星だからね、そのまま次を作る必要なんてないんだよ。
Re: (スコア:0)
> 極論すればイトカワにつけなくてもイオンエンジンの長時間稼働に成功すれば,
> 技術試験衛星としてはOKって話になるわけで.
公式にも100点はイオンエンジンの1000時間稼動 [isas.ac.jp]に設定されてますしね。いわばイトカワ探査やサンプルリターンは、大目標を達成した後にまだ行けたら今後のためにやってみよう的に追加されたミッションというところでしょうか。
はやぶさの実績を生かして次につなげてほしいですね。
Re: (スコア:0)
玉虫色感とは言うが、予算が無いからしかたないのよねぇ…。
宇宙の実地で試験しなきゃ身にならない技術ってものがありまして、そのためには少ない打ち上げチャンスの中に沢山積み込むしかない。それぞれのミッションごとに成功/失敗があるわけです。
例えるなら、シャトルの飛行中の実験みたいなものだね。メダカの繁殖に失敗したからといって、シャトルの飛行が失敗になるわけじゃない。他にもミッションがあるからね。
NASAにもはやぶさみたいな工学試験機がありまして、
Re: (スコア:0)
あー、単に「失敗」ってレッテル貼りたいだけだったのか、この人。
Re: (スコア:0)
複数あるミッションのそれぞれで明確に成否判定さる訳で。
>極論すればイトカワにつけなくてもイオンエンジンの長時間稼働に成功すれば,技術試験衛星としてはOKって話になるわけで.
イオンエンジンの長時間稼働ミッションは合格で、それ以外は不合格か未試験扱いでしょ。
Re:きかいに応援メッセージを送る日本人 (スコア:3, 参考になる)
「はやぶさ2」プロジェクトの開始が「はやぶさ」の現在の主たるミッションでしょう。
http://www.jspec.jaxa.jp/activity/hayabusa2.html [jspec.jaxa.jp]
おはがきも「これだけ関心を集めているんだ」っていう物証で、
「宇宙開発」というよりも「はやぶさ」と「はやぶさ2」への関心を盛り上げているのだと思います。
なので、みなさん応援のメッセージを送ってあげてください。
Re: (スコア:0)
再突入カプセルが無事に降りてきたら、中身の有無に関わらず成功です。
惑星軌道からの再突入も試験のうちです。
カプセルの試験から見たらイトカワの標本は、空荷ではもったいないからついでに拾ってきたほんのおまけに過ぎません。
#これは練習試合ですよ。勝ち負けよりも内容が重要なんです。