補足しますね。
Windows PCユーザーの方との共有ですが、基本はフォントを統一することです。できればIPAフォントを Windowsユーザーの方にも使ってもらいましょう。IPAフォントは我々の税金が使われているわけですから、使わないと損です。逆にMSフォントは使わない方が無難です。別の方のコメントにあるように MSフォントはOSによってレンダリングが変わるみたいですから。
IPAフォントだけでプレゼン資料を作成すれば、PowerPoint と Impress では、ほぼ同じデザインになります。ただ、両者で若干禁則処理が違います。行末の折り返しがまったく同じになる場合もありますし、句読点や音引きの位置によって行末の1、2文字に違いが出る場合があります。
フォントの置換はできるだけ避けましょう。これはデザインが異なってしまう原因になりかねません。
今回は、Impress -> PowerPoint ですよね。PowerPoint -> Impress に比べると互換性の心配はそんなにありません。なぜならば、Impress の機能はほとんど PowerPoint に含まれていますから。たとえばアニメーションですが、Impress のアニメーションはほとんど PowerPoint でも再現できます。文字の表示アニメーションぐらいなら、ほぼ問題ないはずです。
デザインチェックに PowerPoint Viewer を使われるのなら、プレゼン時も PowerPoint Viewer を使ってもらいましょう。これで、PowerPoint のバージョン違いの問題もおきません。
Kachiさんも触れられていますが、「日本語環境改善拡張機能」(http://openoffice-docj.osdn.jp/wiki/Documentation/Extension_Manual/DefaultSettingsForJapanese)は、Microsoft Office との互換性を意識して開発していますので、こういった Microsoft Office ユーザーとのファイルの共有では必須のツールかと思います。
最後に。できれば、Ubuntuパッケージ版から公式リリースの OpenOffice.org に入れ替えてください。公式リリースの OpenOffice.org は多くの方(日本人、外国人を問わず)が品質保証に加わっています。比較的新機能が加わることの多い Go-oo版OpenOffice.org は、致命的な不具合を抱えている可能性があります。PowerPoint ではありませんが、Excel で「9.10で、エクセルデータを開くとセルの中の情報が無くなっている」(https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=6826)という報告もあります。お気を付けください。