“手紙の届け先を間違えてしまいました” iVillage
「女性向けポータルサイトを運営する iVillage (NASDAQ:IVIL) では、先ごろ無料 Eメールサービス会員のメール内容が、別の会員に知れてしまうという障害が発生し、同障害を取り除くためメールサービスを急遽停止した。」
「同種の障害は無料 Eメールサービスで頻発しており、たとえば Microsoft の Hotmail サービスでは、メールアドレスを入力するだけで他人のメールを見ることができたという事例が相当数発生していた。またある報道メディアが報じたところによると、Yahoo! のメールサービスでも、携帯電話を使ったメールチェックの際に、同様の障害が発生していたという。 」( Japan.internet.com Webテクノロジー より )無料メールサービスを利用してきた歴史はそれほど長い訳ではないにせよ、昔に比較して随分ズサンさが目立つ事件が増えて来たようだ。サービス内容が飛躍的に多岐に広がり高度な技術を利用しているのは認めるが、それにしてもそのあたりにしっかりとコストをかけて検証してから提供しているのかどうかが気になるところ
さらに云えば、利益を出すためにこれから当分の過渡期を乗り越えて行かなければならないという現状において、「無料で試験的にやっているのだから仕方ないだろう」という甘えのような構図が蔓延しつつあるのかも知れないかつてソフトウェアのβ版を一般利用者にリスクの説明をせず配布した害悪を思い起こさせるが、皆さんの「試験的、β的に行われるサービスのクオリティにおける最低限のボーダーライン」は、どのあたりで考えているだろうか? “自己責任”で片付けるにはあまりにも説明の足らないソフト・サービスが横行しているようだ