> 保証はしてくれませんが、産業用の電子回路で連続動作10年想定の設計は普通ですよ?
産業用の電子回路なら、どんなものでも連続動作10年想定の設計が普通なんです?じゃあ、こんなもので連続動作10年想定の設計をしていただきたいですね。
・入力100VAC、出力12VDC、出力4Wの絶縁型電源
・ディメンジョンは15mm幅、40mm長さ、10mm厚さ
・アンビエントは85℃、フィン無し自然空冷(但し外気導入、対流は無し)
・ロット1万で価格は200円以下
もしこれの連続動作10年想定の設計が出来るのなら、ぐずぐずしていないでLED電球に参入すべきです。上はモロにLED電球の電源部なんですから。
特に産業用機器なら、連続動作10年想定の設計に対して、細かく動作条件を規定するものですが如何?「産業用機器なら連続動作10年想定の設計が普通」なんて無限定には言わないでしょ?
> 元コメントに書かれているように、耐圧に余裕を持たせて設計することがほとんど。
耐圧に余裕を持たせるのは当たり前です。しかし耐圧に余裕を持たせたって、過酷条件で寿命が劇的に延びる訳ではないですね。
68uF50WVの積層セラミックをアンビエント85℃、湿度85%、静的な20V印可で加速試験をした結果、故障率50%での平均寿命は大体800時間くらいでした。周波数100kHz、リップル0.5A(p-p)だと500時間くらいですね。どこのメーカが良い悪いは言いませんが、寿命10年/10万時間なんてとんでもないのが実情なんです。
> 加速試験が信頼できないと言う主張なのかもしれませんが、それだとPCもスマホも車も、およそすべての製品が信頼できないことになりますね。
加速試験に意味があるとすれば、それは適切な条件が設定されている場合です。静的な電圧印可とリップルのある場合とで有意に寿命が違うのなら、静的な電圧印可の加速試験はリップルのある場合にはあまり意味が無いと言っているのですよ。
それを無視して「加速試験が信頼できないと言う主張なのかもしれませんが」とか「それだとPCもスマホも車も、およそすべての製品が信頼できないことになりますね」などの結論に飛びついてはいけません。