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ソイレント、粉末タイプでも固形と同様の症状が報告されて一時出荷停止に 29

ストーリー by headless
粉末 部門より
先日、食中毒のような症状を訴える購入者からの苦情によりFood Barの販売を中止したSoylentは28日、Soylent Powder 1.6でも同様の症状が購入者のごく一部(0.1%未満)から出ているとして、出荷を一時停止すると発表した(Soylent Blogの記事The Vergeの記事Ars Technicaの記事Consumeristの記事)。

水に溶かして飲む粉末のSoylent PowderはSoylentが最初に発売した製品であり、1袋で1日に必要な栄養素をすべて摂取できる。8月に出荷を開始したSoylent Powder 1.6はバージョン1.5で使われていた玄米タンパクを大豆タンパクに置き換えるなど、大幅なレシピ変更が行われている(リリースノート: PDF)。しかし、1.6に対する苦情は1.5では出ていなかったものであり、変更された原材料の一部が食物不耐性を引き起こしている可能性もある。

一方、Food Barに対するすべての検査では病原体や毒素の混入、外部からの汚染を否定する結果が出ているという。実際にこういった要素が原因であればもっと多くの苦情が出ているはずであり、苦情件数が少ないことからみて原材料の一部による食物不耐性の可能性が高い。液体のSoylent DrinkCoffiestで同様の症状は報告されておらず、Powder 1.6とFood Barだけで使われている原材料の種類は少ないため、Soylentでは絞り込みが容易になったとみているようだ。

Soylentではさらに調査を進めて食物不耐性の原因となる可能性の高い原材料を絞り込み、新レシピのPowder 1.6とFood Barを2017年第1四半期には出荷できるとの見通しを示している。
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