utsushiomiのコメント: Re:V-CAT (スコア 2) 79
V-cat光触媒スプレーファーストンクリーン
こちらは、utsushiomiさんのユーザページですよ。 アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
>>元々普及していない地域での話では奪われる事も無いと思うけど。
そうですね。それで「どこの国の話?」と書きました。
日本製のテレビが海外で売れたために、白物家電についても日本製品が非常に多くの国で支配的であったと思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。
しかし、日本製品の評価が高くなった80年代初頭から、サムスンが世界市場で躍進をはじめる2000年代前半までの間に冷蔵庫や洗濯機の普及率が10%かそこらから
数十パーセントまで伸びた国、というのは限られているはずです。そういう国においてのみ、成熟してきた市場での買い換え需要を韓国メーカーに奪われた、
という言説が成立するわけです。ガイアの夜明けに登場したインドネシアがおそらくその一例でしょう。そうすると、かつて新興工業国(NIEs)と呼ばれた国々
のうちのいくつか、と考えられるわけですが、そういう国は10カ国くらいしかありません。我々が世界中で起こったと思い込んでいることは、実は数カ国で
起こったことに過ぎなかった、と結論づけるには調査不足(これ以上時間かけられないので自分の仕事に戻ります)ですが、わりと真実味があると思います。
ありがとうございます。ガイアの夜明けについては16年3月8日の回と判明。この回に関しては大勢がブログに感想をアップしているので、
該当部分はジャカルタでの販売員へのインタビューとわかりました。
他に、少々調べたところ、マイナビニュースの日本の家電メーカーは復活できるのか?
http://news.mynavi.jp/articles/2016/07/25/kaden/001.html
という記事にサムスンの現地マーケティングの徹底ぶりがかかれていました。
また、「なぜ韓国企業は世界で勝てるのか」という本は一部がgoogleブックスで見られるようになっており、韓国メーカーが自信のあるのはデザインである、
という趣旨の記述がありました。これは、ハイセンスという意味ではなく、新興国向け商品のデザインは現地の人が好むデザインにしてあるという意味であり、
この点もマーケティング徹底の一環であると思いました。
というわけで、日本の家電メーカーの海外マーケティングに関してはあまり具体的な情報はありませんでした(ソニー・インディアに関する以下の記事を除く)が、
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1001P_Q4A310C1000000/
http://indonews.jp/interview/vol11_01.html
http://www.phileweb.com/interview/article/201209/11/154.html
サムスンに関しては、私の想像よりかなり徹底してマーケティングしていることが分かりました。海外市場でのサムスンの成功には理由があった、と一応の納得ですが、
日本のメーカーの白物家電がどこの国でどう数字を落としていったのか、という具体的な事例実情はよくわかりませんでした。
>「初期適応者」「early adapter」をググっても、その間違いしか見つからなくて、辞書でも出てこない。
そりゃそうでしょう、そんな言葉ありませんから。
「初期適応者」という言葉は、私がここにコメントを書く際に
early adapter(「初期適応者」(という意味の語と誤解したと思われる))という意味で書いたので、検索しても他の事例は出てこないと思います。
にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー