オープンソースにおける「オープンソースの定義」の重要性
経済産業研究所(RIETI)/オモイカネ/OSDN/日記界/他を巻き込んだ一連の 日本におけるオープンソース (ukai 氏による wiki リンク集) の議論に関連して、 「オープンソースの定義」の意義 と題する mhatta 氏の新しい記事が japan.linux.com に掲載された。
内容は、Open Source Initiative (OSI) の オープンソースの定義 (OSD) に準拠しないソフトウェアをもオープンソースと呼ぶことの危険性を指摘したものであり、先日 RIETI のサイト に掲載されたオモイカネの大熊氏の 反論文書 (PDF) への反論ともなっている。
なぜこのように OSD を尊重すべきかという問いに対しては、 前のストーリーの Oliver 氏のコメントが短めな回答になっていると思うが、 今回の mhatta 氏の記事は、 バザール型開発の原理やオープンソース運動成立の経緯などを解説しつつ、 その重要性を論じたわかりやすいものとなっている。 今回の一連のオープンソースの議論に感心のある方にはぜひ一読をおすすめしたい。
またもうひとつの大きな論点であるところの「日本発のオープンソース」の意義については、 スペースの関係からか mhatta 氏の今回の記事での評論は見送られたようだ。 なるべく早く次の記事が読めることを期待しよう。