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タミフル問題ですが、素人として情報収集した範囲でどうしても説明の見つからないことがひとつあります。
それは
なんでタミフルは日本でだけこれだけ大量に使用されているのでか?(世界の75%は日本での使用らしいですが)
ということです。
インフルエンザは日本人だけがかかる(かかりやすい)わけではないですよね。 ということは他の国では、タミフルはインフルエンザ治療薬のファースト・チョイスではない、ということになりませんか。 上と同じ質問ですが、なんで外国ではそれほど使用されていないのでしょう? これはむしろ日本が正しい選択をしているのであって、世界がそれを見習うべきだという説もあるそうですが、 ともかく、現時点では、そうなっていない。 このあたりの事情をご教示してくれる人がいたら、とってもとっても感謝します。
これはむしろ日本が正しい選択をしているのであって、世界がそれを見習うべきだという説もあるそうですが、
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
代替にはならない (スコア:5, 参考になる)
#副作用の消化器症状は、麻黄のエフェドリンによるものと一致します。実証に何で効くのかは、いくつか西洋医学的なアプローチ(サイトカインの産生への効果)などもあるけど、一致した見解はまだない。
Re:代替にはならない (スコア:4, すばらしい洞察)
麻黄は葛根湯にも麻黄附子細辛湯にも入っていて、いずれも
(証に合わせて)感冒・インフルエンザで使用されます。
そして、こじれた場合には、(麻黄なんて全く入ってない)
小柴胡湯を使うようです。
こういう記事で聞きかじって、患者が安易に麻黄湯を求めたり、
漢方に不慣れな医師が麻黄湯を処方する方が問題かと思います。
#というか、タミフルと飛び降りの因果関係をきちんと検証せず
#タミフルを敬遠するのも、麻黄湯の使用に走るのも、
#マスコミに踊らされ過ぎです。まるでレミングスみたい。
ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:1)
タミフル問題ですが、素人として情報収集した範囲でどうしても
説明の見つからないことがひとつあります。
それは
なんでタミフルは日本でだけこれだけ大量に使用されているのでか?
(世界の75%は日本での使用らしいですが)
ということです。
インフルエンザは日本人だけがかかる(かかりやすい)わけではないですよね。
ということは他の国では、タミフルはインフルエンザ治療薬の
ファースト・チョイスではない、ということになりませんか。
上と同じ質問ですが、なんで外国ではそれほど使用されていないのでしょう?
これはむしろ日本が正しい選択をしているのであって、世界がそれを見習うべきだ
という説もあるそうですが、
ともかく、現時点では、そうなっていない。
このあたりの事情をご教示してくれる人がいたら、
とってもとっても感謝します。
Re:ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:4, 参考になる)
・アメリカで医者にかかる際には一般的に予約が必ず必要
・緊急外来はあるが,値段が高い。
といった事情があるので,「インフルエンザのひき初め」に医者にかかってタミフルを処方してもらうことはほとんど不可能,ということだそうです。
タミフルが効くのは感染してから1~2日のうち,という事情もあるでしょう(予約を取って診察を受けたときには既にタミフルが効く次期を過ぎている,という可能性が高い)。
日本では国民皆保険制度で初期のインフルエンザで,予約なしに医者に行ってもちゃんと保険が効きますからね。
まぁ,風邪ひいたら抗生物質を出すような国なので,その意味でも特殊なんでしょうけど。
Re:ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:4, 参考になる)
タミフルは発症後48時間以内の投与では有効とされています(それ以後の服用がどの程度有効かはしりません)。タミフル投与が意味を持つためには、迅速な受診・診断が不可欠なわけです。
こんな国だってあるわけです。 http://www.med.or.jp/nichinews/n170420j.html [med.or.jp]
日本でのこの費用負担でこのアクセスのよさというのは世界的に見て驚異的なことであるということに気が付いている人はどのくらいいるでしょう。
Re:ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:2, 興味深い)
日本の驚異的な病院の数と、国民皆保険のためだと思われます。
インフルエンザになったら、だれでもすぐ病院で薬を出してもらえるという
発想自体が、既に世界的には特異で日本独特です。
例えばイギリスは救急ですら待ち時間4時間以内を目標で
総合病院の一般内科なんて受診しようと思えば4ヶ月かかります。
( イギリスの病院に行ってはいけない [geocities.jp])
ので、時間がかかりすぎて、ちゃんと見てもらえるころにはインフルエンザは治ります。
例えばアメリカなどでは、盲腸の手術に200万円もかかる国です。
お金がかかりすぎるので、そう簡単に病院にはいけません。
日本は絶妙なバランスで、最も医療費を安く(個人負担は必ずしも
最低ではないですが)、自分の好きな病院を(海外では最初にかかる
病院は自分で選べないことも多いです、上記リンクを参照)
たいした待ち時間なく受診できます。
タミフルを日本が75%使用しているという原因は、
医学的な問題ではなくて、社会的な問題だと思われます。
Re:ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:1)
全然詳しくないし、うろ覚えだし、信憑性も計りかねるのですが、どこかのアナウンサーがラジオの講演で話していた話です。
ドイツに在住していたとき、子供が風邪(?)で高熱を発したのですが、それを診察した医師は「薬は必要ない」として投薬してくれなかったそうです。
その子供は結局亡くなったのですが、病に耐える力が無かったのだから死んでも仕方がないという対応をされたそうです。
日本とヨーロッパではこんなに違うという体験談でした。
Re:ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:1, 興味深い)
数十年前の話を未だに引用したり。
ドイツは子供の医療費は全て無料で、大人でも三ヶ月に一回10ユーロ払えば
見てもらい放題で医療費の増大が国の問題になっているほどです。
それに医師の職業裁判所があるほどですから、子供の状態をはっきり診断できずに
死なせてしまう医師が放置されるとはちょっと考えづらいものがありますね。
タミフルについては、日本はインフルエンザ発祥の地中国のすぐ近くで、物や人の往来が多く
新型インフルエンザが出たときすぐ対処しないと大事になる、そのため先進諸国に先駆けて
大量に備蓄、消費期限は5年ほどなのでその辺でいろいろ大人の事情が。
Re:ここには詳しい人がいるかも知れないのでこのさい訊いてみたい。 (スコア:1)
憶測ですが人口密度の高さと無茶しても登校/出勤する勤勉な国民性により、
日本人のインフルエンザの「かかりやすさ」は他国と同レベルでも、
「広まりやすさ」はケタ違いな気がします。
いざ発症したら「一日でも早く治したい」と思い病院に駆け込む。
そして「一日でも早く治る処方を」と医者にせがむ。
特に冬は受験シーズンで、近年は就活シーズンでもありますね。
その結果がタミフルの消費拡大につながってるのかもしれません。
匠気だけでは商機なく、正気なだけでは勝機なし。