> だそうで、かなり現実味のある計画のようですね。この調子だとJRはかなり自己負担を考えて、それでも収益が出る計画をたててそう。
どこが現実味だか。
どうにか利便増進法の適用を受けて(まずここが難題だけど)1/3だけ回収するので良いとしても、
例えば3%で借りた1000億を30年で回収するなら年に46億純利を出さなきゃならず、
それでこの新線の営業係数を70というすごくいい数字を置いても、必要な売上は年150億。
一方で羽田の乗降客数は年に7000万人に過ぎず、このうち3割ずつが京急とモノレール、2割がバス、
残りをタクシーやら自家用車やらが取る構造。仮にここでJR羽田新線がいきなり3割シェアを取っても、
新線部分だけで1人あたり700円取らなきゃならん。いくらなんでも高すぎ。
そもそも羽田側にはもはや駅設備を入れる余地はなく、都心側も新木場方面を除けば難工事で、
既存設備の活用と言いつつ流用できる部分はほんのわずか。
しかも国交省肝いりの都心直結線とほぼ同額の事業費が見込まれながら、こっちは対成田で改善が図れるわけじゃない。
都心直結線とどっこいの現実味ではあっても、それ以上にはならないよ。おまけに傘下のモノレールも延伸とか言い出すようでは……
> 羽田空港の重要性や利便性がますます高くなりそう。
> 一方の成田は…。
首都圏の航空需要がこれからも着実に増大し続け、しかし一方で羽田は滑走路の長さも数も発着枠もそうそう増やせず
(C沖にE滑走路作るだけで1兆円かかって空港特会が吹き飛ぶからね、成田第3滑走路なら数分の一で済むけど)、
であるから羽田成田両空港とも活用し続けなくてはなりません。 だから両空港の連携を……
という国交省のシナリオがあってこその都心直結線なりJR羽田新線なりなので、
羽田に全部収容できます成田要りませんというのが成立するなら(しないけど)、そもそもこれ以上軌道アクセスなんか要らんわな。