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音響カプラを初めて目にしてから10年が経ち、ネット環境はドラスティックに変化した。当時の音響カプラの通信速度は5Kbps程度。昨今のブロードバンドは1秒に100MBなので、約20,000倍速くなった計算だ。20,000倍! お金に換算すると10年間で1円が2万円になった訳だ。0金利時代の今日では考えられない数字である。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
20,000倍? (スコア:1)
#黒電話より、VoIP経由で使ってほしかったなぁ
Re:20,000倍? (スコア:4, 興味深い)
とはいえ、ツッコミ処は多いですけど。
・第1次音響カプラブーム(20年ぐらい前)
この頃の音響カプラはモデム内蔵。
シリアル(RS-232C)に繋いで、300bps でデータ通信できます。
結構大型で、黒電話タイプの受話器がすっぽり収まる [m-sugaya.com]形です。
(そのため、受話器が違う形の電話機では使えない)
当時は「モジュラージャック」なんてものはなく、
電話機を交換するのに資格(工事担任者 [wikipedia.org])が必要で、
データ通信する手段はこれしかありませんでした。
その後、法改正で「モジュラージャックへの差し替えは資格不要」になり、
モデムを直接電話回線に接続できるようになってからは
音響カプラは下火に。
・第2次音響カプラブーム(10年ぐらい前)
モバイルが流行したため、公衆電話や旅先のホテルなどで通信するなど、回線にモデムを直結できない状況で使うために流行りました。
持ち歩きように結構小型になっていて、受話器とバンドでくくりつける形式に。そのため受話器の形は問いません。
また、この時流行ったカプラはモデムを内蔵していません。
モデムのモジュラー端子に接続して使用する、中身はただの「回線シミュレータ入りのスピーカーとマイク」です。
そのため、通信速度は、カプラを接続するモデムに依存します。
時代的には、9600bps~14400bpsぐらいのころでしょうか。
てなわけで、据え置きモデムの方も、2400bpsの次は9600bpsに飛びましたから、
そもそも音響カプラで 5kbpsで通信した時代って無いですよね。
強いて言えば、2400bps MNP5 だと、2倍圧縮で実質4800bps?
Re:20,000倍? (スコア:1)
さんざん苦労したあげく300ボーで繋がって、文字がタラタラ流れる画面を見て感激するんだけど、次の瞬間気づくのです。
「あ、話したほうが早い」
〜◍