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非専門家(ただの科学好き)のたわごとですが,私の理解は以下のようなものでした.
まず,事象の地平面を形成できるかどうかは,質量ではなく,密度で決まります. このため,ブラックホールの質量が減っても,ブラックホールでない物質(?)に転じることはありません.
また,ブラックホールの質量が小さいほどホーキング放射の量は大きいため,小さなブラックホールは爆発的に消滅します. 宇宙黎明期に生まれたと言われる,原子サイズのブラックホールが観測されないのは,これが原因だと言われています.
# 説明が間違っていましたら,ぜひ訂正してください> 詳しい方
## このへんの知識も,この論文が正しければ上書きしなければならないんだろうなあ. ## ああ科学って楽しい.
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
関連リンク (スコア:5, 参考になる)
Black Hole Information Loss Paradox Solution Proposed [slashdot.org]
論文(PDF) [arxiv.org]を読んでもなかなか掴み難い…そんなわけで本家の詳しい人の解説コメント [slashdot.org]をいくつか読んでみたのです。
事象の地平線は形成されず、光が"ほとんど"逃げ出さない疑似的事象の地平線が形成されるだけって理解でよいのかしら。情報は失われないけどそこに落ち込んだ物質自体は潮汐効果で粉砕されると。
# もっと知的なコメントぷりーず。
/.configure;oddmake;oddmake install
Re:関連リンク (スコア:5, 興味深い)
ブラックホールの形成を、シュバルツシルト半径の外から観測する場合、すなわち我々が宇宙に存在するであろうブラックホールを外から観察する場合の話だと思います。
事象の地平線近くで発生する事象は、事象の地平線に近づけば近づくほど、それが観測されるまでに無限の時間がかかるようになります。事象の地平線が例え発生せずとも、大量の質量により歪んだ空間が発生すれば、やはり同様に、そこで発生した事象が外部の観測者に観測されるまでは非常に長い時間がかかるとします。
そうすると、ブラックホール形成のプロセスにおいて、質量が集まれば集まるほど空間は歪んでいくので、外から観測している人がみれば、その形成のスピードはどんどんどんどん遅くなるように見えるでしょう。そうしてそのうち形成はほとんど止まったように見えるかもしれません。
しかし、実際にはブラックホールは形成はどんどん進んでいるのですが、一方しかし、ホーキング放射により少しずつ蒸発します。
このホーキング放射によるブラックホールの蒸発にかかる時間のほうが、先に述べたブラックホールの形成が外部の観測者に観測されるまでの時間よりも早いため、結果的にブラックホールが、または事象の地平線が、外部の観測者に観測されることはない。
ということではないでしょうか?
違うかな。
Re:関連リンク (スコア:0)
#蒸発しまくって事象の地平面を形成できないくらいに軽くなったらどうなるんだろう?安直に考えると、その時点で蒸発も止まるからただの重い星になって、でも外部から質量を少しでも取り込むとまたブラックホールになって、、、と、ブラックホール一歩手前状態で平衡状態になったりしそうだけど。
Re:関連リンク (スコア:1, 興味深い)
非専門家(ただの科学好き)のたわごとですが,私の理解は以下のようなものでした.
まず,事象の地平面を形成できるかどうかは,質量ではなく,密度で決まります. このため,ブラックホールの質量が減っても,ブラックホールでない物質(?)に転じることはありません.
また,ブラックホールの質量が小さいほどホーキング放射の量は大きいため,小さなブラックホールは爆発的に消滅します. 宇宙黎明期に生まれたと言われる,原子サイズのブラックホールが観測されないのは,これが原因だと言われています.
# 説明が間違っていましたら,ぜひ訂正してください> 詳しい方
## このへんの知識も,この論文が正しければ上書きしなければならないんだろうなあ.
## ああ科学って楽しい.
Re:関連リンク (スコア:0)
密度だけじゃ決まらんよ
重力加速度は距離の2乗に反比例するので、質量が4倍あれば2倍大きな地平面を作れる
一方その体積は8倍だから密度は半分で良い計算
竹内先生が御存命ならば…(Re:関連リンク) (スコア:1, 余計なもの)
# こんなことだったら単位外で理論物理学にも首突っ込んでおくべきだったか…デバイス屋になる可能性もあったんだし
大まかな感じとしては事象の地平を越えて(圧潰していく星からの)放射波(radiation)が出てくるということは理論上ありえないから、ブラックホール化はありえない(と言うか現在観測されているブラックホールは事象の地平を形成していないから本当の意味でのブラックホールではない)。と言う事を今までわかっている「ブラックホールとされる物」の観測を解析した結果から数学的に導き出したということのようですが…論文の論理的整合性を確かめようにも数学力が圧倒的に足りないです(;´Д`)
こういう時に故・竹内先生のように一般にわかりやすく科学トレンドを解説されるタレント的な振る舞いをする学者の方がいらっしゃると思考が混乱しないのですが…
この論文の真髄を知るにはその手の一般向けの科学雑誌での(って、今どこが残ってるんだろうか日本では…)解説を待つしかなさそうですねorz
Re:竹内先生が御存命ならば…(Re:関連リンク) (スコア:3, 参考になる)
http://www.astroarts.co.jp/news/2001/01/12blackhole/index-j.shtml [astroarts.co.jp]
それは事象の地平のようで、そうでないらしい?
#故・竹内先生は地学が専門だから天体物理学はどこまで理解してたんですかねえ。
Re:竹内先生が御存命ならば…(Re:関連リンク) (スコア:0)
Re:竹内先生が御存命ならば…(Re:関連リンク) (スコア:0)
Re: (スコア:0)