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BlueGene/LもPS3もPOWERではなくPowerPCです。しかもBG/Lに入ってるのは組み込み向け(レーザープリンタらへんがターゲット)の省電力PowerPCをベースにしたものなので一ノードあたりの性能は決して高くないですが、これは熱の問題を解決するためです。
ノード間の相互接続を高速化する為には高密度でコンパクトな作りにしなければなりませんが、PCやサーバで使う高性能・高消費電力プロセッサをそのまま使うと排熱が非常に難しくなります。なので性能は低いが低発熱CPUを目一杯積みまくるというアプローチを取っています。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:3, 興味深い)
ただね、専用のクーリングシステムが不要なだけPS3はお手軽だと思うよ。
PS3一台で、BlueGene 25ノード分って言っているけど、そもそもBlueGeneの1ノードって結構トロいから!!
PS3じゃスケーラビリティは期待できないけどね。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:1)
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:2, 参考になる)
日立のSRシリーズは伝統的にPowerだけど、
東大大型計算機の現行マシンSR11000-J2は, 速いです.
ただこれはコンパイラのノード内自動並列化によるところが大きくて,
構造化格子の流体や有限要素モデルだと速いですけど,
自動並列化が効きにくい計算だと辛いでしょうね.
そういう計算では, (個人的な経験では)OpenMPでどんなに手作業並列化を
がんばっても努力に見合うスピードはでないです, もちろんこれはPowerに
限りませんが. かといって全PEをMPIで1024並列とかしてもネタにしかならん.
あと, スパコンの性能ってCPUアーキテクチャなんかより
メモリ帯域・ノード間通信の帯域, 1ノードあたりのPEの数,
コンパイラの最適化, なんかのバランスがはるかに重要です.
3GhzのCPU x 8コアに最新のコンパイラと数値計算ライブラリがついた
ワークステーションが100万もしないで買えちゃう世の中ですから,
シングルノードでいくら速くてもスパコンとしては意味ないんですよね.
PCをいくらつなげてもできない計算をやらせてくれるところにスパコンの
スパコンたる存在意義があり, そのために大金はらうんですから.
--以下フレームの素--
正直いって, PS3でリプレースできる程度の計算なら,
最近の格安パソコンならべた方がいいんじゃないかな.
ソフトウェアの汎用性や保守考えると.
もちろん計算工学専攻の人がやる研究としては, PS3つなげて並列計算,
ってのは非常に素晴らしいと思います.
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:1)
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:1)
親コメント (http://srad.jp/comments.pl?sid=377620&cid=1236567) の
> PS3一台で、BlueGene 25ノード分って言っているけど、そもそもBlueGeneの1ノードって結構トロいから!!
に対して
> そもそも POWER って速いの?
と質問したのです.
# saitoh 氏の返信がもらえるとは光栄です….
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:0)
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:1)
へえ.
つまり CPU は POWER でアーキテクチャは Power か
ややこしいな.
Re:まぁ、BlueGeneにせよ PS3にせよ (スコア:0)
BlueGene/LもPS3もPOWERではなくPowerPCです。しかもBG/Lに入ってるのは組み込み向け(レーザープリンタらへんがターゲット)の省電力PowerPCをベースにしたものなので一ノードあたりの性能は決して高くないですが、これは熱の問題を解決するためです。
ノード間の相互接続を高速化する為には高密度でコンパクトな作りにしなければなりませんが、PCやサーバで使う高性能・高消費電力プロセッサをそのまま使うと排熱が非常に難しくなります。なので性能は低いが低発熱CPUを目一杯積みまくるというアプローチを取っています。