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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
池田氏の法律理解度は… (スコア:1, 興味深い)
彼は「 著作権は財産権ではない [goo.ne.jp]」とblogで書いていますが,これは学者どころか法学部生から見ても明らかに法律の基礎の基礎を知らない発言です。
憲法に想定する財産権は,物理的なものだけでなく,形のないものも含まれているというのが一般的な見解です。
財産権は絶対不可侵ではなく公共の福祉で制約されますし,財産権そのものの範囲も時代と共に変化していくものです。憲法には有体物縛りなどとは一言も書かれていませんし,まず間違いなく民法の基本書には「財産=有
経済学者について (スコア:4, 参考になる)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikeda/article.html [so-net.ne.jp]
この中には学術研究の重要度を評価する世界的指標であるトムソン社のインパクトファクターの算出に含まれる論文はおそらく0でしょうし、学者の研究成果としてカウントされる経済学の分野の査読付論文雑誌の掲載数も0のようです。(世界の大学ランキングで東大が何位、京大が何位とかいうはインパクトファクターで決まります)
従って、経済学の研究成果として認められる論文数だけで学者としてのランクを評価すれば、ランクは相当低く、おそらくあまり経済学者とは呼べそうにないと言うことになるでしょう。
(最近経済学で課程博士を取得するには、査読付論文雑誌に2、3本の論文が掲載されているのが通常のようです)
しかし、重要な論文雑誌には一通り目を通しているようで、米国でP2Pファイル交換はCDの売り上げにあまり影響を与えていないとする研究結果がJournal of Political Economy(経済学者が経済学の5大雑誌を列挙した場合に割と含まれることが多い雑誌)に掲載されている事を知っていたり、周波数割り当てとオークション理論の関係についてそれなりに知っていたりと勉強はそこそこしているようなので、全くあてにならないというわけでも無さそうです。
竹中平蔵や中谷巌みたいに経済学者学者として通っている人物に学術的な業績がほとんど無いと言うことは日本ではさほど珍しくないので、まぁ世間で言う経済学者に含めても良いのではないでしょうか。
#経済学者の有名な格言に、「経済学を学ぶのは経済学者に騙されないようにするためである」と言うのがあります
#ISPがSo-netでBlogがgooとか、両方被ってて非常に嫌なんですg
Re:経済学者について (スコア:1, おもしろおかしい)
>竹中平蔵や中谷巌みたいに経済学者として通っている人物に学術的な業績がほとんど無いと
「俗流経済学者 [amazon.co.jp]」でいいんではないでしょか。
あるいは「オレオレ経済学者」とか「あるある経済学者」とか。
#具体的な言及箇所は失念。
Re:インパクトファクター (スコア:1, 参考になる)
>トムソン社のインパクトファクターの算出に含まれる論文は
日本では誤解されていますが、インパクトファクターは雑誌の影響度を測るものであって、
研究そのものや、研究者の重要度、影響度を示すものではありません。
インパクトファクター値の算出では、
分母に当たる出版論分数は原著論文、レビュー、短報などの研究論文に限定されているが、
分子になる被引用数には、すべての記事への引用をカウントしています。
このことから、新規性が必ずしもあるとはいえないレビュー誌、レビュー記事の値が高くなる
傾向があることが知られており、研究者評価のには適してないと言われています。
Re:インパクトファクター (スコア:1)
ツッコミありがとうございます。
どちらにせよ、池田氏の研究はインパクトファクターの高い論文雑誌に掲載されていない、ESI等研究の重要性・研究者の能力を評価するツールで評価したとしてもおそらく箸にも棒にもかからないわけで、時間を大量のの書評を行う時間に費やしており、学者の最も重要な役割の一つである「知識の生産」活動を行っていない人物であるのは間違いないでしょう。
東京大学経済学部教授の岩本康志先生のHP(http://www.e.u-tokyo.ac.jp/~iwamoto/Courses/ProfessionalSchool.html)に掲載されている「社会科学における研究大学院と専門大学院」によれば、「バランスのとれた経済学者は,経済学の基礎研究の推進と同時に,現実の政策問題にも関与することが求められます。研究大学院と専門大学院の両者に関与することにより,研究大学院で基礎研究をおこない,専門大学院で政策問題に携わることにより,評価基準の異なる社会科学研究と政策分析を両立させることが可能になります。 」だそうです。
アメリカの学者にはクルグマンやスティグリッツのように研究業績も政策への関与も一流の学者が数多くいますが、日本ではまだまだ政策への関与と研究の両立で高い評価を得ている方は少ないですね。評価基準や制度の影響が大きいとは思いますが、もう少し研究者と政策の距離が近くなればいいのですが。
Re: (スコア:0)
> 米国でP2Pファイル交換はCDの売り上げにあまり影響を与えていないとする研究結果
> 周波数割り当てとオークション理論の関係
ってあたりは正に専業でしょ。
# その手の話題をネタに生業立ててるわけで。
私にとっては池田氏と言えばデジタル放送批判ネタの印象が強いですが、
BSデジタルの頃にGlocom周辺で独自規格提案して無視されたり、
BMLの課題提起してやっぱり無視されたりした後に
技術的に突っ込みどころ満載の批判始めた記憶があるので、
「DTV利権に噛み損ねて敵対」っつーイメージがついて回ってるんですよね。
ともあれ、メディア政策論者としての箔付けとして「経済学者」を称しているだけ、かと。