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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
ccd を平坦に並べるのは手作業です (スコア:5, 興味深い)
・3cm x 6cm x 厚さ 0.2mm
のccd を十枚を平面に並べなきゃならんので (絵を見るとだいたい一枚につき ±10μ 位だね) すげー細かい神経を使う作業。すげーぜ。
ついでに、いったい何枚のccd を作ったんだろうか…。前の ccd は一枚ウン千万円だったはずだが、プロセスの進歩とかで安くなったのかしらん。
# 天文台の記事は波長の単位がオングストロームだ…nm じゃない。なぜだ。
Re:ccd を平坦に並べるのは手作業です (スコア:5, 参考になる)
エンジニアリングをやってる感覚だとびっくりされるかもしれません。
電磁波のスペクトルの横軸:高えんるぎーだとeVで表し、赤外~紫外だとnm、電波~赤外だと波長mm、またはHz
デバイス寸法:mm
薄膜生成:オングストローム
望遠鏡の口径:m、cm:固有名詞化けするため
密度:g/cm^3 ,星間分子は個/cc~1000個/ccが議論されることが多いため
速度:km/s、,系内の相対速度は10km/s~100km/s程度のオーダーが多いため
距離:pc、kpc、Mpc、光年、
電波強度:1ジャンスキー=10^-26 W/m2·Hz
普通の人がみかけない単位としてMyrやGyr メガイヤー、ギガイヤーなどがあります。
Re: (スコア:0)
Re:ccd を平坦に並べるのは手作業です (スコア:5, 参考になる)
歴史的経緯です.
この辺 [nature.com]にも書かれているのですが,よく知られるように,
メートルは当初メートル原器の長さを基準としていました.
一方,当時の天文学ではメートル原器の精度以上に高精度な測定が必要となってきており,波長等においてメートル原器を用いた定義を
元にした単位を使うと,その誤差(メートル原器の長さの誤差)が測定精度に比べ大きすぎ,測定結果の比較などが意味を持たなく
なります.
#例えて言うと,手元のノギスの精度は0.05mm,測定して議論したいものも0.05mm単位,でも「長さの基準」として配られている
#定規の作成精度が1mmしか無いようなもの.世界中の同業者の持っているノギスも同じ精度なのに,「長さの基準」としての
#定規がものによって微妙に長さが違うため,どの「長さの基準」を元にするかで測定値の読み(換算値)が変わってしまう.
そこでInternational Solar Union(後のIAU: 国際天文学連合)は新たに長さの単位としてInternational Angstrom (I.A.)
を1907年に制定,原子の発光波長の定数倍とすることでメートル原器による定義よりも高精度な長さの単位を作り,これにより記述
することで無用な誤差を除くという手に出ました.なお,この長さはメートル原器から定義されるÅngströmと(メートル
原器の精度の範囲内で)一致するように比例定数が選ばれています.
#前記の例にならえば,「長さの基準」がぐだぐだなら,手元にあるもっと精度の高い定規を「我々にとっての長さの基準」
#にしてしまえ,ということで新しい長さの単位を作ったようなもの.
このため,天文分野では歴史的にÅ (I.A.)を波長の単位などでよく用います.
まあもっとも,それから50年ぐらいたってメートルの定義も原子の発光ベースに切り替わりましたので,現在では(メートルの定義から
導出される)nmを使っても問題なく,両方使われているわけですが.
Re:ccd を平坦に並べるのは手作業です (スコア:1)
主旨はそっちじゃなくて、可視/赤外の領域じゃいまさらオングストローム使わないでしょう、ってことだったんですが…。
論文なんかでもオングストロームめったに見ないし。最近は X まで波長のときは nm だし。
報道発表資料としてもあまりよろしくないんじゃないかな、と。
そのへんの、なぜだ、です。
Re: (スコア:0)
オングストロームは天体分光学の古い人なので,天体分光学の古い人はオングストロームなのだ。
空で nm だと nautical mile と紛らわしいし。
Re: (スコア:0)
知らんのなら聞くなよ。
Re:ccd を平坦に並べるのは手作業です (スコア:2, すばらしい洞察)
「知らんなら書くな」ならともかく。
Re: (スコア:0)
>知らんから
なに弁??