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今あるものが将来も問題なく使い続けられるとは限らない。問題が起きてから気軽にすぐ手に入るモンじゃないんだがな、気象衛星ってのは。
今のひまわりが上がるまで借りてたGOES 9は、あれから3年くらいしかたってないのにもう退役してる [noaa.gov]。ちなみに先代のひまわり5号も平成7年打ち上げで17年運用終了 [www.jaxa.jp]だから、似たようなもん。
ぶっちゃけ、ほとんどその地元や沿線にしか利益をもたらさない道路や新幹線よりも優先度が下ってのが理解できない。
あと、ひまわりの気象データは日本が望んでやまない国際貢献のひとつなんだがな。いっそODAの予算から出したらどうだ?
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
いつものことながら (スコア:4, すばらしい洞察)
確か今使っているものも、相乗り多機能衛星にして予算通したような話でしたし、
その先代からこの手の話があったような。
無くなると明らかに社会的に不具合が出るものなのに、利権が絡まないといつまでも
こんな話の繰り返しなのでしょうか。うーん。
逆に考えると気象衛星に関連する研究者には大御所、年寄り含めて利権と政治が好きな
方が少ないのでしょうね。それ自体、理想的な研究者社会ですが、短所もあるのですね。
Re: (スコア:-1, フレームのもと)
地上からの観測でなんとかなると思うんだが。
Re:いつものことながら (スコア:3, 参考になる)
「将来の状態を予測する」には、地上からの見通し程度の観測ではまったく無理でしょう。
地球は丸いので、富士山の高さ(約4km)からでも、見通し半径はたかだか220km(=√2×6400km(地球の半径)×4km(高さ))です。
地表ぎりぎりの高さまで見通せる必要はないでしょうから、もうちょっと遠くまでは観測できるでしょうけど、それでも限度はあります。
高さ1kmから観測し、高さ2kmより下は観測できなくてもよい、って条件でも、見通し半径は270km(=√2×6400×1 + √2×6400×2)。
台風の予測とかをするには、赤道付近まで観測できる必要がありますし、
日本からの見通し範囲内では、寒気団がどうなってるかなんかも分からない。
台風の速度なんかはだいたい20km程度ですけど、「超大型台風が来る」のが分かるのが半日前って状況だと手遅れになる場合もあったりするのでは?
Re: (スコア:0, フレームのもと)
どうしても衛星がひつようなのって、実はほとんどない。
そして、そのどうしても必要な部分は、他の衛星でカバーできたりする。
観測衛星は必要だが、ひまわりの後継機は実はいらなかったりするんだよ。
Re:いつものことながら (スコア:1, すばらしい洞察)
もっとも気球と飛行機なら、予算が通るもんなら(天気予報なんかには直ぐには役立たなくても)欲しいって人結構いそうだけど。
#気象観測が出来る他の衛星ってどんな(気象)衛星だよw
#それ以外上空からの写真一枚碌に撮れねーしwww
Re: (スコア:0)
ホントひまわりの後継は不要ってなーに言ってんだか。
もうねぇ金勘定のこと言う奴のことは信じらねえし。
経済ってホント役にたたんねぇ。こんな景気にしやがって。
Re: (スコア:0)
ひまわりがなくなった分を増強するだけで済む。
気象観測なんて、衛星の情報が主じゃないよ。
どっちかというと衛星の情報は補助用だから。
Re:いつものことながら (スコア:3, 参考になる)
>どっちかというと衛星の情報は補助用だから。
ちょ。おま。それ90年代以前の認識。
人工衛星による気象観測のない1980年以前と以後で気象情報の稠密さが段違いなのを知らないのですか。
いまや、気象観測は衛星観測が主で現場観測はそれを多少補正するために用いられているようなものですよ。
特に21世紀になってからは地上観測・船舶観測は人件費がかかるので縮小されて衛星観測が主になっています。
衛星観測は、たとえばひまわりなら5km間隔で地球半球分を1時間ごとに観測しています。
地上観測はもっとも稠密と思われるアメダスが時間分解能は高いですけど20km間隔です。
それも日本列島だけです。台風の発生箇所には観測点がありません。
しかも、アメダスは局地的な要素に左右されやすいので数値予報の初期値等には使われていません。
あくまで、アメダスは参考データです。
Re: (スコア:0)
船舶用の気象情報って、結構大事だと思うんだけど。
Re: (スコア:0)
Re:いつものことながら(オフトピ気味) (スコア:0)
元コメに
>気象観測なんて、衛星の情報が主じゃないよ。
>どっちかというと衛星の情報は補助用だから。
って書いてあったから、もうそういう観測網が整備されててひまわりは補助として運用されてんのかと思ったんだけど。
でも、日本近海だけならレーダー網だけでなんとかなるかもだけど、
外洋に浮かんでる船の安全のためにはやっぱり衛星がいるんじゃないのかな。
台風や気流の影響をあんまり受けない高高度を飛ぶ飛行機を開発するか(確か太陽光で動く無人機があったような)、定点にとまって動かないラジオゾンデみたいなのを開発すればいけるか?
むしろそういう観測網だと、有事の際にひまわり落とされて周りの状況わかりません、ということにはなりにくそうだからいいかも。
Re: (スコア:0)
気象衛星は、分解能がちょいと上がって、可視光の他に、赤外線と水蒸気が観測できるようになった程度の進歩しかしてない。
海洋の予報の主要なデータは、高機能な海洋気象ブイロボットで集められています。
だからどっちかとうと、それらのデータ中継用にデータ通信用の衛星打ち上げたほうが気象予報に役に立つ。
Re: (スコア:0)
>気象衛星は、分解能がちょいと上がって、可視光の他に、赤外線と水蒸気が観測できるようになった程度の進歩しかしてない。
「ちょい」どころではありません。
地球の1/3の面積を5kmメッシュで「すべて」「24時間」「継続的に」観測できる手段は気象衛星しかありません。
>海洋の予報の主要なデータは、高機能な海洋気象ブイロボットで集められています。
ブイロボットは補助手段です。日本近海でしか観測していません。
>だからどっちかとうと、それらのデータ中継用にデータ通信用の衛星打ち上げたほうが気象予報に役に立つ。
ブイロボットは今現在通信衛星を介してデータ通信を行っていますが、ご存じないのでしょうか?
静止衛星軌道にブイロボット専用の衛星を打ち上げろ、とでも?
アホですか?
Re: (スコア:0)
なんか説明してくれよ。
結局衛星は何か必要、ってことじゃねーの?
気象観測(例えば水蒸気量や風向風力の観測など)に特化させりゃ気象衛星だし、日本で気象衛星つーたらひまわりじゃないの。
広大な南北太平洋を含む地球の3分の1を一気に観測する方法として、衛星以上にコストパフォーマンスの良いものは無いよ。
日本がやらなきゃ別の国(おそらく中国)がやるからイラネ、という意見もあるけど、責任ある先進大国の姿勢としては誤ってるしね。
衛星以外の手段があることは否定しないけど、それが今より良い道とはいえないのではないか。
Re: (スコア:0)
既に打ち上げられてる衛星と、これから作って打ち上げる衛星の違い。
ひまわり後継機なんて作んなくても、もう必要な衛星はあるだろっていう指摘。
Re:いつものことながら (スコア:1, 興味深い)
今あるものが将来も問題なく使い続けられるとは限らない。問題が起きてから気軽にすぐ手に入るモンじゃないんだがな、気象衛星ってのは。
今のひまわりが上がるまで借りてたGOES 9は、あれから3年くらいしかたってないのにもう退役してる [noaa.gov]。ちなみに先代のひまわり5号も平成7年打ち上げで17年運用終了 [www.jaxa.jp]だから、似たようなもん。
ぶっちゃけ、ほとんどその地元や沿線にしか利益をもたらさない道路や新幹線よりも優先度が下ってのが理解できない。
あと、ひまわりの気象データは日本が望んでやまない国際貢献のひとつなんだがな。いっそODAの予算から出したらどうだ?
Re: (スコア:0)
行動半径と滞空時間によるけど、1観測部隊に何機の配備が必要だろう。
パイロットや整備員の人件費、燃料代、etc.。 運用コストはどのくらいかかるだろう。
予報の精度が落ちたら農家から補償要求されるかもなぁ。
なんか、一年分の運用費で気象衛星が上がりそうな気がするなぁ。