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どこの誰が電子化するかということが問題なのだと思います。
わたしはグーグルが検索サービスの基本に還るのが良いと考えています。つまり仕組みだけ作って中身は各権利者あるいは各国が持てばよいわけです。
グーグルがそうしないあるいはそうさせないのは、書籍など電子化されたデータをグーグルが競合と感じる他のサービスに使われたくないという囲い込みの思いがあります。フランスはそれが気に入らないのでしょう。
日本も自国の書籍は国会図書館辺りが電子化して、その使用権をグーグル等にライセンスするようなスキームを国として提唱してゆけばよいと思います。
でも、電子化の方が手間がかかるんだから、むしろ、電子化を有象無象(主に版元や実物の所有者=図書館)が担当して、電子化済み情報を国会図書館(というかOPACみたいなの)が管理する方が理に叶ってると思うけどね。
国会図書館は近代以降出版で著作権切れ(及び切れかけで文化庁長官承認)のやつを精力的にスキャンしてるわけだけど、それでも未スキャンが山と積まれている。国会図書館が持っていない書籍は持ち主がバラバラにスキャンして勝手に公開している。ISBNが振られていないやつ(同人、稀覯本、手紙、石碑など)は、何らかの形でIDを振ってデータの一元管理すべきだろう。
ISBNが振られているやつだって、Googleが電子化するのが問題なわけで、電子化は基本的に権利を持ってる人がやるべきで、そこから委託をうけた分だけGoogleがすればいい。
そうすると今度は電子化の規格の乱立が・・・。いや、国会図書館の電子化された書籍のユーザビリティはかなり最悪ではありますが・・。
また、アーカイブとしての電子化は今はともかく将来的には必須になってくるでしょうから、権利を持ってる人(=著作権者)云々とは関係なく図書館の権限を拡大する必要はあるんじゃないのかと思うわけですけれども。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
論点は電子化をする(利点)か否(弊害)かではなく (スコア:4, すばらしい洞察)
どこの誰が電子化するかということが問題なのだと思います。
わたしはグーグルが検索サービスの基本に還るのが良いと考えています。
つまり仕組みだけ作って中身は各権利者あるいは各国が持てばよいわけです。
グーグルがそうしないあるいはそうさせないのは、書籍など電子化されたデータをグーグルが競合と感じる他のサービスに使われたくないという囲い込みの思いがあります。フランスはそれが気に入らないのでしょう。
日本も自国の書籍は国会図書館辺りが電子化して、その使用権をグーグル等にライセンスするようなスキームを国として提唱してゆけばよいと思います。
_/-/ Zantei _/-/
Re:論点は電子化をする(利点)か否(弊害)かではなく (スコア:1, 興味深い)
でも、電子化の方が手間がかかるんだから、むしろ、電子化を有象無象(主に版元や実物の所有者=図書館)が担当して、電子化済み情報を国会図書館(というかOPACみたいなの)が管理する方が理に叶ってると思うけどね。
国会図書館は近代以降出版で著作権切れ(及び切れかけで文化庁長官承認)のやつを精力的にスキャンしてるわけだけど、それでも未スキャンが山と積まれている。国会図書館が持っていない書籍は持ち主がバラバラにスキャンして勝手に公開している。ISBNが振られていないやつ(同人、稀覯本、手紙、石碑など)は、何らかの形でIDを振ってデータの一元管理すべきだろう。
ISBNが振られているやつだって、Googleが電子化するのが問題なわけで、電子化は基本的に権利を持ってる人がやるべきで、そこから委託をうけた分だけGoogleがすればいい。
Re:論点は電子化をする(利点)か否(弊害)かではなく (スコア:1)
そうすると今度は電子化の規格の乱立が・・・。いや、国会図書館の電子化された書籍のユーザビリティはかなり最悪ではありますが・・。
また、アーカイブとしての電子化は今はともかく将来的には必須になってくるでしょうから、権利を持ってる人(=著作権者)云々とは関係なく図書館の権限を拡大する必要はあるんじゃないのかと思うわけですけれども。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re: (スコア:0)
フランスが気に入らないのは勝手にスキャンされて勝手にweb公開されたことだと思う。