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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
腐 (スコア:0, 余計なもの)
> 「たしかに、不正は行なわれた。しかし科学の正常なチェック方法を使え ば、このような不正は探し出せる。このシステムは機能している」
なんか、どこかで聞いた言葉だなぁ、と思ったら
「仕様書は完璧だったんだが、実装がまずかったんだよねー。で、動かなかったんだ。ごめんごめん。」
という開発者のいいわけそのものだよね。
まぁ、これに限らず、米国の「経済
Re:腐 (スコア:2, すばらしい洞察)
>> ク方法を使え ば、このような不正は探し出せる。このシス
>> テムは機能している」
> なんか、どこかで聞いた言葉だなぁ、と思ったら
> 「仕様書は完璧だったんだが、実装がまずかったんだよねー。
> で、動かなかったんだ。ごめんごめん。」
> という開発者のいいわけそのものだよね。
なんでこんな例えば出てくるのかさっぱり分かりません。
研究結果を捏造しようと、間違った実験をしようと、
自然法則は一
「いずれ」の意味 (スコア:1, 興味深い)
だから、今回は不正の露見が「社会的に影響はあったけれども、なんとか必要かつ十分な時間内に」かろうじて間に合った、というだけのことであって、これが間に合わなかった場合は不正は露見しないのと同じことになる。追試そのものも、なんらかの事情で行われなかったり、忙しくてできる人がいなかったりね。あと、社会が半導体に興味を全く失って、研究者そのものが他に全くいなくなるとか。まぁ、これは現
Re:「いずれ」の意味 (スコア:5, 参考になる)
査読に際しては、
・従来報告されていない新規な発見であるか
・論理は首尾一貫しているか
・原稿の体裁はきちんとしているか
・表現はわかりやすいか
・英文の場合、文法や単語は正しいか
・論文の主題は専門誌の趣旨に一致しているか
などのポイントを中心にチェックしていくことになります。
投稿原稿が新規なものであるかどうかは一応確認しますが、最近はインターネットが利用できるようになってやりやすくなったとは言え限界がありますので、原稿の内容
Eureka !
要するに査読者は騙せるもの (スコア:0)
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
専門誌に掲載された論文は絶対正しいとナイーブに信じておられたようですが、掲載されたのはそれが真実であると証明されたからではなく、真実であると信じるに足る合理的な根拠が示され、かつ、否定するだけの根拠はなかったからであって、最初にも書いたようにそれをさまざまな角度から再検証して正しいものであるかを評価するのは関連する分野の研究者の責任です。
どうも曲解されているようですが、査読の際はもちろん可能な限りのチェックに努めますし、その結果掲載されたということは非常に重い意味を
Eureka !
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
> れたようですが、掲載されたのはそれが真実であると証明され
> たからではなく、真実であると信じるに足る合理的な根拠が示
> され、かつ、否定するだけの根拠はなかったからであって、
もし memexさんが科学の現場を経験された方ならお聞きしたい
のですが、同じ分野でも多くの種類の専門誌が存在するわけで
すが、その論文にふさわしいかのチェックはどうするのでしょ
うか。たとえねつ造を見破る事ができなかったとしても、
クエスチョンマークが付くような論文を一流誌に載せるのを
許可するような査読者のいる分野全体
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
>もし memexさんが科学の現場を経験された方ならお聞きしたい
>のですが、同じ分野でも多くの種類の専門誌が存在するわけで
>すが、その論文にふさわしいかのチェックはどうするのでしょ
>うか。
ちょっと質問の意味がよくわからないのですが、論文が掲載されるのにふさわしい専門誌はどうして選ぶのか、という意味であれば、それは投稿する側が選ぶ問題です。
>たとえねつ造を見破る事ができなかったとしても、
>クエスチョンマークが付くような論文を一流誌に載せるのを
>許可するような査読者のいる分野全体の問題でしょう。
研究に関わった方ならおよそ承知されているでしょうが、専門誌に掲載される論文には、多くの研究者が「こうすればこういう結果が得られるだろう」と想定していて実際にそう言う結果が得られました、というものが多くあります。
つまり、細かい箇所はともかく、どういう結果が得られるかは大体予想されていたわけであって実際にそれが論文として出されて初めて関係者に公式に認知されることになります。
もう一つは、予想を検証するべく実験してみたら予想に反する結果が得られた場合で、その予想が間違っていたのか、それとも研究手法が正しかったのかを検証することになります。
また、従来の予想では説明できないような論文が発表されることがありますが、それが多くの研究者によって追試されて確認されれば新発見として認知されることになります。
何度も言うようですが、査読者が原稿に記載された原稿を追試して真偽を確かめるわけではありませんし、それは関連研究者の仕事です。
>インパクトファクターの大きな雑誌ですら、嘘じゃなかったら
>載せるなんていい加減な事をやってるんですから、二流誌、
>三流誌なら多少の嘘は認める、ぐらいの内容なんでしょうか。
複数の査読者で意見の分かれることはあっても、「多少の嘘は認める」なんて査読者は誰一人いないでしょう。
少なくとも日本の考古学で最近起こった問題のように、正式な論文として発表すらされていないものを公知の事実として利用するようないい加減なことをやっているわけではありません。
実際査読してみると、不適切な実験や操作、統計処理のミスなどで評価の対象にすらならない原稿がある一方で、非の打ち所のない実験、統計処理を行ってどこにも欠陥は認められないにも関わらず、得られた結果は従来の予想とかけ離れているものもあります。
前者は当然落選ですが、後者については複数の研究者が何度も検討を重ねます。
もし欧米の「一流誌」を定期的に読まれていれば、巻頭の編集者所見に時折、「これは従来の知見では説明できない報告である、もし本当であれば大発見である」と言ったコメントを時折見かけられるはずです。
科学の査読システムの現状と限界、そして検証の具体的な手順がどのようなものであるのか、一度丹念に読まれるとよろしいと思います。
Eureka !