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治療を拒否する権利、治療を受ける権利はどちらも自身の幸せの追求という観点で、生存権の一部だとおもう。よってこの方法で色覚を「正常化」できるとしても強制することは出来ないし、禁止することも出来ない。結局は個人の意思。
このストーリーを思い出した遺伝子欠陥による胚選択、どこで線を引くべき? [srad.jp]
治療法が出来るかも知れない、という事自体は良いニュースだと思いますが、「治療しなければいけない先天性疾患なのだ」という事になると、それは差別に繋がると思います。
日本の場合、徴兵検査のために作られた石原式によって、諸外国に比べて比較的厳密な判定が行われるようになりました。そして判別できるようになると、劣等人種扱いの断種論があったり、進学や就職で露骨な差別が行われたりしたのです。
最近では色盲と言わずに色覚異常と言うらしいですが、異常といってしまうのも差別的ですよね。なにが正常で異常かというと、この場合は単に数の問題です。マイノリティだと言うだけで日本人男性の5%を異常だと言ってるわけです。交通信号を判別しにくかったり等、現代の生活に不利な点があっても、生物として欠陥があるわけではなく、例えばの話、もし人類の大部分が二色型色覚で、三色型色覚が少数派だったら、三色型色覚が色盲と呼ばれていたかもしれません。
色彩を判別できないわけではなく、大多数の人間とは違う見え方をする、単なる個性と考えればいいじゃないかと思います。マイノリティだから異常なのだ治療を受けるべきだ、と考えてしまうのは一歩間違うととても危険な気がします。
おっしゃることは分からなくもないのですが、
異常といってしまうのも差別的ですよね。
「異常」という言葉にネガティブな意味を付与しないでほしいと思う私は、異常(少数派)なんでしょうか。本来、多数派(常)と異なる、という程度の意味でしかない言葉だと思っているのですが。
# 文脈上、「マイノリティ」という言葉は差別的でない(と#1741293コメント氏は考えている)ように# 読めますが、「異常」と語義的に何が違うのかわからん。
元ACではないですが。
「異常」は「正常」の対義語ではないかと。数的な少数派を表す「マイノリティ」とは意味合いが異なると思います。
#1741293のACです。日本語で異常と言う場合、誤動作や故障、欠陥等を指す場合もあると思います。先天的異常と聞いて忌避すべき奇形や排除すべき劣化だと考える人もいるでしょう。
私の理解している範囲では、哺乳類全体で見ると三色型色覚のほうが特殊で、もともと遺伝子として不安定なのである程度の割合で二色型色覚にもなりえるという事だと思います。昔から一定数の人が二色型色覚として生まれてきている筈ですし、治療法が出来たからといって正すべき間違として扱われる事になるとしたら、それはどうかと思うのです。自分達とは違う物の見方をする人間の存在を認めない社会は病んでいると思うので。
しかし、「異常」が差別的だと言ってしまうのは、それこそ差別的だったかも知れません。言葉狩り的で軽率な発言でした。
正常なのは、女性の一部にいるといわれる四色型色覚。それ以外の二色型や三色型は祖先から退化したもの。正常なのがマイノリティなのさ。
詳しくないのでWikipedia由来ですが、そもそも四色型色覚って、赤緑色覚異常の保因者(だから女性限定)が多いんじゃありませんでしたっけ。# 性(というかX)染色体のヘテロ接合型を「正常」っていうのには激しく違和感を覚えます。
ヘテロ接合型の生存能力が大きくてホモ接合はダメってのは生物界に良くあること。
いや、雑種強勢の話ではなくて、X染色体上の遺伝子のheterozygoteを「正常」と呼ぶことの是非ですよ。男性は(クラインフェルターでない限り)必ず「異常」になってしまうわけで。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
幸せの追求 (スコア:1)
治療を拒否する権利、治療を受ける権利はどちらも自身の幸せの追求という観点で、生存権の一部だとおもう。
よってこの方法で色覚を「正常化」できるとしても強制することは出来ないし、禁止することも出来ない。
結局は個人の意思。
Re: (スコア:2, 興味深い)
このストーリーを思い出した
遺伝子欠陥による胚選択、どこで線を引くべき? [srad.jp]
Re: (スコア:0)
遺伝子導入なんざ、投薬や手術と同列の処置に過ぎないと思うんだ。
結局これらは宗教ないし価値観の問題だが・・・
病人に対する干渉の禁止とかいうドウシヨウモないのを除けば、あんま問題ない気がするな。
具体的な干渉部位を挙げて禁止してる宗教も、結局は大概が後付けだから理由にはならんし。
遺伝子を神格化するっていう新興宗教が邪魔してるだけだな。
Re:幸せの追求 (スコア:1, すばらしい洞察)
治療法が出来るかも知れない、という事自体は良いニュースだと思いますが、
「治療しなければいけない先天性疾患なのだ」という事になると、それは差別に繋がると思います。
日本の場合、徴兵検査のために作られた石原式によって、諸外国に比べて比較的厳密な判定が行われるようになりました。
そして判別できるようになると、劣等人種扱いの断種論があったり、進学や就職で露骨な差別が行われたりしたのです。
最近では色盲と言わずに色覚異常と言うらしいですが、異常といってしまうのも差別的ですよね。
なにが正常で異常かというと、この場合は単に数の問題です。マイノリティだと言うだけで日本人男性の5%を異常だと言ってるわけです。
交通信号を判別しにくかったり等、現代の生活に不利な点があっても、生物として欠陥があるわけではなく、例えばの話、もし人類の大部分が二色型色覚で、三色型色覚が少数派だったら、三色型色覚が色盲と呼ばれていたかもしれません。
色彩を判別できないわけではなく、大多数の人間とは違う見え方をする、単なる個性と考えればいいじゃないかと思います。
マイノリティだから異常なのだ治療を受けるべきだ、と考えてしまうのは一歩間違うととても危険な気がします。
Re:幸せの追求 (スコア:4, すばらしい洞察)
おっしゃることは分からなくもないのですが、
「異常」という言葉にネガティブな意味を付与しないでほしいと思う私は、異常(少数派)なんでしょうか。本来、多数派(常)と異なる、という程度の意味でしかない言葉だと思っているのですが。
# 文脈上、「マイノリティ」という言葉は差別的でない(と#1741293コメント氏は考えている)ように
# 読めますが、「異常」と語義的に何が違うのかわからん。
Re: (スコア:0)
元ACではないですが。
「異常」は「正常」の対義語ではないかと。
数的な少数派を表す「マイノリティ」とは意味合いが異なると思います。
Re: (スコア:0)
#1741293のACです。
日本語で異常と言う場合、誤動作や故障、欠陥等を指す場合もあると思います。
先天的異常と聞いて忌避すべき奇形や排除すべき劣化だと考える人もいるでしょう。
私の理解している範囲では、哺乳類全体で見ると三色型色覚のほうが特殊で、もともと遺伝子として不安定なのである程度の割合で二色型色覚にもなりえるという事だと思います。
昔から一定数の人が二色型色覚として生まれてきている筈ですし、治療法が出来たからといって正すべき間違として扱われる事になるとしたら、それはどうかと思うのです。
自分達とは違う物の見方をする人間の存在を認めない社会は病んでいると思うので。
しかし、「異常」が差別的だと言ってしまうのは、それこそ差別的だったかも知れません。言葉狩り的で軽率な発言でした。
Re:幸せの追求 (スコア:1)
正常なのは、女性の一部にいるといわれる四色型色覚。
それ以外の二色型や三色型は祖先から退化したもの。
正常なのがマイノリティなのさ。
the.ACount
Re:幸せの追求 (スコア:1)
詳しくないのでWikipedia由来ですが、そもそも四色型色覚って、赤緑色覚異常の保因者(だから女性限定)が多いんじゃありませんでしたっけ。
# 性(というかX)染色体のヘテロ接合型を「正常」っていうのには激しく違和感を覚えます。
Re:幸せの追求 (スコア:1)
ヘテロ接合型の生存能力が大きくてホモ接合はダメってのは生物界に良くあること。
the.ACount
Re:幸せの追求 (スコア:1)
いや、雑種強勢の話ではなくて、X染色体上の遺伝子のheterozygoteを「正常」と呼ぶことの是非ですよ。男性は(クラインフェルターでない限り)必ず「異常」になってしまうわけで。