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数年前に、もともとNTTDがやってた特許庁のシステムをTSOLが取ったは良いけれど、案の定大爆発して日経コンピュータの「動かないコンピュータ」に掲載される始末。どう考えてもNTTDが救済に入らないと回らないのだが、今回の事件でその可能性は無くなったと思われる。これで、特許庁のシステム更改は当面完了しない。
さらに、なぜこのタイミングでNTTDが挙げられて、何が隠蔽されたのでしょうかね。
もともとNTTDはシステム仕様書すらまともなものは残していない。TSOLは入札でババをひいたようなものか・・。
今回の事件で隠蔽したかったのは、これまで随契で如何に現場が美味しい思いをしていたか。というあたりか。
なぜシステムの決定権を持たない審査官が収賄となったのか、それは本丸に踏み込めば今のプロジェクトが継続できなくなるからかもしれない。(笑
えーと、今回のは単純な更改じゃないですよ。現行システムは、段階的に作られて複数のシステムが複雑怪奇になっているのでいったん全部捨てて、全業務を洗い出して、最適なシステムを作るお仕事です。なので、既存の仕様書がどーとかは本来関係ないのです。
アレをコレして!無理矢理受注してみたは良いけれど、100億規模の案件を初めてマネジメントしてみたら、あらびっくり、自分たちの器では管理しきれませんでした、というのが現実。
プログラムという意味では業務設計から行うので既存のシステム仕様は不要かもしれませんが、データは移行しなければならないのでやはり既存のシステム仕様(ER図、DFD、CRUD図などデータ関連の仕様)は必要なのではないでしょうか。
汚くて見るのも嫌だから、稼働中の現行システムを全部捨てるよ!でさでさ、ぼくの作った夢のようなシステム(きっとドリル付き)を作ってよ!
特許庁の次期システムはこういう話なのね?受ける方も度胸あるなあ…
いつも思うことなのだが、
汚くて見るのも嫌な現行システムを作るのに100億かかったのなら、それを綺麗に作り直すのには最低でも100億以上かかるってことを、
顧客担当者は分かってるんだろうか?#技術進歩で安くなるハードウエア価格は別だが、誤差みたいなもんだし。
「まして現行システムと操作性や仕様は同じにしてね」とか言われた日にゃ、一千億もらったって、ムリだと思う。
>でさでさ、ぼくの作った夢のようなシステム(きっとドリル付き)を作ってよ!こんな感じ? [srad.jp]
分かってる人間も分からないフリをします
>「まして現行システムと操作性や仕様は同じにしてね」
ここが癌なのよねほんとは業務フローから手を入れないといけないけど丸投げするつもりなら実に嫌がってくれるし、作るほうも手を入れたがらない
能力がないくせに手を挙げたところは、未来永劫指名停止にすべきだと思う。
言葉尻にも細心の注意を払わないといけないので大変です。 「○○であること」→「○○であると認められること」とか。
発注側が本当に誠実で有能であれば、随意契約が最も安くて良いシステムが作れる方式だ、ってのには賛成します。
>> 入札なんかで力不足の業者が金額だけで応札しようものなら大失敗確実。
10年くらい前に独法の某研究所の研究者から聞いた話.
研究目的のシステムを導入するにあたって,随契が許される予算規模をギリギリで上回ってしまったので,心当たりの業者はいるのだが入札を行ったそうな.すると,全く聞いたこともない業者が,異常に安すぎる金額で入札してきた.どう調べても怪しいのだが,入札という制度上,そこにせざるを得ない.で,契約してみたところ…
デュアルCPUのサーバが納品されるはずが,普通の1CPUのPCが納品される.何かの手違いだと思って連絡すると,「え,そうでしたか?わかりました.じゃ,もう1台PCを納品します.これで数は合ってますよね?」
…みたいなレベルの業者だったそうで.
#研究そのものも時間との勝負だし,予算も年度で切られてるので,こういう状況になっても「契約破棄して,再入札で別の業者をさがす」なんて時間は無いわけで,おそらくそういう研究者の足下を見たクソ業者だったんだろうという話でした.
特に保守体制とかトラブル時の誠意とか、書類審査や納品時点で定量的には判定できない項目ではもう手抜きし放題ですね(悪徳業者や未熟業者とか)。
あるいは、営業が自分の成果報酬目当てに、無理なシステム構成保守体制でで安かろう悪かろうの提案をして安いモンで落札しちゃって、落札業者側のエンジニアもシステム導入側組織も両方不幸になるって事例も。 営業の報酬が案件の利益では無く売り上げ比例だったために赤字案件でもとにかく売っちゃえば営業マンだけは儲かる、という給与体系の会社が癌でしたねー。
どの会社がやっても同じものが出来上がる箱物や物品販売とは違い、特殊なシステム開発だと本当は随意契約でしか完遂できないものってあるんです。入札なんかで力不足の業者が金額だけで応札しようものなら大失敗確実。
そういうケースもあるけど、そうじゃないケースのほうが実際多いですけどね。
役人は、入札にして値段を下げると評価が上がるので、必要以上に入札にしたがるわけです。
じゃなしに、基本今時はよほどの理由がない限り隋契禁止ですし。小額なのは永年放置されていたのが最近は会計検査院お仕事してますから、よほどの事情がない限りはなくなりますよ。
それで安くなった予算は返上さ
こういうテクも最近では使えなくなってるんでしょうか。
入札しないで済むなら入札はしないんじゃないかなぁ。入札は発注元も仕様作成が面倒なので。
入札して安くなると評価が上がる、ということも無い様な気がします。定価があるような案件ならともかく、大きな金額の案件って、定価が無いことが多いと思うので、入札で安くなったかどうか、そもそも分かるんでしょうか?
随意契約とか、一社入札とか、90%台後半の金額での入札が多いと評価が下がることはあるような気がします。
役人が求めているというより、入札すれば何が何でも効率が良くなると思っているマスコミだか学者だかが、入札をしたがっているのだと思います。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
誰も救われない。 (スコア:1, 興味深い)
数年前に、もともとNTTDがやってた特許庁のシステムをTSOLが取ったは良いけれど、
案の定大爆発して日経コンピュータの「動かないコンピュータ」に掲載される始末。
どう考えてもNTTDが救済に入らないと回らないのだが、
今回の事件でその可能性は無くなったと思われる。
これで、特許庁のシステム更改は当面完了しない。
さらに、なぜこのタイミングでNTTDが挙げられて、
何が隠蔽されたのでしょうかね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
もともとNTTDはシステム仕様書すらまともなものは残していない。
TSOLは入札でババをひいたようなものか・・。
今回の事件で隠蔽したかったのは、
これまで随契で如何に現場が美味しい思いをしていたか。というあたりか。
なぜシステムの決定権を持たない審査官が収賄となったのか、
それは本丸に踏み込めば今のプロジェクトが継続できなくなるからかもしれない。(笑
Re:誰も救われない。 (スコア:2, 興味深い)
えーと、今回のは単純な更改じゃないですよ。
現行システムは、段階的に作られて複数のシステムが複雑怪奇になっているので
いったん全部捨てて、全業務を洗い出して、最適なシステムを作るお仕事です。
なので、既存の仕様書がどーとかは本来関係ないのです。
アレをコレして!無理矢理受注してみたは良いけれど、
100億規模の案件を初めてマネジメントしてみたら、あらびっくり、
自分たちの器では管理しきれませんでした、というのが現実。
Re:誰も救われない。 (スコア:1)
プログラムという意味では業務設計から行うので既存のシステム仕様は不要かもしれませんが、データは移行しなければならないのでやはり既存のシステム仕様(ER図、DFD、CRUD図などデータ関連の仕様)は必要なのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
汚くて見るのも嫌だから、稼働中の現行システムを全部捨てるよ!
でさでさ、ぼくの作った夢のようなシステム(きっとドリル付き)を作ってよ!
特許庁の次期システムはこういう話なのね?受ける方も度胸あるなあ…
Re:誰も救われない。 (スコア:1, すばらしい洞察)
いつも思うことなのだが、
汚くて見るのも嫌な現行システムを作るのに100億かかったのなら、
それを綺麗に作り直すのには最低でも100億以上かかるってことを、
顧客担当者は分かってるんだろうか?
#技術進歩で安くなるハードウエア価格は別だが、誤差みたいなもんだし。
「まして現行システムと操作性や仕様は同じにしてね」
とか言われた日にゃ、一千億もらったって、ムリだと思う。
>でさでさ、ぼくの作った夢のようなシステム(きっとドリル付き)を作ってよ!
こんな感じ? [srad.jp]
Re:誰も救われない。 (スコア:1, すばらしい洞察)
分かってる人間も
分からないフリをします
>「まして現行システムと操作性や仕様は同じにしてね」
ここが癌なのよね
ほんとは業務フローから手を入れないといけないけど
丸投げするつもりなら実に嫌がってくれるし、作るほうも手を入れたがらない
Re: (スコア:0)
能力がないくせに手を挙げたところは、未来永劫指名停止にすべきだと思う。
君んとこ? (スコア:0)
##明日は我が身。
Re: (スコア:0)
必ずしもそうとは限らないんですよね。
どの会社がやっても同じものが出来上がる箱物や物品販売とは違い、特殊な
システム開発だと本当は随意契約でしか完遂できないものってあるんです。
入札なんかで力不足の業者が金額だけで応札しようものなら大失敗確実。
役人は、入札にして値段を下げると評価が上がるので、必要以上に入札に
したがるわけです。
それで安くなった予算は返上されて、減税となったり、来年に繰り越して
概算要求額を減らせることになるということも当然あるわけがなく、
その年度内に別のところで無駄使いされるだけなんですがね。
Re:誰も救われない。 (スコア:2, すばらしい洞察)
言葉尻にも細心の注意を払わないといけないので大変です。 「○○であること」→「○○であると認められること」とか。
発注側が本当に誠実で有能であれば、随意契約が最も安くて良いシステムが作れる方式だ、ってのには賛成します。
Re:誰も救われない。 (スコア:1, 興味深い)
と、全ての担当者が理解していれば良いんですが、そうとも限らない。
入札にして、とにかく多数の入札があって競争してくれることを目標として、
仕様書をどんどん甘くして入札基準をどんどん下げる担当者もいます。
公務員の場合、3年前後で部署を異動するので、何期かに一度、そういう担当者が
着いてしまうと、長年随意契約でうまく回っていたのに、むやみに入札に変更され、
わけのわからない業者が落札してパニックの危機が来ます。
Re:誰も救われない。 (スコア:2, 参考になる)
>> 入札なんかで力不足の業者が金額だけで応札しようものなら大失敗確実。
10年くらい前に独法の某研究所の研究者から聞いた話.
研究目的のシステムを導入するにあたって,随契が許される予算規模をギリギリで上回ってしまったので,心当たりの業者はいるのだが入札を行ったそうな.すると,全く聞いたこともない業者が,異常に安すぎる金額で入札してきた.どう調べても怪しいのだが,入札という制度上,そこにせざるを得ない.で,契約してみたところ…
デュアルCPUのサーバが納品されるはずが,普通の1CPUのPCが納品される.何かの手違いだと思って連絡すると,「え,そうでしたか?わかりました.じゃ,もう1台PCを納品します.これで数は合ってますよね?」
…みたいなレベルの業者だったそうで.
#研究そのものも時間との勝負だし,予算も年度で切られてるので,こういう状況になっても「契約破棄して,再入札で別の業者をさがす」なんて時間は無いわけで,おそらくそういう研究者の足下を見たクソ業者だったんだろうという話でした.
Re:誰も救われない。 (スコア:1)
Re:誰も救われない。 (スコア:3, 興味深い)
入札ってのは基本的に性善説なので、応札書類に嘘がある前提では審査しませんからね。 どうしようもなく騙されてしまうことは有りますね。
特に保守体制とかトラブル時の誠意とか、書類審査や納品時点で定量的には判定できない項目ではもう手抜きし放題ですね(悪徳業者や未熟業者とか)。
あるいは、営業が自分の成果報酬目当てに、無理なシステム構成保守体制でで安かろう悪かろうの提案をして安いモンで落札しちゃって、落札業者側のエンジニアもシステム導入側組織も両方不幸になるって事例も。 営業の報酬が案件の利益では無く売り上げ比例だったために赤字案件でもとにかく売っちゃえば営業マンだけは儲かる、という給与体系の会社が癌でしたねー。
Re: (スコア:0)
そういうケースもあるけど、そうじゃないケースのほうが実際多いですけどね。
じゃなしに、基本今時はよほどの理由がない限り隋契禁止ですし。
小額なのは永年放置されていたのが最近は会計検査院お仕事してますから、よほどの事情がない限りはなくなりますよ。
Re:誰も救われない。 (スコア:1)
こういうテクも最近では使えなくなってるんでしょうか。
Re: (スコア:0)
入札しないで済むなら入札はしないんじゃないかなぁ。
入札は発注元も仕様作成が面倒なので。
入札して安くなると評価が上がる、ということも無い様な気がします。
定価があるような案件ならともかく、
大きな金額の案件って、定価が無いことが多いと思うので、
入札で安くなったかどうか、そもそも分かるんでしょうか?
随意契約とか、一社入札とか、90%台後半の金額での入札が多いと
評価が下がることはあるような気がします。
役人が求めているというより、
入札すれば何が何でも効率が良くなると思っている
マスコミだか学者だかが、入札をしたがっているのだと思います。