アカウント名:
パスワード:
喘息の治療で粉末状のステロイド剤 [glaxosmithkline.co.jp]を吸入してますが、いろいろと害が囁かれてるステロイド剤のかわりに苦味成分を配合しただけの粉末が使えるなら嬉しいですね。もっとも、ステロイドは気管支拡張ではなく抗炎症作用を期待して使われているので単純に置き替えるわけには行かないでしょうが、一時的に発作をやわらげる効果あれば嬉しいですね。
僕は、20年以上にわたって喘息と付き合っているんだけど、最初にかかったお医者さんに、「カフェインが効くから、コーヒーやお茶の湯気を吸い込むと楽だよ」って言われて、ずっと実践してる。カフェインというより、この、苦味を感じているのが効いているのかもね。
発作が出てからでも、コーヒーの湯気を吸ったり飲んだりしてると、眠れるぐらいまでには落ち着くから、試してみるといいと思うよ。夜にコーヒーを飲むと眠れなくなるという話もあるけど、どうせ発作が出ているときは眠れたりしないわけだしね。さすがに、吸引薬みたいに劇的に発作がおさまったりはしないけれどもね。
>カフェインは揮発しないので湯気には来ません。水蒸気(湿度)を保つ効果と、ひょっとしたらコーヒーなどの香りが何らかの作用をするかもしているのかもしれません。ただし香りについては、まだそういった研究はないんじゃないかと思います。
・香りという情報が脳に与える影響・何らかの物質(それが「香り」なのか「苦味」なのか「苦味のある香り成分」なのかはさておき)が鼻やのどの粘膜の受容体に直接作用して与える影響のそれぞれがあるのかもしれませんね。
コーヒーというとカフェインの作用、という理屈が多いですが別にカフェイン以外はまったく作用がないってわけでもないでしょうし実際コーヒーは香りだけでも覚醒効果が体感できますし。(単なる条件付けであり直接的な作用ではないかもしれないですが)
#というか理解が浅くてタレコミが「平滑筋弛緩物質をなめてみると苦かった!」という報告とどれくらい違うか分からない…。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
※ただしPHPを除く -- あるAdmin
喘息の治療薬に配合したら (スコア:1)
喘息の治療で粉末状のステロイド剤 [glaxosmithkline.co.jp]を吸入してますが、いろいろと害が囁かれてるステロイド剤のかわりに苦味成分を配合しただけの粉末が使えるなら嬉しいですね。
もっとも、ステロイドは気管支拡張ではなく抗炎症作用を期待して使われているので単純に置き替えるわけには行かないでしょうが、一時的に発作をやわらげる効果あれば嬉しいですね。
Re: (スコア:1, 興味深い)
僕は、20年以上にわたって喘息と付き合っているんだけど、最初にかかったお医者さんに、「カフェインが効くから、コーヒーやお茶の湯気を吸い込むと楽だよ」って言われて、ずっと実践してる。
カフェインというより、この、苦味を感じているのが効いているのかもね。
発作が出てからでも、コーヒーの湯気を吸ったり飲んだりしてると、眠れるぐらいまでには落ち着くから、試してみるといいと思うよ。
夜にコーヒーを飲むと眠れなくなるという話もあるけど、どうせ発作が出ているときは眠れたりしないわけだしね。
さすがに、吸引薬みたいに劇的に発作がおさまったりはしないけれどもね。
Re: (スコア:2, 興味深い)
カフェイン、テオフィリン、テオブロミンなどのメチルキサンチン類には、気道平滑筋弛緩作用(気管支拡張作用)があることが知られてます。中でも、テオフィリンはこの作用が
Re: (スコア:1)
>カフェインは揮発しないので湯気には来ません。水蒸気(湿度)を保つ効果と、ひょっとしたらコーヒーなどの香りが何らかの作用をするかもしているのかもしれません。ただし香りについては、まだそういった研究はないんじゃないかと思います。
・香りという情報が脳に与える影響
・何らかの物質(それが「香り」なのか「苦味」なのか「苦味のある香り成分」なのかはさておき)が鼻やのどの粘膜の受容体に直接作用して与える影響
のそれぞれがあるのかもしれませんね。
コーヒーというとカフェインの作用、という理屈が多いですが
別にカフェイン以外はまったく作用がないってわけでもないでしょうし
実際コーヒーは香りだけでも覚醒効果が体感できますし。(単なる条件付けであり直接的な作用ではないかもしれないですが)
#というか理解が浅くてタレコミが「平滑筋弛緩物質をなめてみると苦かった!」という報告とどれくらい違うか分からない…。
Re:喘息の治療薬に配合したら (スコア:2, 参考になる)
今回の報告のキモは、一つには、気道平滑筋にも苦味受容体(TAS2Rs)が発現しているということを明らかにした点です。
一般に、味覚受容体は舌(味蕾)にだけあると思われがちですが、味蕾のその約3分の1(2200個程度)は舌以外の口腔内に(分布 [google.com]しており、のどの奥の方(咽頭から喉頭にかけてや、気道と食道の境目付近の喉頭蓋と呼ばれる部分)にまで発現していることが知られてました。これらの味蕾からも知覚神経を介して中枢神経系につながっており、なんらかの形で「味」の知覚に寄与しているのだろうと考えられてました。
一方、味蕾を構成する味細胞以外の細胞、特に消化管の細胞の一部などでは味覚受容体が発現することも知られていましたが、これらの細胞は味神経につながっている訳ではないので、味覚とは無関係ではあるものの、味物質がこれらの細胞に何らかの作用を生じる可能性が指摘されてます。苦味(甘味、うま味)受容体は、「Gタンパク質共役受容体 GPCR」に分類 [google.com]されるものであり、苦味物質が結合すると、受容体の細胞内領域に結合しているGタンパク質にシグナルが伝わり、それがさまざまな細胞応答につながります。味細胞の場合は、その細胞応答の一つが「味覚神経細胞にシグナルを送る」ことだというわけです。したがって、味細胞以外の場合には、何らかの別の作用が見られても不思議はない、と。今回の報告は、そういった消化管以外の、呼吸器系に関与する細胞でもTAS2Rsが発現していることを発見し、さらに平滑筋弛緩作用があることを発見してるわけです。
最初、ニュースだけを読んだときに気になったのは、これが「本当に苦味受容体を介した作用なのか」という部分でした。というのは、苦味物質の中には、TAS2Rsを介さずに苦味を生じさせる [google.com]と言われているものもあるからです(カフェインもその一つです)。
ただし、この論文では(1)実際に気道平滑筋でTAS2Rsの発現があること、(2)さまざまな種類の苦味物質(特定のTAS2Rと反応することが判っているもの)で同じ作用が見られること、を実験的に証明しているので、「苦味受容体を介して気道平滑筋の弛緩が起きる」と言うことは可能だと思います。