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見出しは思いっきり圧縮されて世界一を強調しすぎてますけど
一般人にはGlobal FFTなんて用語をいきなり出されてもわかんないですよね。それよりはその結果によって「どの分野にご利益があるのか」の方が関心の的になるかと思います。流体とか要らんことを書くと一部の方々から「核兵器が/戦闘機がうんたら」と難癖をつけられるのは目に見えているので「気象分野で」とお茶を濁すことに。
まぁ讀賣が紹介するならこういうまとめ方になるのはしょうがないでしょう。
ただ、「スパコンは万能の計算機」という信仰はいまだに生きているので、自称クオリティボリュームペーパーには「4つの相反する評価基準があって一口にスパコンといっても得意な分野とそうじゃない分野がある」という部分をもっと広く啓蒙していただきたいもんではありますが。
JAMSTECが保有する計算機としての方向性は「メモリお化けの密結合計算機」で正しいのでFat tree結合でこれだけの性能を叩き出せたのはまこと喜ばしいことではありますが例の「京」ことペタコン仕分け騒動があったので納税者にアピールしておきたいという情報ソース側の意図も含まれてるとおもうです。
なんで、多分プレスリリースとは別に報道側にレクチャーがあったと考えた方がいいかもです。JAMSTECかNEC、どっちかはわからんですけどNECのプレスリリースを元にJAMSTEC側に取材したらおおよそこのレベルの話を引き出せた(と記者は思っている)ので内容は適当に要約見出しは讀賣が付けたのではないかと推察します。暗黙的にソースはJAMSTECと言っているように見えます。
だけど大抵「要約」された部分に重要な情報があったりして。朝日なら拾ったかもしれないですけど。もし私がJAMSTECの中の人なら「スパコンには得意不得意分野があるので京とか天河といっしょにしないでねー」と記者に言うでしょう、が、讀賣の記者は後半しか聞いていなかった、んではと。中の人的には前半こそが重要だったりするのでしょうが、ね。
機微問題二件のせいで「ちと霞がかった記事」になったのは残念至極ではありますが、取り上げられないよりゃマシです。
> 讀賣の記者は後半しか聞いていなかった、んではと。
最近ブログやtwitter等で前線で働く記者の生の声を聞く機会が増えてきましたが、そういうところで見かけるケースとして、きちんと取材をして社に持ち帰ったが、デスクが「こういうことを書くと読者が混乱するだろう」と親心から削ったとかはありえるんじゃないですか。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
讀賣新聞の読者層を考えれば本文は適切だと思います (スコア:4, 興味深い)
見出しは思いっきり圧縮されて世界一を強調しすぎてますけど
一般人にはGlobal FFTなんて用語をいきなり出されてもわかんないですよね。
それよりはその結果によって「どの分野にご利益があるのか」の方が関心の的になるかと思います。
流体とか要らんことを書くと一部の方々から「核兵器が/戦闘機がうんたら」と難癖をつけられるのは
目に見えているので「気象分野で」とお茶を濁すことに。
まぁ讀賣が紹介するならこういうまとめ方になるのはしょうがないでしょう。
ただ、「スパコンは万能の計算機」という信仰はいまだに生きているので、
自称クオリティボリュームペーパーには「4つの相反する評価基準があって一口にスパコンといっても
得意な分野とそうじゃない分野がある」という部分をもっと広く啓蒙していただきたいもんではありますが。
JAMSTECが保有する計算機としての方向性は「メモリお化けの密結合計算機」で正しいので
Fat tree結合でこれだけの性能を叩き出せたのはまこと喜ばしいことではありますが
例の「京」ことペタコン仕分け騒動があったので納税者にアピールしておきたいという
情報ソース側の意図も含まれてるとおもうです。
なんで、多分プレスリリースとは別に報道側にレクチャーがあったと考えた方がいいかもです。
JAMSTECかNEC、どっちかはわからんですけどNECのプレスリリースを元にJAMSTEC側に取材したら
おおよそこのレベルの話を引き出せた(と記者は思っている)ので内容は適当に要約
見出しは讀賣が付けたのではないかと推察します。暗黙的にソースはJAMSTECと言っているように見えます。
だけど大抵「要約」された部分に重要な情報があったりして。朝日なら拾ったかもしれないですけど。
もし私がJAMSTECの中の人なら「スパコンには得意不得意分野があるので京とか天河といっしょにしないでねー」
と記者に言うでしょう、が、讀賣の記者は後半しか聞いていなかった、んではと。
中の人的には前半こそが重要だったりするのでしょうが、ね。
機微問題二件のせいで「ちと霞がかった記事」になったのは残念至極ではありますが、取り上げられないよりゃマシです。
Re:讀賣新聞の読者層を考えれば本文は適切だと思います (スコア:1, 参考になる)
> 讀賣の記者は後半しか聞いていなかった、んではと。
最近ブログやtwitter等で前線で働く記者の生の声を聞く機会が増えてきましたが、そういうところで見かけるケースとして、きちんと取材をして社に持ち帰ったが、デスクが「こういうことを書くと読者が混乱するだろう」と親心から削ったとかはありえるんじゃないですか。