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>さて、経口でセシウム137を1万ベクレル摂取した場合、セシウム137の実効線量係数は1.3×10-8(Sv/Bq)なので(緊急被ばく医療研修のホームページより)、実効線量は0.13mSv、ヨウ素131の実効線量係数は2.2×10-8なので実効線量は0.22mSvとなる。強がって1kg近くホウレンソウを摂取したポパイの皆さんはこれら二種類の同位体だけで(実際には他の放射性核種もあるだろう)計0.35mSvの被曝をしたことになる。
ここで引用されている 緊急被ばく医療研修のホームページ [remnet.jp]で
> ここで引用されている緊急被ばく医療研修のホームページ [remnet.jp]では、 > 放射線の種類による体内被曝の影響が考慮されていない。 > 一般に線量として計測しているのはガンマ線だが、体内被曝では > アルファ線、ベータ線の影響が強く出ることが過去の経験でわかっている。
すいません、緊急被ばく医療研修のホームページにある Bq → Sv の変換係数が 放射線の種類による影響を考慮していない、というのは、どこを見れば分かるのでしょうか?
#引用元は ICRP Publ.72 とあるので、それを見れば分かるのかもしれませんが、 #これは専門の学術誌のようなので、今の私には簡単に見る方法がありません。
私は Bq→(Gy)→ Sv の変換係数では、放射線の種類 (および内部被ばく・外部被ばくの違い) も考慮しているものだと思っていました。 例えばwikipeida のシーベルトの項 [wikipedia.org]にも、Gy→Sv の変換の際に、 α線、β線、γ線、中性子線の影響の違いを考慮して 異なる荷重係数をかける、という説明があります。
> 放射性物質による内部被曝は適正に評価されなければならない [apc.org]
こちらも拝見しましたが、これは原爆による被ばくの評価に関する話で、 緊急被ばく医療研修のホームページの変換係数が放射線の種類を考慮しているかどうか という事とは別の話である、という理解でよろしいでしょうか。
純粋に分からないのと、 私の理解が間違っていたのであれば正しておきたいので、 お尋ねしています。念のため。
別ACですが、何線がどんな割合で出てるか調べて、それに応じて荷重係数を変えないといけないのに、それをやってない、ということでは?
はい、その主張自体は理解しています。しかし、荷重係数の考慮は通常していると思っていたので、どこから「やってない」と判断したのか、という事をお伺いしたかったのです。
>Bq→(Gy)→ Sv の変換係数
α線の変換係数は20ですが、これは飛程距離と電離強度だけで推測したもので、細胞の種類の違いは考えられていません。幹細胞などの未分化細胞に対する影響は通常細胞よりも多いことがわかっています。子供への放射線障害が多いのはこのせいだと考えられます。
これは、「緊急被ばく医療研修のホームページ」への批判でしょう。
最近、アスベスト、タバコによる肺がんは、ラ
α線の20という係数が、考慮不足で過小評価である可能性が高いという事であれば、なるほどです。自分で見直して今更気付いたのですが、β線の係数1というのも、もしもβ線の方がγ線より体内被ばくの影響が大きいのであれば、過小評価という事になるのですね(α線の方ばかり見てました……)教えていただいたポインタも興味深いです。もう少し自分でも調べてみたいと思います。ありがとうございます。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
体内被曝はガンマ線だけでは評価できない (スコア:1, 興味深い)
>さて、経口でセシウム137を1万ベクレル摂取した場合、セシウム137の実効線量係数は1.3×10-8(Sv/Bq)なので(緊急被ばく医療研修のホームページより)、実効線量は0.13mSv、ヨウ素131の実効線量係数は2.2×10-8なので実効線量は0.22mSvとなる。強がって1kg近くホウレンソウを摂取したポパイの皆さんはこれら二種類の同位体だけで(実際には他の放射性核種もあるだろう)計0.35mSvの被曝をしたことになる。
ここで引用されている 緊急被ばく医療研修のホームページ [remnet.jp]で
Re:体内被曝はガンマ線だけでは評価できない (スコア:1)
> ここで引用されている緊急被ばく医療研修のホームページ [remnet.jp]では、
> 放射線の種類による体内被曝の影響が考慮されていない。
> 一般に線量として計測しているのはガンマ線だが、体内被曝では
> アルファ線、ベータ線の影響が強く出ることが過去の経験でわかっている。
すいません、緊急被ばく医療研修のホームページにある Bq → Sv の変換係数が 放射線の種類による影響を考慮していない、というのは、どこを見れば分かるのでしょうか?
#引用元は ICRP Publ.72 とあるので、それを見れば分かるのかもしれませんが、
#これは専門の学術誌のようなので、今の私には簡単に見る方法がありません。
私は Bq→(Gy)→ Sv の変換係数では、放射線の種類 (および内部被ばく・外部被ばくの違い) も考慮しているものだと思っていました。 例えばwikipeida のシーベルトの項 [wikipedia.org]にも、Gy→Sv の変換の際に、 α線、β線、γ線、中性子線の影響の違いを考慮して 異なる荷重係数をかける、という説明があります。
> 放射性物質による内部被曝は適正に評価されなければならない [apc.org]
こちらも拝見しましたが、これは原爆による被ばくの評価に関する話で、 緊急被ばく医療研修のホームページの変換係数が放射線の種類を考慮しているかどうか という事とは別の話である、という理解でよろしいでしょうか。
純粋に分からないのと、 私の理解が間違っていたのであれば正しておきたいので、 お尋ねしています。念のため。
Re: (スコア:0)
別ACですが、
何線がどんな割合で出てるか調べて、それに応じて荷重係数を変えないといけないのに、それをやってない、ということでは?
Re:体内被曝はガンマ線だけでは評価できない (スコア:1)
はい、その主張自体は理解しています。
しかし、荷重係数の考慮は通常していると思っていたので、
どこから「やってない」と判断したのか、という事をお伺いしたかったのです。
Re: (スコア:0)
>Bq→(Gy)→ Sv の変換係数
α線の変換係数は20ですが、これは飛程距離と電離強度だけで推測したもので、細胞の種類の違いは考えられていません。
幹細胞などの未分化細胞に対する影響は通常細胞よりも多いことがわかっています。子供への放射線障害が多いのはこのせいだと考えられます。
> 放射性物質による内部被曝は適正に評価されなければならない [apc.org]
これは、「緊急被ばく医療研修のホームページ」への批判でしょう。
最近、アスベスト、タバコによる肺がんは、ラ
Re:体内被曝はガンマ線だけでは評価できない (スコア:1)
α線の20という係数が、考慮不足で過小評価である可能性が高いという事であれば、なるほどです。
自分で見直して今更気付いたのですが、β線の係数1というのも、もしもβ線の方がγ線より体内被ばくの影響が大きいのであれば、過小評価という事になるのですね(α線の方ばかり見てました……)
教えていただいたポインタも興味深いです。もう少し自分でも調べてみたいと思います。
ありがとうございます。