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いや、二十四節気は旧暦などの太陰暦・太陽太陰暦採用の際に、太陽年とのずれを修正する目的で太陽年(冬至)を基準として定められるものなので旧暦の日付とは無関係です。
太陽暦の新暦だとどうしたって立春は新暦2/4の前後になります。
さらに補足。
季節: 太陽の動き(というか地球の公転)にほぼ同期、月の動きにはほぼ無関係
二十四節気: 春分が0度として、太陽の黄経が15度の倍数の時点。二十四節気は季節とほぼ同期。
太陽暦: 太陽の動きに対して1日程度しかずれないよう、4年おきごとに調節してるヨ。例えば、春分は、毎年3月の21日前後。よって、季節とほぼ同期。
太陰暦: 新月から次の新月までを一ヶ月にする。ところが、月の動きは太陽の動きとは同期してない。そこで、冬至から数えて4つ目の節気、「雨水」を含む月を正月とする(旧暦では冬至が起点)。この方法により、季節とは前後1月しかずれない暦にできる。ところが、新月から次の新月までの日数の12倍は、365.25日(ぐらい)の倍数じゃない(ちょっと足りない)ので、1年が12ヶ月にこだわると、どこかで端数を調節しないといけない。そこで、中気を含まない月を閏月にして、1ヶ月挿入するという大胆な調節を行う(新月が朔日という選択をした訳だから...)。これが、旧暦の月が、季節と前後一ヶ月ずれる原因。
この暦、だいたい19年で月と太陽の位置が元の関係に戻り、11月朔日が冬至になり、盛大にお祝いする。ところが、「だいたい」なので、このお祝いを何回か繰り返すとずれる。その時に為政者が何をしたかは調べてチョ。
あと、恒気法と定気法とがあるけど、まあ、似たようなもん。
> 二十四節気: 春分が0度として、太陽の黄経が15度の倍数の時点。二十四節気は季節とほぼ同期。
夏至が6月で冬至が12月というのは、「季節とほぼ同期」とは言うのは釈然としないよな。#まあ、位相がずれてても周期はあってるし、同期してるとは言えるんだけど…
その日に太陽熱の流入量が最大/最小になるという点では夏至/冬至の言葉の意味はわかるんだけど、制御系の1次遅れのことを考慮してないネーミングセンスが最大の難点だと思うなぁ。
気温の方はちゃんと大寒、小寒という表現になっているということは、中国古代の「夏」(と書くと国名みたいだ)は、気温ではなく日の長さを基準にした概念だったんでしょうね。そこが伝わるようにする日本語を考えるならどういうのがいいんだろう。夏至を「太陽」、冬至を「太陰」と呼べばいいのか?(すでに違う意味で使われてる言葉を使うなって)
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
旧暦と ことわれば 国際理解が深まるのにねぇ (スコア:0)
Re:旧暦と ことわれば 国際理解が深まるのにねぇ (スコア:1, 参考になる)
いや、二十四節気は旧暦などの太陰暦・太陽太陰暦採用の際に、太陽年とのずれを修正する目的で
太陽年(冬至)を基準として定められるものなので旧暦の日付とは無関係です。
太陽暦の新暦だとどうしたって立春は新暦2/4の前後になります。
Re:旧暦と ことわれば 国際理解が深まるのにねぇ (スコア:5, 参考になる)
さらに補足。
季節: 太陽の動き(というか地球の公転)にほぼ同期、月の動きにはほぼ無関係
二十四節気: 春分が0度として、太陽の黄経が15度の倍数の時点。二十四節気は
季節とほぼ同期。
太陽暦: 太陽の動きに対して1日程度しかずれないよう、4年おきごとに調節して
るヨ。例えば、春分は、毎年3月の21日前後。よって、季節とほぼ同期。
太陰暦: 新月から次の新月までを一ヶ月にする。ところが、月の動きは太陽の動
きとは同期してない。そこで、冬至から数えて4つ目の節気、「雨水」を含む月を
正月とする(旧暦では冬至が起点)。この方法により、季節とは前後1月しかずれな
い暦にできる。ところが、新月から次の新月までの日数の12倍は、365.25日(ぐらい)
の倍数じゃない(ちょっと足りない)ので、1年が12ヶ月にこだわると、どこかで端
数を調節しないといけない。そこで、中気を含まない月を閏月にして、1ヶ月挿入
するという大胆な調節を行う(新月が朔日という選択をした訳だから...)。
これが、旧暦の月が、季節と前後一ヶ月ずれる原因。
この暦、だいたい19年で月と太陽の位置が元の関係に戻り、11月朔日が冬至になり、
盛大にお祝いする。ところが、「だいたい」なので、このお祝いを何回か繰り返すと
ずれる。その時に為政者が何をしたかは調べてチョ。
あと、恒気法と定気法とがあるけど、まあ、似たようなもん。
Re:旧暦と ことわれば 国際理解が深まるのにねぇ (スコア:1)
> 二十四節気: 春分が0度として、太陽の黄経が15度の倍数の時点。二十四節気は季節とほぼ同期。
夏至が6月で冬至が12月というのは、「季節とほぼ同期」とは言うのは釈然としないよな。
#まあ、位相がずれてても周期はあってるし、同期してるとは言えるんだけど…
その日に太陽熱の流入量が最大/最小になるという点では夏至/冬至の言葉の意味はわかるんだけど、
制御系の1次遅れのことを考慮してないネーミングセンスが最大の難点だと思うなぁ。
Re:旧暦と ことわれば 国際理解が深まるのにねぇ (スコア:1)
気温の方はちゃんと大寒、小寒という表現になっているということは、中国古代の「夏」(と書くと国名みたいだ)は、気温ではなく日の長さを基準にした概念だったんでしょうね。そこが伝わるようにする日本語を考えるならどういうのがいいんだろう。夏至を「太陽」、冬至を「太陰」と呼べばいいのか?(すでに違う意味で使われてる言葉を使うなって)
Re: (スコア:0)