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1、消費税率の引き上げ(≒ 直接税から間接税へのシフト)と、2、増税と、3、その使い道とは、区別して議論すべきだと思う。
「オレへの増税反対、絶対反対、増税は金持ち限定(=自分以外限定)でやれ」という身勝手な主張も散見されるけど、それは意味のない議論だと思う。増税が好きな人なんていないよ。
そして、極端な少子高齢化が進んでいる以上は、所得税のような直接税から消費税のような間接税へのシフトは不可避だろう。
"今の"消費税、およびその増税には反対です。
・消費税の逆累進性に対しての策を講じていない・食料品非課税などの柔軟策を切り捨てている・そもそも公約違反、↓現総理自らの過去のお言葉 http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo&feature=player_embedded [youtube.com]コレで政権取ったのに選挙無しで消費税増税は筋が通りません。
逆に食料品と医薬品は非課税を盛り込めば10%でも賛成の意思があります。
品目ごとに消費税が変わるなんてそれこそ小売りは地獄だし、「贅沢品だけ課税」なんてのは論外として、「食料品だけ非課税」ですらみんなが思ってるほど「食料品」の定義は容易ではないあれは国民背番号付けて税を一律のDBで管理「できない」時代に仕方ないからやってたような制度で、負担とか不公平という意味では相当ひどいよ。元々場当たり的な制度なんだ
還付金については結構誤解がある気がする。あれは「低所得者へ還付」するんじゃなくて、「全納税者一律」だよ
消費税には所謂逆進性の問題があるわけだけど、個人単位での消費額と納税額のグラフを書いた時に下に(税が安い方向に)スライドさせることができれば「累進的な消費税」が実現できる。つまり一人あたりの納税額に「マイナスの定数項」を設けることができれば逆進性問題が解消できる、ということ。もちろん消費税は消費のたびごとに支払うものだから、個人の総消費に対する定数項を消費税そのものに設けることは不可能だけど、正確な納税者DBがあれば納税者全員に対して「一律のマイナスの人頭税」を掛けることで実現できる。これが議論されている給付付き税額控除。
で、この「マイナスの人頭税」は納税者全員に対して一律で出るお金だけど、一方で大多数の納税者はその一定額よりも多くの税金を所得税などで払っている。てことは、国民全員について税と社会保障に関する(=国とやりとりするお金に関する)一貫したDBがあれば、DB上で納税と相殺処理することができるわけ。消費者が消費税を脱税することはほぼ不可能で、負の人頭税は一律である以上、この制度はシンプルであるが故に抜け道がない。処理が極めて機械的なので人が何かを判断しなければならないような人的コストも掛からない。他国が何故この制度を導入できなかったのかといえば、単純にVAT導入当時にこのような強力なDBを作る技術が無かっただけ。当時は国民全員の納税を手作業で管理するよりは小売店全部に負担を押しつけた方がマシだったわけだ。
じゃあ何で「低所得者への還付」なんて話が出てくるのかというと、納税と相殺した時に納税額がマイナスになることがあるから。この場合にだけマイナスの納税額分だけ還付されることになる。だから「給付付き」税額控除なわけね。でも税額控除(=負の人頭税)そのものは納税者全員が対象で、じゃあ逆になんで低所得者だけ控除にしないんだって思う人が出てくるわけだけど、一律の方が不正がしにくくなるんだよね。
> 消費者が消費税を脱税することはほぼ不可能で、負の人頭税は一律である以上、この制度はシンプルであるが故に抜け道がない。
売り上げだか所得が1000万円以下の事業者は納税義務が免除されているよね?
# 消費税が導入されたとき、全事業者が納税すると税務署の処理が追い付かないからという理由だったような気がする。
それは「売る」側の抜け道であって「買う」側の抜け道じゃないでしょこの美しい国の税制では本当の金持ちは直接税を脱税し放題だけど、間接税を踏み倒すのは容易ではない
抜け道がないから理想的な税制だという話に対して、消費活動の結果生じた消費税が国庫に入らない抜け道が存在するじゃん、という指摘でしょ。
> 品目ごとに消費税が変わるなんてそれこそ小売りは地獄だし、「贅沢品だけ課税」なんてのは論外として、「食料品だけ非課税」ですらみんなが思ってるほど「食料品」の定義は容易ではない
簡単だ、地獄でもなんでもない。POSシステムの方がよっぽど複雑だが何か?実績もある米国で米国のスーパーで買い物するとレシートにFとTに字を見たことがある人は多いはず。FがtaxFreeでTがTaxだ。それこそ品目毎に税率が違っても処理できる、いまのレジスタ。米国(の小売売上税+州税)でできることが日本でできないなんて事はない。
米国の例なんて出さなくても、今は外税でなく、内税表記が当たり前になったとはいえ、タバコは定価からして消費税込の内税でしたし、切手やプリペイドカードは非課税なんでマトモなシステムなら対応してるはずですよ。# POSシステムでないスタンドアロンのレジスタでも対応してます。機種にもよるかもですが。
親コメントはそういう話でなく政治的な複数の税率がある際に類似品でも税率が異なると大変ってことでしょう。販売元はうちの製品は税率低いジャンルだとか国と言い争いになるでしょう。店でも非POSというか、商品DB引けない昔ながらのレジだと、コレどっちの税率だっけ?とレジ打ちの人が悩む訳で。
JANコード辺りから税率引けるDBでも業界団体が作るか、専用マークでも付けるって話になるんですかねー# JANコード自体に埋め込む余裕は無い気がする。
アメリカが各品目をそのFとTのどちらに分類するかで長年どれだけ揉め続けてきたと思ってんの
区分がしょっちゅう変わったら小売りも大変だと思うVATはアメリカよりもイギリスのぐだぐだの方が有名だね
一律税額控除の理念はその通りなのでしょうけれど、いざ実施しようとすると国会審議の過程で謎修正が加わったり [srad.jp]運用のかんじんななところが省令で歪められたり [srad.jp]している前例があるので、一律・簡明になるはずがわけのわかんない制限がされたり手続きが煩雑になったりするのだろうと悲観しています。
>品目ごとに消費税が変わるなんてそれこそ小売りは地獄だし
消費税の前は物品税と言ってだな、品目ごとに税率が決められてたんだ。その時は贅沢品や娯楽商品は税率が高く、生活必需品は安いか非課税とかだったんだ。納税は、製造業者が納めてたんじゃないかな。
消費税を導入してすべての製品で税率が統一されると、そういう生活必需品ではないものが急に安くなったんだ。その時、贅沢品の販売が活性化されて、景気はあがったりもしたんだ。広く、薄く課税する消費税は、金持ちにとっては減税、貧乏人にとっては増税だったわけ。
さて、結局税率10%なんてみえてくると、かつての物品税に税率は近くなってきてるので、すなわち広く、厚く課税する消費税となったわけだ。
本当にVATにして欲しい。そしたら20%でもいい。けど、今の一律5%と大して変わらない [wikipedia.org](税収増にならない)からダメなんだろうな。ちなみにイギリスの場合、VAT20%で生活必需品(食料品(加工品は除く)、水、薬、本etc)は非課税、電気代とか微妙なのは5%です。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
視点 (スコア:2)
1、消費税率の引き上げ(≒ 直接税から間接税へのシフト)と、
2、増税と、
3、その使い道とは、
区別して議論すべきだと思う。
「オレへの増税反対、絶対反対、増税は金持ち限定(=自分以外限定)でやれ」という身勝手な主張も
散見されるけど、それは意味のない議論だと思う。増税が好きな人なんていないよ。
そして、極端な少子高齢化が進んでいる以上は、所得税のような直接税から消費税のような間接税へのシフトは不可避だろう。
Re: (スコア:1)
"今の"消費税、およびその増税には反対です。
・消費税の逆累進性に対しての策を講じていない
・食料品非課税などの柔軟策を切り捨てている
・そもそも公約違反、↓現総理自らの過去のお言葉
http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo&feature=player_embedded [youtube.com]
コレで政権取ったのに選挙無しで消費税増税は筋が通りません。
逆に食料品と医薬品は非課税を盛り込めば10%でも賛成の意思があります。
Re:視点 (スコア:3)
8%〜10%なんて移行措置作るってのは,小売りの負担を無視してるし,
低所得者への還付金とかは線引きが不公平な気がする。
Re:視点 (スコア:5, 参考になる)
品目ごとに消費税が変わるなんてそれこそ小売りは地獄だし、「贅沢品だけ課税」なんてのは論外として、「食料品だけ非課税」ですらみんなが思ってるほど「食料品」の定義は容易ではない
あれは国民背番号付けて税を一律のDBで管理「できない」時代に仕方ないからやってたような制度で、負担とか不公平という意味では相当ひどいよ。元々場当たり的な制度なんだ
還付金については結構誤解がある気がする。あれは「低所得者へ還付」するんじゃなくて、「全納税者一律」だよ
消費税には所謂逆進性の問題があるわけだけど、個人単位での消費額と納税額のグラフを書いた時に下に(税が安い方向に)スライドさせることができれば「累進的な消費税」が実現できる。つまり一人あたりの納税額に「マイナスの定数項」を設けることができれば逆進性問題が解消できる、ということ。
もちろん消費税は消費のたびごとに支払うものだから、個人の総消費に対する定数項を消費税そのものに設けることは不可能だけど、正確な納税者DBがあれば納税者全員に対して「一律のマイナスの人頭税」を掛けることで実現できる。これが議論されている給付付き税額控除。
で、この「マイナスの人頭税」は納税者全員に対して一律で出るお金だけど、一方で大多数の納税者はその一定額よりも多くの税金を所得税などで払っている。
てことは、国民全員について税と社会保障に関する(=国とやりとりするお金に関する)一貫したDBがあれば、DB上で納税と相殺処理することができるわけ。
消費者が消費税を脱税することはほぼ不可能で、負の人頭税は一律である以上、この制度はシンプルであるが故に抜け道がない。処理が極めて機械的なので人が何かを判断しなければならないような人的コストも掛からない。
他国が何故この制度を導入できなかったのかといえば、単純にVAT導入当時にこのような強力なDBを作る技術が無かっただけ。当時は国民全員の納税を手作業で管理するよりは小売店全部に負担を押しつけた方がマシだったわけだ。
じゃあ何で「低所得者への還付」なんて話が出てくるのかというと、納税と相殺した時に納税額がマイナスになることがあるから。この場合にだけマイナスの納税額分だけ還付されることになる。だから「給付付き」税額控除なわけね。
でも税額控除(=負の人頭税)そのものは納税者全員が対象で、じゃあ逆になんで低所得者だけ控除にしないんだって思う人が出てくるわけだけど、一律の方が不正がしにくくなるんだよね。
Re: (スコア:0)
> 消費者が消費税を脱税することはほぼ不可能で、負の人頭税は一律である以上、この制度はシンプルであるが故に抜け道がない。
売り上げだか所得が1000万円以下の事業者は納税義務が免除されているよね?
# 消費税が導入されたとき、全事業者が納税すると税務署の処理が追い付かないからという理由だったような気がする。
Re: (スコア:0)
それは「売る」側の抜け道であって「買う」側の抜け道じゃないでしょ
この美しい国の税制では本当の金持ちは直接税を脱税し放題だけど、間接税を踏み倒すのは容易ではない
Re: (スコア:0)
抜け道がないから理想的な税制だという話に対して、消費活動の結果生じた消費税が国庫に入らない抜け道が存在するじゃん、という指摘でしょ。
Re: (スコア:0)
> 品目ごとに消費税が変わるなんてそれこそ小売りは地獄だし、「贅沢品だけ課税」なんてのは論外として、「食料品だけ非課税」ですらみんなが思ってるほど「食料品」の定義は容易ではない
簡単だ、地獄でもなんでもない。
POSシステムの方がよっぽど複雑だが何か?
実績もある米国で米国のスーパーで買い物するとレシートにFとTに字を見たことがある人は多いはず。
FがtaxFreeでTがTaxだ。
それこそ品目毎に税率が違っても処理できる、いまのレジスタ。
米国(の小売売上税+州税)でできることが日本でできないなんて事はない。
Re:視点 (スコア:1)
米国の例なんて出さなくても、今は外税でなく、内税表記が当たり前になったとはいえ、タバコは定価からして消費税込の内税でしたし、切手やプリペイドカードは非課税なんでマトモなシステムなら対応してるはずですよ。
# POSシステムでないスタンドアロンのレジスタでも対応してます。機種にもよるかもですが。
親コメントはそういう話でなく政治的な複数の税率がある際に類似品でも税率が異なると大変ってことでしょう。
販売元はうちの製品は税率低いジャンルだとか国と言い争いになるでしょう。
店でも非POSというか、商品DB引けない昔ながらのレジだと、コレどっちの税率だっけ?とレジ打ちの人が悩む訳で。
JANコード辺りから税率引けるDBでも業界団体が作るか、専用マークでも付けるって話になるんですかねー
# JANコード自体に埋め込む余裕は無い気がする。
Re: (スコア:0)
アメリカが各品目をそのFとTのどちらに分類するかで長年どれだけ揉め続けてきたと思ってんの
Re:視点 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
区分がしょっちゅう変わったら小売りも大変だと思う
VATはアメリカよりもイギリスのぐだぐだの方が有名だね
Re: (スコア:0)
一律税額控除の理念はその通りなのでしょうけれど、いざ実施しようとすると
国会審議の過程で謎修正が加わったり [srad.jp]
運用のかんじんななところが省令で歪められたり [srad.jp]
している前例があるので、一律・簡明になるはずがわけのわかんない制限がされたり手続きが煩雑になったりするのだろうと悲観しています。
Re: (スコア:0)
>品目ごとに消費税が変わるなんてそれこそ小売りは地獄だし
消費税の前は物品税と言ってだな、品目ごとに税率が決められてたんだ。
その時は贅沢品や娯楽商品は税率が高く、生活必需品は安いか非課税とかだったんだ。
納税は、製造業者が納めてたんじゃないかな。
消費税を導入してすべての製品で税率が統一されると、そういう生活必需品ではないものが急に安くなったんだ。
その時、贅沢品の販売が活性化されて、景気はあがったりもしたんだ。
広く、薄く課税する消費税は、金持ちにとっては減税、貧乏人にとっては増税だったわけ。
さて、結局税率10%なんてみえてくると、かつての物品税に税率は近くなってきてるので、すなわち広く、厚く課税する消費税となったわけだ。
Re: (スコア:0)
本当にVATにして欲しい。そしたら20%でもいい。
けど、今の一律5%と大して変わらない [wikipedia.org](税収増にならない)からダメなんだろうな。
ちなみにイギリスの場合、VAT20%で生活必需品(食料品(加工品は除く)、水、薬、本etc)は非課税、電気代とか微妙なのは5%です。