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現在の製造業が要求する製品レベルは人間が製造に関われるレベルを超えつつあると思う。(ごく一部の超人的な職人は除く)そして限界を迎えつつある人間と違って、機械の進歩は今後も止まることはない。
極めて精緻な製品を短期間で膨大に製造する。とか、顧客ごとに異なる膨大なパーツを組み合わせて多品種な製品を間違うことなく製造、梱包、出荷する。とか、今後人間が入る余地がほとんどない生産ラインはどんどん増えてくると思う。
単純作業は機械に任せてより高度な知的生産業やサービス業で人間が働くって構図も、機械の進歩でいつか崩壊する危険性は大いにある。
いつの日か、完全機械化ラインだけじゃなくて人間も雇うっていう企業に対して政府が給料の何分の一かを補助するとかしないと社会が回っていかなくなるんじゃないかな。
より良い製品、より良いサービスを求め続ける人間の欲望は、とどまることを知らない。そして自分自身が要求しているものに見合うだけのものを生み出せる人間だけが、社会から必要とされて人間らしい生活を享受する。
人間の欲望は、社会で働く顔や名前のない他人を暗黙的に奴隷化してその欲求を満たす。しかしその欲望は己の首を真綿のように締め付け、いずれ自分自身の奴隷化をまねくことになる。(あなたが超人的に優秀なら話は別だが)
機械が人類を滅亡させるのにターミネーターなんて必要ない。人類の無限の欲望さえあれば十分だ。
# っていうデストピアを妄想するのは、昨日がメーデーだったからだろうか。
機械が高度化するほど、それに追随し生きていける人間が減少するというのは、今の制度では現実かと。しかし、それが消費の減少をもたらすという壁にぶつかるのもまた事実。
昔夢見ていた、機械化により人間は楽になり、収入も余暇も増えるという社会を実現するためには、機械により産み出された富を、人間に配分する社会制度が必要なのでしょう。
そういうことを言うと、機械の所有者である資本家から「それ、なんていう共産主義?」という突っ込みが入るのが毎度のパターンなのですが、結局はそこにメスを入れないとどうにもならないと思うのです。
で、ベーシックインカムが出てくるんですね。
イコちゃんにお願いするんですね
イコちゃんがお願いします。
> 単純作業は機械に任せてより高度な知的生産業やサービス業で人間が働くって構図も、機械の進歩でいつか崩壊する危険性は大いにある。
いや、そもそも高度な知的生産業やサービス業は、そんなに多くの需要はない。高度な知的生産業は、わずかな人しか持っていない高度な知性を要求されるし、サービス業は人付き合いが得意なことが必須だ。工場でラインに付いている非正規労働者の多くはどちらにも対応できない。
ただ、中国などの工場では大量生産が原則で、機械化を推進する一方だが、日本企業や先進国の企業では少量多品種の傾向があり、ロボットで完全自動化したラインを一部人手を介するように戻した事例もある。
パトレイバー漫画版で後藤隊長の言ってた台詞が思い出されるね
後藤「子供の夢ってさあ、泉なんか見てるとわかるけど、基本的には「運転手さん」になりたいんだよな。 そういうのが、資本家の夢と だんだんかみ合わなくなってくんだ。」南雲「資本家の夢ってなあに?」 後藤「給料のいらない従業員」
資本家の夢って、自分たちの客が払う金が、何処から出てるのか忘れてるよね。その点に注目したアベノミクスが(たとえ危うくても)称賛されるわけだ。
主に支払うのが外国人になれば外国人に還元すべきとなるけどね。それでいいんならいいけど。
昔、トインビーの「歴史の研究」で読んだ話だけど。昔、イギリスの労働者が賃金アップを要求して勝ち取ったが、すぐに紅茶の値段が上がった。そこで、労働者たちは既存利益の確保のための値上げだと騒いだ。紅茶商人によると、海外での値上げの影響と説明があったので、海外の紅茶生産者に値下げを要求すると、彼らは「貴方たちが、自分たちの賃金が上げるのが、正当であると要求したように、私たちも私たちの儲けが上げるのを正当だと要求する。」という返事が帰って来た。
忘れちゃいないだろ。
自分の労働者に余計に金をやったってそれが自分の会社にどれだけ返ってくるってのよ?
あなた、給料の1%でも自社製品に使ってる?給料の100%を自社製品に使ってくれる従業員がもしいたらそういうひとの給料は少しくらい増やしてもいいかもね。
自社製品の購入には給料を増やすんじゃなくて社員割引とかで還元することが多いね。
あなた、給料の1%でも自社製品に使ってる?
それを言うと自腹で買いたくなる製品を作って(創って)いるか、って話になるけどね
自分の場合、初めて購入した携帯が自社製品だったけど、撤退して久しい今では他社製品を選ぶしか無い今はカー製品に関わってるけど自家用車を持たない身では購入する意味が無い
そもそも資本家は資本家で競争しているわけだしね。庶民が1円でも安いものを買おうとするのと本質は一緒じゃないかなと。
ガキじゃあるまいし、立場によって意見が違うってだけだろ自分が肯定出来ないからって全員がアベノミクスを否定する事を期待しちゃってるの?
おおぜいの「給料のいらない従業員」であるロボットたちに支えられて、少数の「大金を稼ぐ剣闘士(スポーツ選手)」やもう少し多い「礼儀知らずであることを期待される道化(お笑い芸人)」やそこそこの数の「浮世離れした哲学者(評論家)」となる人間たちが生存を認められるようになるんじゃないか。というか、すでにそうなっている。
DNAや書籍、コンピューター内のデータ、社会、会社、すべて情報の乗り物だ。進化論によれば、情報にとっては、それらをいかに利用して効率よく増えるか、残るか、だ。投資家から見たとき、どのように会社が利益を稼いでいるかは関係ない。同じ金額なら、より会社を成長させられる投資が、正解だ。アフリカで飢えている人々がいても、トウモロコシをバイオ燃料にして機械に食わせたほうが儲かる、というのが現実だ。世界人口の何割もの人々が飢えていても、農地を工業用地にしたほうが儲かる。もはや、進化は人間の上から、機械の上に移りつつあるのかもしれない。人間は一世代30年もかかるが、機械を人間に合わせて改良するのには1年もかからない。人間が社会の重要部分でなくなれば、社会の関心も人間間の公平よりも、機械へと移っていく。「人間は、とりあえず、誰かいれば良い」というポストに社会が関心など持つはずもない。
製造業が、まず、(機械への投資)>(人への投資)の部分が増えた。営業も、対面販売を極力、省くことで、機械への置き換えが進むだろう。
「俺は会社の歯車じゃねえぞ!」「歯車だと? 思い上がるな。歯車がなかったらシステムは動かねえんだよ。 お前なんかネジだ。一本くらい無くてもいいし、変えもいくらでもある。」
// 「行くわよネジ」「落ちゆーな」
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:5, 興味深い)
現在の製造業が要求する製品レベルは人間が製造に関われるレベルを超えつつあると思う。(ごく一部の超人的な職人は除く)
そして限界を迎えつつある人間と違って、機械の進歩は今後も止まることはない。
極めて精緻な製品を短期間で膨大に製造する。とか、顧客ごとに異なる膨大なパーツを組み合わせて多品種な製品を間違うことなく製造、梱包、出荷する。とか、今後人間が入る余地がほとんどない生産ラインはどんどん増えてくると思う。
単純作業は機械に任せてより高度な知的生産業やサービス業で人間が働くって構図も、機械の進歩でいつか崩壊する危険性は大いにある。
いつの日か、完全機械化ラインだけじゃなくて人間も雇うっていう企業に対して政府が給料の何分の一かを補助するとかしないと社会が回っていかなくなるんじゃないかな。
より良い製品、より良いサービスを求め続ける人間の欲望は、とどまることを知らない。
そして自分自身が要求しているものに見合うだけのものを生み出せる人間だけが、社会から必要とされて人間らしい生活を享受する。
人間の欲望は、社会で働く顔や名前のない他人を暗黙的に奴隷化してその欲求を満たす。
しかしその欲望は己の首を真綿のように締め付け、いずれ自分自身の奴隷化をまねくことになる。(あなたが超人的に優秀なら話は別だが)
機械が人類を滅亡させるのにターミネーターなんて必要ない。
人類の無限の欲望さえあれば十分だ。
# っていうデストピアを妄想するのは、昨日がメーデーだったからだろうか。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:4, 興味深い)
機械が高度化するほど、それに追随し生きていける人間が減少するというのは、今の制度では現実かと。
しかし、それが消費の減少をもたらすという壁にぶつかるのもまた事実。
昔夢見ていた、機械化により人間は楽になり、収入も余暇も増えるという社会を実現するためには、
機械により産み出された富を、人間に配分する社会制度が必要なのでしょう。
そういうことを言うと、機械の所有者である資本家から「それ、なんていう共産主義?」
という突っ込みが入るのが毎度のパターンなのですが、
結局はそこにメスを入れないとどうにもならないと思うのです。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:1)
で、ベーシックインカムが出てくるんですね。
Re: (スコア:0)
イコちゃんにお願いするんですね
Re: (スコア:0)
イコちゃんがお願いします。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:2)
> 単純作業は機械に任せてより高度な知的生産業やサービス業で人間が働くって構図も、機械の進歩でいつか崩壊する危険性は大いにある。
いや、そもそも高度な知的生産業やサービス業は、そんなに多くの需要はない。高度な知的生産業は、わずかな人しか持っていない高度な知性を要求されるし、サービス業は人付き合いが得意なことが必須だ。
工場でラインに付いている非正規労働者の多くはどちらにも対応できない。
ただ、中国などの工場では大量生産が原則で、機械化を推進する一方だが、日本企業や先進国の企業では少量多品種の傾向があり、ロボットで完全自動化したラインを一部人手を介するように戻した事例もある。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:1)
それを避けるための方策ってやっぱり真剣に検討されてたりするんだろうか? 学者がやってる研究って、科学にせよ経済にせよ、基本的には「人類皆の幸せ」をお題目に掲げて、 研究成果を一般に広く知らしめることになってるけど、 そうじゃなくて「俺らが庶民から搾取する構造を永続させるための政治・経済施策」みたいな邪悪なネタ。
思想としての是非はともかく、それだけで一分野を構成できるぐらいには大きな課題になると思うんだけど、 やるとしても、税金で飯食ってる学者には無理だから、そうじゃない一団とか闇の学会とかになるのかな。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:1)
パトレイバー漫画版で後藤隊長の言ってた台詞が思い出されるね
後藤
「子供の夢ってさあ、泉なんか見てるとわかるけど、基本的には「運転手さん」になりたいんだよな。
そういうのが、資本家の夢と だんだんかみ合わなくなってくんだ。」
南雲
「資本家の夢ってなあに?」
後藤
「給料のいらない従業員」
Re: (スコア:0)
資本家の夢って、自分たちの客が払う金が、何処から出てるのか忘れてるよね。
その点に注目したアベノミクスが(たとえ危うくても)称賛されるわけだ。
Re: (スコア:0)
主に支払うのが外国人になれば外国人に還元すべきとなるけどね。
それでいいんならいいけど。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:1)
昔、トインビーの「歴史の研究」で読んだ話だけど。昔、イギリスの労働者が賃金アップを要求して勝ち取ったが、すぐに紅茶の値段が上がった。そこで、労働者たちは既存利益の確保のための値上げだと騒いだ。
紅茶商人によると、海外での値上げの影響と説明があったので、海外の紅茶生産者に値下げを要求すると、彼らは「貴方たちが、自分たちの賃金が上げるのが、正当であると要求したように、私たちも私たちの儲けが上げるのを正当だと要求する。」という返事が帰って来た。
Re: (スコア:0)
忘れちゃいないだろ。
自分の労働者に余計に金をやったってそれが
自分の会社にどれだけ返ってくるってのよ?
あなた、給料の1%でも自社製品に使ってる?
給料の100%を自社製品に使ってくれる従業員がもしいたら
そういうひとの給料は少しくらい増やしてもいいかもね。
Re:人間が社会の歯車にすらなれない社会 (スコア:1)
自社製品の購入には給料を増やすんじゃなくて社員割引とかで還元することが多いね。
Re: (スコア:0)
あなた、給料の1%でも自社製品に使ってる?
それを言うと自腹で買いたくなる製品を作って(創って)いるか、って話になるけどね
自分の場合、初めて購入した携帯が自社製品だったけど、撤退して久しい今では他社製品を選ぶしか無い
今はカー製品に関わってるけど自家用車を持たない身では購入する意味が無い
Re: (スコア:0)
そもそも資本家は資本家で競争しているわけだしね。庶民が1円でも安いものを買おうとするのと本質は一緒じゃないかなと。
Re: (スコア:0)
ガキじゃあるまいし、立場によって意見が違うってだけだろ
自分が肯定出来ないからって全員がアベノミクスを否定する事を
期待しちゃってるの?
Re: (スコア:0)
おおぜいの「給料のいらない従業員」であるロボットたちに支えられて、
少数の「大金を稼ぐ剣闘士(スポーツ選手)」や
もう少し多い「礼儀知らずであることを期待される道化(お笑い芸人)」や
そこそこの数の「浮世離れした哲学者(評論家)」となる人間たちが生存を認められるようになるんじゃないか。
というか、すでにそうなっている。
Re: (スコア:0)
生産や創造の対価として財を得るシステムそのものが、もはや時代に合ってないんだよ。
投資にとっては人間へと機械へとは区別がない。利回りという基準のみ。 (スコア:0)
DNAや書籍、コンピューター内のデータ、社会、会社、すべて情報の乗り物だ。
進化論によれば、情報にとっては、それらをいかに利用して効率よく増えるか、残るか、だ。
投資家から見たとき、どのように会社が利益を稼いでいるかは関係ない。
同じ金額なら、より会社を成長させられる投資が、正解だ。
アフリカで飢えている人々がいても、トウモロコシをバイオ燃料にして機械に食わせたほうが儲かる、というのが現実だ。
世界人口の何割もの人々が飢えていても、農地を工業用地にしたほうが儲かる。
もはや、進化は人間の上から、機械の上に移りつつあるのかもしれない。
人間は一世代30年もかかるが、機械を人間に合わせて改良するのには1年もかからない。
人間が社会の重要部分でなくなれば、社会の関心も人間間の公平よりも、機械へと移っていく。
「人間は、とりあえず、誰かいれば良い」というポストに社会が関心など持つはずもない。
製造業が、まず、(機械への投資)>(人への投資)の部分が増えた。
営業も、対面販売を極力、省くことで、機械への置き換えが進むだろう。
Re: (スコア:0)
「俺は会社の歯車じゃねえぞ!」
「歯車だと? 思い上がるな。歯車がなかったらシステムは動かねえんだよ。
お前なんかネジだ。一本くらい無くてもいいし、変えもいくらでもある。」
// 「行くわよネジ」「落ちゆーな」