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他の部分はともかくとして「ヘロインやコカイン、大麻などの価格は下落する一方、純度は高くなっており」というのは予想通りじゃないのかな？このような非犯罪化のメリットのひとつはドラッグの価格を適価まで下落させてマフィアの資金源を断つというのが、大きな目的のひとつだと理解していたのだけど、そういう意味では成功してるのではないのかな？少なくとも非犯罪化してよけい手に入りにくくなるなんて予想はありえないと思うのだが…
「薬物との戦争」っていうのは、ニクソン政権が始めた中南米出兵・CIA派遣のお題目で、目的は供給をストップさせて、薬物市場の崩壊を狙ったものです。ブラック・ラグーンに出てくるメイド関連の話は、大体このあたりが元ネタです。
これが成功すれば、薬物の供給量が下がり、値段が上がって品質が下がるはずでしたが、この50年間の結果は流通量増大の一途だったので、2011年の国際会議で敗北宣言が出ました。つまり、軍事的な圧力やインテリジェンスだけでは、麻薬の生産量を上げることを証明してしまったわけです。
「テロとの戦い」でアフガニスタンとの戦争に勝ったアメリカが、アフガニスタンの生産するアヘンの量を全く減らすことができなかったことからもわかるように、(別件とはいえ)一国を占領してすら、生産量を下げることができませんでした。軍事的なパワーや国際条約をはじめとする関連法規は麻薬の生産に対して、無力どころか逆効果なのです。
で、このトピックの場合はニクソンのやったこととは全く違うアプローチであって、このアプローチにおいては流通量がやや増えることも前提で、その代わりに値段が下がり、マフィアの資金源を断ったり、流通や依存症者をコントロール下におくことが目的だったのだから、価格が下落するのは成功を意味するのではないのですか？という疑問です
WHOが言っているのは、「HIVは特定の層が感染しやすい」ってことで、特定の層とは、
１．男性の同性愛者(で実際に行為に及ぶ人々)２．薬物注射をする人３．刑務所に収監される人、またはそれに類した閉鎖環境に置かれる人４．性産業従事者
のことです。このうち、１．と４．はどうしようもないけれど、２．と３．はセットだから相乗効果が高い、つまり、注射器を回しづかう人たちが刑務所に行くと、芋蔓式に全員HIVに感染し、しかも、この人たちが社会の他の層に感染を広げている。だから、２．と３．の相乗効果を抑制するために、2.の人々を刑務所に送ってはいけない、ってことです。
たしかにWHOの主目的はエイズの拡散の抑制ですから、そこがメインポイントなんでしょうけど、価格が下がり、純度が上がる（品質がよくなる）というのは非犯罪化すれば当然でてくる現象であって、またそれ自体にメリットもある（闇の資金源減少、粗悪な品による害の減少）わけで、それをもって「効果を上げられていない」という表現はどうなのかな？という話です
っていうかこのタレコミふたつのトピックがごっちゃになっててややこしいな「WHOのガイドライン」の話と「禁止主義者のドラッグ政策は効果をあげてない」っていう別の話なのね
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
効果をあげてない？ (スコア:2)
他の部分はともかくとして「ヘロインやコカイン、大麻などの価格は下落する一方、純度は高くなっており」というのは予想通りじゃないのかな？
このような非犯罪化のメリットのひとつはドラッグの価格を適価まで下落させてマフィアの資金源を断つというのが、大きな目的のひとつだと理解していたのだけど、そういう意味では成功してるのではないのかな？
少なくとも非犯罪化してよけい手に入りにくくなるなんて予想はありえないと思うのだが…
Re:効果をあげてない？ (スコア:1)
「薬物との戦争」っていうのは、ニクソン政権が始めた中南米出兵・CIA派遣のお題目で、目的は供給をストップさせて、薬物市場の崩壊を狙ったものです。ブラック・ラグーンに出てくるメイド関連の話は、大体このあたりが元ネタです。
これが成功すれば、薬物の供給量が下がり、値段が上がって品質が下がるはずでしたが、この50年間の結果は流通量増大の一途だったので、2011年の国際会議で敗北宣言が出ました。つまり、軍事的な圧力やインテリジェンスだけでは、麻薬の生産量を上げることを証明してしまったわけです。
「テロとの戦い」でアフガニスタンとの戦争に勝ったアメリカが、アフガニスタンの生産するアヘンの量を全く減らすことができなかったことからもわかるように、(別件とはいえ)一国を占領してすら、生産量を下げることができませんでした。軍事的なパワーや国際条約をはじめとする関連法規は麻薬の生産に対して、無力どころか逆効果なのです。
Re:効果をあげてない？ (スコア:2)
で、このトピックの場合はニクソンのやったこととは全く違うアプローチであって、このアプローチにおいては流通量がやや増えることも前提で、その代わりに値段が下がり、マフィアの資金源を断ったり、流通や依存症者をコントロール下におくことが目的だったのだから、価格が下落するのは成功を意味するのではないのですか？
という疑問です
Re: (スコア:0)
WHOが言っているのは、「HIVは特定の層が感染しやすい」ってことで、特定の層とは、
１．男性の同性愛者(で実際に行為に及ぶ人々)
２．薬物注射をする人
３．刑務所に収監される人、またはそれに類した閉鎖環境に置かれる人
４．性産業従事者
のことです。このうち、１．と４．はどうしようもないけれど、２．と３．はセットだから相乗効果が高い、つまり、注射器を回しづかう人たちが刑務所に行くと、芋蔓式に全員HIVに感染し、しかも、この人たちが社会の他の層に感染を広げている。だから、２．と３．の相乗効果を抑制するために、2.の人々を刑務所に送ってはいけない、ってことです。
Re:効果をあげてない？ (スコア:2)
たしかにWHOの主目的はエイズの拡散の抑制ですから、そこがメインポイントなんでしょうけど、価格が下がり、純度が上がる（品質がよくなる）というのは非犯罪化すれば当然でてくる現象であって、またそれ自体にメリットもある（闇の資金源減少、粗悪な品による害の減少）わけで、それをもって「効果を上げられていない」という表現はどうなのかな？という話です
っていうかこのタレコミふたつのトピックがごっちゃになっててややこしいな
「WHOのガイドライン」の話と「禁止主義者のドラッグ政策は効果をあげてない」っていう別の話なのね