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具体的にはともかく、太陽エネルギーを利用する再生可能エネルギーのチェーンの一つの要素として、アンモニアは興味深い。
ハーバー・ボッシュ法 [wikipedia.org] を読んだら、めまいがしたんですけど、水素固定が目的なら、他に方法はないの?
水素固定が目的なら、他に方法はないの?
リンク先のITmediaの記事にもひっそりと書いてありますけど、有機ハイドライドを使う方法 [itmedia.co.jp]もありますよ。
おっしゃる通りだけど、こういう研究ってのは50年とか100年ぐらい先を見据えての基礎研究だと思います。
現時点では、実用化も難しいし、コスト面を考えると商業化を検討する価値もあまりないと思います。
ただ将来的に、化石燃料に頼るより太陽光利用の方が安くなったりする可能性は多いにあります。その時の選択肢を増やすために、国が産総研とかristに税金を投入して、色んな方法・可能性を検討させているのだと思います。
高炉の水素はいらない子だから安いですよ。 他所に運ぶこと考えなければ、ですが。精油所の水素はこれから使う子だから高いです。
鉄鋼や化学品の製造過程で発生する排出ガスの中には大量の水素が含まれている。高炉大手や化学品メーカーはこれらの一部を燃料として再利用しているが、その大半は捨てられている。
とかデタラメ書いてるけど信じないでよ 新日鐵住金 [nssmc.com]は副生ガス利用率100%(16ページ)としてるし、神戸製鋼 [kobelco.co.jp]も放散率1%未満としてるから利用率なら同様にほぼ100%
利用率がそこまで高くなったのは高炉の歴史から見ればつい最近の話と記憶してます。少なくとも10年程前じゃ、間違って燃料電池自動車を100万台普及させるとかトチ狂ったことを政府が言い出したら燃料の水素は?というと話しになった時は高炉から持ってくれば全然問題なく供給できる、という話を石油元売りの人が自動車関連のシンポジウムで言うレベルでした。確かに鉄屋さんの発言ではありませんが、日経ではなくエネルギーの専門家が10年前まではそういう認識だったのは事実です。
水素吸蔵合金とか。
ハーバー・ボッシュ法を使うかはともかく、アンモニアを使うというのは水素利用の方法としては比較的優秀な方法のようです。
# だからこそ「水素社会」なんてのはスジが悪いと言われるわけで...
> 水素固定が目的なら、他に方法はないの?
水素が潤沢に得られるようになれば、本命は石炭液化じゃないかな余り話題にならないけれど。色々な研究を行って置くのはよいけれど、製造だけでなく消費にも新しい装置が必要なのは大変だと思う。エネルギーの主成分は石炭からのCで、CO2の排出を減らないけれど、基礎的な技術は随分以前に開発済みだから石油のコストと水素のコスト次第。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:0)
ハーバー・ボッシュ法 [wikipedia.org] を読んだら、めまいがしたんですけど、水素固定が目的なら、他に方法はないの?
Re:アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:1)
リンク先のITmediaの記事にもひっそりと書いてありますけど、有機ハイドライドを使う方法 [itmedia.co.jp]もありますよ。
Re:アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:2, 参考になる)
しかしだ。以前にも別のトピックで書いたけれど現状で水素は石油精製やコークス製造のついでみたいな形で作られており [rist.or.jp]、価格も安くない訳ですよ。アンモニアから合成する肥料の需要以外に燃料でがぶ飲みしようとしたら化石燃料で作る訳にも行かないし太陽光利用での製造なんて考慮にも値しない。 [rist.or.jp]
ま、結局高温ガス炉を作って水素製造するしか無い訳で、日本は着々と重原子力国家への途を歩んでるよねえ。
Re:アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:5, すばらしい洞察)
おっしゃる通りだけど、こういう研究ってのは50年とか100年ぐらい先を見据えての基礎研究だと思います。
現時点では、実用化も難しいし、コスト面を考えると商業化を検討する価値もあまりないと思います。
ただ将来的に、化石燃料に頼るより太陽光利用の方が安くなったりする可能性は多いにあります。
その時の選択肢を増やすために、国が産総研とかristに税金を投入して、色んな方法・可能性を検討させているのだと思います。
Re:アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:1)
でもね、前もって開発しておけば例えば直接還元製鉄法みたいに原子炉からの熱と水素の替わりに、現地で生産されるタダ同然の石油ガスや天然ガスを使って操業するプラントが輸出できたりする余録も在るわけで。
Re: (スコア:0)
高炉の水素はいらない子だから安いですよ。 他所に運ぶこと考えなければ、ですが。
精油所の水素はこれから使う子だから高いです。
Re:アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:1)
ガスタービンメーカーさんに「うわ、なにこのタールと硫黄まみれのばっちいガス」と言われようと、俺らには宝物なの
日経新聞 [nikkei.com]が
とかデタラメ書いてるけど信じないでよ
新日鐵住金 [nssmc.com]は副生ガス利用率100%(16ページ)としてるし、神戸製鋼 [kobelco.co.jp]も放散率1%未満としてるから利用率なら同様にほぼ100%
Re: (スコア:0)
利用率がそこまで高くなったのは高炉の歴史から見ればつい最近の話と記憶してます。
少なくとも10年程前じゃ、間違って燃料電池自動車を100万台普及させるとかトチ狂ったことを政府が言い出したら燃料の水素は?
というと話しになった時は高炉から持ってくれば全然問題なく供給できる、という話を石油元売りの人が自動車関連のシンポジウムで言うレベルでした。
確かに鉄屋さんの発言ではありませんが、日経ではなくエネルギーの専門家が10年前まではそういう認識だったのは事実です。
Re: (スコア:0)
H18Fyエネルギー白書概要 [meti.go.jp]の12ページあたりにまとまったグラフがありますが、1980年代に副生ガス回収の設備投資は完了してます
(1982くらいから石油消費が横ばいになっているのは、この時点で一次エネルギーが石炭に切り替わったことを示していま
Re:アンモニアのほかに方法はないのかよ? (スコア:1)
水素吸蔵合金とか。
ハーバー・ボッシュ法を使うかはともかく、アンモニアを使うというのは水素利用の
方法としては比較的優秀な方法のようです。
# だからこそ「水素社会」なんてのはスジが悪いと言われるわけで...
Re: (スコア:0)
> 水素固定が目的なら、他に方法はないの?
水素が潤沢に得られるようになれば、本命は石炭液化じゃないかな余り話題にならないけれど。
色々な研究を行って置くのはよいけれど、製造だけでなく消費にも新しい装置が必要なのは大変だと思う。
エネルギーの主成分は石炭からのCで、CO2の排出を減らないけれど、
基礎的な技術は随分以前に開発済みだから石油のコストと水素のコスト次第。