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嗜好品や美術品としての鉄器や刀剣を作るのに使うんでしょ。鉄としての物性が近代技術で製鉄された物より劣ったって「そこがいい」ってもんでしょ。
「性能が劣る」って言ってるときの比較対象は、近代に作成されたものではなくて当時の銘のあるような日本刀じゃないの?
「性能が劣る」って言ってるときの比較対象は、 近代に作成されたものではなくて 当時の銘のあるような日本刀じゃないの?
この事を書いてあった本が自宅の本の山のどこに行ったのか、すぐに判んないんですが、日本の製鉄の歴史に関する本で、『16〜17世紀ぐらいの中国の書物に「日本製の鉄砲は(他国製のものに比べて)壊れやすい」なんて話が載ってた』って事を読んだ覚えが有るので、近代以前の「日本製の鉄」が「同時代の他国の鉄」よりマシだったのか?? と云う点も考えておくべきかも知れません。
あとはタレコミ中のリンク先にある「新刀が古刀に及ばないのは、鉄そのものが違う為じゃないのか??」説との関連も有るかも……「古い時代の刀に使われてた鉄の方(国産品か輸入品かは置いといて)が、新しい時代の刀に使われてた鉄よりも品質が良いんじゃないか」疑惑→「と云う事は、『たたら製鉄法による玉鋼』の再開って、鉄の品質が、それ以前より落ちた時代の製鉄方法を再現するって事じゃないのか??」って見方も出来るんではないかと。
日本刀の性能というか価値は、焼き入れで決まります。刀鍛冶が刀を打つところは一般公開しても、焼入れについては普通は見せません。今は知りませんが、昔は弟子にすら見せませんでした。誰だったか忘れましたが、中世の有名な刀鍛冶が、師匠の焼入れの様子を盗み見たために片腕切り落とされたという逸話を聞いたことがあります。
明治以降の軍刀が屑ばかりなのはこの部分でしょうね。下手すれば付け焼刃でしょが。
その逸話は講談、つまりフィクションです。師匠が正宗で弟子が村正なんですが、時代が違うのです。それでも焼き入れが非常に重要なのは確かなのですが。
日本刀の性能というか価値は、焼き入れで決まります。
日本刀の「性能」と「価値」は、まったく別の評価観点です。倒幕期以外の江戸期中期以降、軍刀を除く日本刀は、基本見た目だけの美術品で、日本刀の性能を評価しないから、兵器として手工芸品より確実に優れる工業軍刀を貶める輩が絶えない。
明治以降の軍刀が屑ばかりなのはこの部分でしょうね。
品質が安定せず、低温脆性に劣り、錆び易い在来式日本刀は、戦場で実際に軍刀を振るった大日本帝国軍将兵から、そんなに評価が高かったっけ?(軍刀刀身の中には、関刃物工業組合刀・陸軍受命刀匠規格刀・造兵廠専属嘱託刀匠刀
うちの実家には新刀も古刀も有るが、そもそも厚みからして別物だったけど。爺さん曰く「実用品と飾りでは求める物が違って当たり前」。
日本に鉄砲が伝わるのが16世紀の半ば以降、戦国時代には貴重な兵器だった上、徳川幕府の成立した17世紀には輸出禁止で、その「16〜17世紀ぐらいの中国の書物」に書かれた日本製の鉄砲とやらは、いつ頃のどんな品だったのでしょうか。はっきりいって、QWERTY配列の由来と同程度の都市伝説にしか思えませんが。
タレコミ文中で、「運用先に応じ寒冷地運用や防錆性に配慮され、品質管理の行き届いた大日本帝国軍の軍刀」と比較していることを言ってるんじゃないの?
「大日本帝国軍の軍刀」って粗製乱造の代名詞ですがな#仮想戦記だか架空戦記だか、空想戦記アニメの見すぎとちゃうか?
いや、粗製濫造の代名詞は軍刀というより「スプリング刀」でしょ。まともな軍刀はいわゆるスウェーデン鋼を使用したもので、安定して運用/製造できるという点では日本刀より上だよ。
粗製濫造ではあるけれど、それでも素材そのものがたたらの玉鋼とは桁違いの品質だから、よく切れて曲がらず極寒地でも折れなかった玉鋼を使うとどれだけ丁寧に作っても僅かな誤差や研磨で芯鉄と皮鉄のバランスが崩れるから見た目には問題なくても試し斬りでポキポキ折れた玉鋼の日本刀がまともだと思ってる奴こそフィクションに毒されてるようだな
そうそう刀鍛冶から道具鍛冶に転向して名品を数多く残した名鍛冶の千代鶴是秀も「玉鋼は品質が安定しないから素材としては良くない」って言っていたしね。
玉鋼の品質以外に低温脆性の問題もあるかと思います。かつて折れず曲がらずという評判のCOLDSTEELのカーボンVがアラスカ(?)でボッキリ折れた写真を見ました。カーボンVなんて大したことのない安い鋼材なんですけどね。
道具はその地域での使用を前提としているので、現地の事情に沿って製造されたもの(ex.振武刀)が一番なわけで。
最高の一振りなんてものはフィクション・ファンタジーですが、それでもロマンを求めるのが人というものかな、と。
命を預けるなら、満州の極寒で折れまくった品質管理の至らない単純炭素鋼(玉鋼)より、厳冬期の南極でも折れない板バネ綱(シリコンマンガン鋼、マンガンクロム鋼、クロムバナジウム鋼、マンガンクロムボロン鋼、シリコンクロム鋼、クロムモリブデン鋼刀辺り)の方がよほど信用が置ける。所詮鉄合金(炭素鋼含)など、焼入れ玉鋼(マルテンサイト)でも、折れない曲がらないバネ鋼でも、ヤング率に大差無いのだから、バネ鋼も焼き入れ次第で玉鋼と同等以上に降伏強度や疲労強度も上げられるのでは?(バネ用には通常焼き鈍しをして硬度を下げているらしい)自衛隊を含め現役の刀剣類である銃剣(刀剣分類上は鑓の親戚らしい)は、玉鋼製じゃない。日本史上最後に実用兵器として大量生産された刀剣類は、銃剣を含む工業刀(一部在来製法で作られた軍刀も生産されている)であり、「今日では日本刀は武器ではなく、居合道・抜刀道といった武道用の道具、絵画や陶器と同格の美術品であり、その目的でのみ製作・所有が認められている」(ウィキペより抜粋)に過ぎない。
戦時中に刀鍛冶職人を大量育成できたとも思えないし、大半は指揮官向けの装飾的なサーベルだったわけですしねぇ。
ただ、WW2を題材の空想戦記アニメに覚えが無い。
紺碧の艦隊とかジパングあたりかな。どっちもタイムスリップ歴史改変ネタなのがどうも。
架空戦記ものってまずアニメにはならないですよ。本屋では、うさんくさいオカルト系の書物と一緒のジャンルに並んでいたりします。
というわけで、#仮想戦記だか架空戦記だか、空想戦記小説の読みすぎとちゃうか?とするのが正しいでしょう。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
性能を求めているわけじゃないんだから、それでいいんじゃないの? (スコア:0)
嗜好品や美術品としての鉄器や刀剣を作るのに使うんでしょ。
鉄としての物性が近代技術で製鉄された物より劣ったって「そこがいい」ってもんでしょ。
Re:性能を求めているわけじゃないんだから、それでいいんじゃないの? (スコア:1)
「性能が劣る」って言ってるときの比較対象は、
近代に作成されたものではなくて
当時の銘のあるような日本刀じゃないの?
Re:性能を求めているわけじゃないんだから、それでいいんじゃないの? (スコア:2)
この事を書いてあった本が自宅の本の山のどこに行ったのか、すぐに判んないんですが、日本の製鉄の歴史に関する本で、『16〜17世紀ぐらいの中国の書物に「日本製の鉄砲は(他国製のものに比べて)壊れやすい」なんて話が載ってた』って事を読んだ覚えが有るので、近代以前の「日本製の鉄」が「同時代の他国の鉄」よりマシだったのか?? と云う点も考えておくべきかも知れません。
Re:性能を求めているわけじゃないんだから、それでいいんじゃないの? (スコア:2)
あとはタレコミ中のリンク先にある「新刀が古刀に及ばないのは、鉄そのものが違う為じゃないのか??」説との関連も有るかも……「古い時代の刀に使われてた鉄の方(国産品か輸入品かは置いといて)が、新しい時代の刀に使われてた鉄よりも品質が良いんじゃないか」疑惑→「と云う事は、『たたら製鉄法による玉鋼』の再開って、鉄の品質が、それ以前より落ちた時代の製鉄方法を再現するって事じゃないのか??」って見方も出来るんではないかと。
Re: (スコア:0)
日本刀の性能というか価値は、焼き入れで決まります。
刀鍛冶が刀を打つところは一般公開しても、焼入れについては普通は見せません。
今は知りませんが、昔は弟子にすら見せませんでした。
誰だったか忘れましたが、中世の有名な刀鍛冶が、師匠の焼入れの様子を盗み見たために片腕切り落とされたという逸話を聞いたことがあります。
明治以降の軍刀が屑ばかりなのはこの部分でしょうね。
下手すれば付け焼刃でしょが。
Re: (スコア:0)
その逸話は講談、つまりフィクションです。
師匠が正宗で弟子が村正なんですが、時代が違うのです。
それでも焼き入れが非常に重要なのは確かなのですが。
Re: (スコア:0)
日本刀の性能というか価値は、焼き入れで決まります。
日本刀の「性能」と「価値」は、まったく別の評価観点です。
倒幕期以外の江戸期中期以降、軍刀を除く日本刀は、基本見た目だけの美術品で、日本刀の性能を評価しないから、兵器として手工芸品より確実に優れる工業軍刀を貶める輩が絶えない。
明治以降の軍刀が屑ばかりなのはこの部分でしょうね。
品質が安定せず、低温脆性に劣り、錆び易い在来式日本刀は、戦場で実際に軍刀を振るった大日本帝国軍将兵から、そんなに評価が高かったっけ?
(軍刀刀身の中には、関刃物工業組合刀・陸軍受命刀匠規格刀・造兵廠専属嘱託刀匠刀
Re: (スコア:0)
うちの実家には新刀も古刀も有るが、そもそも厚みからして別物だったけど。
爺さん曰く「実用品と飾りでは求める物が違って当たり前」。
Re: (スコア:0)
日本に鉄砲が伝わるのが16世紀の半ば以降、
戦国時代には貴重な兵器だった上、徳川幕府の成立した17世紀には輸出禁止で、
その「16〜17世紀ぐらいの中国の書物」に書かれた日本製の鉄砲とやらは、いつ頃のどんな品だったのでしょうか。
はっきりいって、QWERTY配列の由来と同程度の都市伝説にしか思えませんが。
Re: (スコア:0)
タレコミ文中で、「運用先に応じ寒冷地運用や防錆性に配慮され、品質管理の行き届いた大日本帝国軍の軍刀」と比較していることを言ってるんじゃないの?
Re: (スコア:0)
「大日本帝国軍の軍刀」って粗製乱造の代名詞ですがな
#仮想戦記だか架空戦記だか、空想戦記アニメの見すぎとちゃうか?
Re: (スコア:0)
いや、粗製濫造の代名詞は軍刀というより「スプリング刀」でしょ。
まともな軍刀はいわゆるスウェーデン鋼を使用したもので、安定して運用/製造できるという点では日本刀より上だよ。
Re: (スコア:0)
粗製濫造ではあるけれど、それでも素材そのものがたたらの玉鋼とは桁違いの品質だから、よく切れて曲がらず極寒地でも折れなかった
玉鋼を使うとどれだけ丁寧に作っても僅かな誤差や研磨で芯鉄と皮鉄のバランスが崩れるから見た目には問題なくても試し斬りでポキポキ折れた
玉鋼の日本刀がまともだと思ってる奴こそフィクションに毒されてるようだな
Re:性能を求めているわけじゃないんだから、それでいいんじゃないの? (スコア:1)
そうそう刀鍛冶から道具鍛冶に転向して名品を数多く残した名鍛冶の千代鶴是秀も「玉鋼は品質が安定しないから素材としては良くない」って
言っていたしね。
Re: (スコア:0)
玉鋼の品質以外に低温脆性の問題もあるかと思います。
かつて折れず曲がらずという評判のCOLDSTEELのカーボンVが
アラスカ(?)でボッキリ折れた写真を見ました。
カーボンVなんて大したことのない安い鋼材なんですけどね。
道具はその地域での使用を前提としているので、現地の事情に
沿って製造されたもの(ex.振武刀)が一番なわけで。
最高の一振りなんてものはフィクション・ファンタジーですが、
それでもロマンを求めるのが人というものかな、と。
Re: (スコア:0)
命を預けるなら、満州の極寒で折れまくった品質管理の至らない単純炭素鋼(玉鋼)より、厳冬期の南極でも折れない板バネ綱(シリコンマンガン鋼、マンガンクロム鋼、クロムバナジウム鋼、マンガンクロムボロン鋼、シリコンクロム鋼、クロムモリブデン鋼刀辺り)の方がよほど信用が置ける。
所詮鉄合金(炭素鋼含)など、焼入れ玉鋼(マルテンサイト)でも、折れない曲がらないバネ鋼でも、ヤング率に大差無いのだから、バネ鋼も焼き入れ次第で玉鋼と同等以上に降伏強度や疲労強度も上げられるのでは?(バネ用には通常焼き鈍しをして硬度を下げているらしい)
自衛隊を含め現役の刀剣類である銃剣(刀剣分類上は鑓の親戚らしい)は、玉鋼製じゃない。
日本史上最後に実用兵器として大量生産された刀剣類は、銃剣を含む工業刀(一部在来製法で作られた軍刀も生産されている)であり、「今日では日本刀は武器ではなく、居合道・抜刀道といった武道用の道具、絵画や陶器と同格の美術品であり、その目的でのみ製作・所有が認められている」(ウィキペより抜粋)に過ぎない。
Re: (スコア:0)
戦時中に刀鍛冶職人を大量育成できたとも思えないし、大半は指揮官向けの装飾的なサーベルだったわけですしねぇ。
ただ、WW2を題材の空想戦記アニメに覚えが無い。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
紺碧の艦隊とかジパングあたりかな。
どっちもタイムスリップ歴史改変ネタなのがどうも。
うさんくさいタレコミ記事だという点には激しく同意 (スコア:0)
架空戦記ものってまずアニメにはならないですよ。
本屋では、うさんくさいオカルト系の書物と一緒のジャンルに並んでいたりします。
というわけで、
#仮想戦記だか架空戦記だか、空想戦記小説の読みすぎとちゃうか?
とするのが正しいでしょう。