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警察庁統計局の昨年度の統計 [srad.jp]の17ページを見て欲しいのですが、年齢層別免許保有者10万人当た り交通事故件数では、高齢者と呼ばれる層の交通事故数は他の年齢層と同様に減少し続けています。18ページに年齢層別交通事故件数の推移があり、事故件数から言うと80歳以上は確かに増えていますが、事故数全体のうちわずかに3.2%であり、年齢層で対策を分けるなら、対策を打つべきはもっと若い年齢層であることは明らかです。
統計を一部だけ恣意的に切り取ればなんとでも書けてしまうので、全体を見て議論して欲しいと思います。
ちなみに平成28年度10月の統計 [srad.jp]ですが、3ページに交通事故による死亡者の年齢層別の統計があり、高齢者の死者が圧倒的に多いことが分かります。
高齢者は責めるのではなく、守るべき人たちです。
すみません。リンク壊れました。直接貼っておきます。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031674... [e-stat.go.jp]
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?sinfid=000031495590&am... [e-stat.go.jp]
年間走行距離(短期的な習熟度)と年齢(加害者対被害者)、事故内容(事故したときの被害の方)の相関が分かるものじゃないと、何にしろ恣意的な物にしかならないんじゃないかなと・・・。前調べた覚えはあるんですが、適当な数字が出てる資料が無かったんですよ・・・。
法令別が続けてありましたけど、若年層のみ異常に高いのは分かるんですが、じゃあそれがどの程度の確率でどの程度の被害を出すのかが釈然としないんですよね。少なくともコンビニに突っ込むのは高齢者が多い印象を(ニュース的に)持ってますし、若年者が法律を違反するからといって、それがどの位重大事故に直結しているのか(重大事故に繋がる可能性があるかでは無くて)が知りたいんですよね。
#感覚的には女性と高齢者の運転が怖いが、数字的には3~40代男性が圧倒的に事故を起こしているらしい、みたいなのも同じな気がする
安全装置付きの車への買い替えを促進したい自動車業界の意向もあり、高齢ドライバーが危険、古い車は危険だという空気を過剰に醸成しようとする傾向もあるようですね。http://www.mag2.com/p/news/235508 [mag2.com]
読んでみたけど、記者さんがそういう事にしたい意向があるんじゃないかと思ってしまった高齢者の事故を優先して報道してもらうことによって、高齢者への注意喚起にしてるというのはなるほどな、と
もう2年あまり前になりますが、ローカルニュースが「県内の交通死亡事故に占める老人の比率が全国ワーストレベル」と、さも嘆かわしそうに報じていて、おや、そうなのかと思い、おおもとの統計を見に行ったことがあります。すると、そもそもうちの県の、人口当たりの死亡者数は、全国でもかなり少ないほうでした。要するに、『老人の死亡事故が多い』のではなく、老人の死亡事故は決して多くないのに、若年層~労働年齢の死亡事故が、それに輪をかけてすばらしく少ないために、死亡者数に占める老人の比率が相対的に上がっていただけでした。それなら最初から、若者の事故率は全国でも上位の低さですよこれからも頑張りましょう、と報じたほうがよほど県民のモチベーションが上がるのではと思いましたが、おそらくマスコミはなにがなんでも【問題提起】の体裁を取りたかったのでしょう。以来、交通事故関係の統計に関する報道は、原典に当たるまで決して信用しないようになりました。
> 「県内の交通死亡事故に占める老人の比率が全国ワーストレベル」
鳥取あたりだと、そもそも住民のほとんどが老人だから、「交通死亡事故に占める老人の比率」もほぼ老人だけになるのでは?
事故の絶対数しか言及してない時点で「くさい」報道だよね…。
「全体を見るべき」と言いながら、「死者」(=重傷までで済んだ人は含まれていない)で論じてしまうのはおかしい。それに「年齢層で対策を分けるなら、若年層に」とするなら、順調に件数や割合が減っている=対策が効果をあげている層より、対策しているのに効果が上がっていない層に向けた対策を強化するのは理にかなっているでしょう。
結局、交通事故防止の活動の末に何を実現したいか?で議論すべきなんじゃないですかね。「高齢者を守る」のが目的なのか「事故を減らして人口減少(とそれに付随する負の影響)に歯止めをかける」なのか。私なら圧倒的に後者を目指しますが、そのために高齢者の保護がどこまで重要なのかはわかりません。
その平成28年度10月の統計によると、死亡事故における第一当事者の構成比率の28.6%を高齢者が占めており、もっとも高い(p.14)。また、死亡事故における第一当事者の法令違反は、漫然運転や運転操作不適が多いが、これらの構成比も高齢者がもっとも高い(p.15, p.16)。もちろん、構成比率が高いのは人口が多いからで、人口10万人あたりの件数で見れば突出した数字にはならないだろう。しかし、仮に死亡事故件数を減らすことが課題ならば、責めるべきかどうかは分かりませんが、第一当事者としての件数がもっとも多い高齢者の事故対策が重要になることは当然でしょう。また、対策を進めるべきという主張は、事故被害者になりやすい老人を守ろうという意見と対立する意見でもない。
ミスリードだと主張する側がミスリードで対抗するのはやめてほしいなぁ
たぶん、ミスリードでもないんじゃないか。結局は、どいつもこいつも結論ありきということなんでは。
結論ありきに導く手管はミスリードと呼ばんの?
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
高齢者の事故数が増えているというのはミスリード (スコア:5, 興味深い)
警察庁統計局の昨年度の統計 [srad.jp]の17ページを見て欲しいのですが、年齢層別免許保有者10万人当た り交通事故件数では、高齢者と呼ばれる層の交通事故数は他の年齢層と同様に減少し続けています。
18ページに年齢層別交通事故件数の推移があり、事故件数から言うと80歳以上は確かに増えていますが、事故数全体のうちわずかに3.2%であり、年齢層で対策を分けるなら、対策を打つべきはもっと若い年齢層であることは明らかです。
統計を一部だけ恣意的に切り取ればなんとでも書けてしまうので、全体を見て議論して欲しいと思います。
ちなみに平成28年度10月の統計 [srad.jp]ですが、3ページに交通事故による死亡者の年齢層別の統計があり、高齢者の死者が圧倒的に多いことが分かります。
高齢者は責めるのではなく、守るべき人たちです。
Re:高齢者の事故数が増えているというのはミスリード (スコア:4, 参考になる)
すみません。リンク壊れました。直接貼っておきます。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031674... [e-stat.go.jp]
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?sinfid=000031495590&am... [e-stat.go.jp]
Re: (スコア:0)
年間走行距離(短期的な習熟度)と年齢(加害者対被害者)、事故内容(事故したときの被害の方)の相関が分かるものじゃないと、何にしろ恣意的な物にしかならないんじゃないかなと・・・。
前調べた覚えはあるんですが、適当な数字が出てる資料が無かったんですよ・・・。
法令別が続けてありましたけど、若年層のみ異常に高いのは分かるんですが、じゃあそれがどの程度の確率でどの程度の被害を出すのかが釈然としないんですよね。
少なくともコンビニに突っ込むのは高齢者が多い印象を(ニュース的に)持ってますし、若年者が法律を違反するからといって、それがどの位重大事故に直結しているのか(重大事故に繋がる可能性があるかでは無くて)が知りたいんですよね。
#感覚的には女性と高齢者の運転が怖いが、数字的には3~40代男性が圧倒的に事故を起こしているらしい、みたいなのも同じな気がする
Re:高齢者の事故数が増えているというのはミスリード (スコア:3, 興味深い)
安全装置付きの車への買い替えを促進したい自動車業界の意向もあり、高齢ドライバーが危険、古い車は危険だという空気を過剰に醸成しようとする傾向もあるようですね。
http://www.mag2.com/p/news/235508 [mag2.com]
Re:高齢者の事故数が増えているというのはミスリード (スコア:1)
読んでみたけど、記者さんがそういう事にしたい意向があるんじゃないかと思ってしまった
高齢者の事故を優先して報道してもらうことによって、高齢者への注意喚起にしてるというのはなるほどな、と
Re: (スコア:0)
もう2年あまり前になりますが、ローカルニュースが
「県内の交通死亡事故に占める老人の比率が全国ワーストレベル」
と、さも嘆かわしそうに報じていて、おや、そうなのかと思い、おおもとの統計を見に行ったことがあります。
すると、そもそもうちの県の、人口当たりの死亡者数は、全国でもかなり少ないほうでした。
要するに、『老人の死亡事故が多い』のではなく、老人の死亡事故は決して多くないのに、若年層~労働年齢の死亡事故が、それに輪をかけてすばらしく少ないために、死亡者数に占める老人の比率が相対的に上がっていただけでした。
それなら最初から、若者の事故率は全国でも上位の低さですよこれからも頑張りましょう、と報じたほうがよほど県民のモチベーションが上がるのではと思いましたが、おそらくマスコミはなにがなんでも【問題提起】の体裁を取りたかったのでしょう。
以来、交通事故関係の統計に関する報道は、原典に当たるまで決して信用しないようになりました。
Re:高齢者の事故数が増えているというのはミスリード (スコア:1)
> 「県内の交通死亡事故に占める老人の比率が全国ワーストレベル」
鳥取あたりだと、そもそも住民のほとんどが老人だから、
「交通死亡事故に占める老人の比率」もほぼ老人だけになるのでは?
Re: (スコア:0)
事故の絶対数しか言及してない時点で「くさい」報道だよね…。
Re: (スコア:0)
「全体を見るべき」と言いながら、「死者」(=重傷までで済んだ人は含まれていない)で論じてしまうのはおかしい。
それに「年齢層で対策を分けるなら、若年層に」とするなら、順調に件数や割合が減っている=対策が効果をあげている層より、対策しているのに効果が上がっていない層に向けた対策を強化するのは理にかなっているでしょう。
結局、交通事故防止の活動の末に何を実現したいか?で議論すべきなんじゃないですかね。
「高齢者を守る」のが目的なのか「事故を減らして人口減少(とそれに付随する負の影響)に歯止めをかける」なのか。
私なら圧倒的に後者を目指しますが、そのために高齢者の保護がどこまで重要なのかはわかりません。
Re: (スコア:0)
その平成28年度10月の統計によると、死亡事故における第一当事者の構成比率の28.6%を高齢者が占めており、もっとも高い(p.14)。
また、死亡事故における第一当事者の法令違反は、漫然運転や運転操作不適が多いが、これらの構成比も高齢者がもっとも高い(p.15, p.16)。
もちろん、構成比率が高いのは人口が多いからで、人口10万人あたりの件数で見れば突出した数字にはならないだろう。
しかし、仮に死亡事故件数を減らすことが課題ならば、責めるべきかどうかは分かりませんが、
第一当事者としての件数がもっとも多い高齢者の事故対策が重要になることは当然でしょう。
また、対策を進めるべきという主張は、事故被害者になりやすい老人を守ろうという意見と対立する意見でもない。
ミスリードだと主張する側がミスリードで対抗するのはやめてほしいなぁ
Re:高齢者の事故数が増えているというのはミスリード (スコア:2)
たぶん、ミスリードでもないんじゃないか。
結局は、どいつもこいつも結論ありきということなんでは。
Re: (スコア:0)
たぶん、ミスリードでもないんじゃないか。
結局は、どいつもこいつも結論ありきということなんでは。
結論ありきに導く手管はミスリードと呼ばんの?