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ソユーズ宇宙船、打ち上げ失敗。宇宙飛行士は無事」記事へのコメント

  • 安全設計 (スコア:4, 参考になる)

    by tamaco (19059) on 2018年10月12日 18時46分 (#3496763)

    安全設計に関しても素晴らしいロケットのようですね。
    動いているロケットから脱出できるように引きはがす能力や、大気圏内では空気の圧縮などにも逆らって脱出しなければならないので、思ったより大変そうです。

    大貫剛氏のツイート [twitter.com]によれば、

    ソユーズ宇宙船は「だんご3兄弟」のように3つのモジュールからなっており、真ん中が宇宙飛行士が乗る帰還カプセル。打ち上げ途中で問題が起きた場合、先端に取り付けられた脱出ロケットが、1個目の軌道モジュール(トイレなどがある)と帰還カプセルの2つを、ロケットの前へ引っぺがすように分離する。

    一般に「ロケットからの脱出は、停止不可能な固体ロケットでは不可能」とも言われるが、実際には液体ロケットでもエンジン停止を待たずに脱出するようだ。また仮にエンジン停止しても、大気圏内ではロケット先端の空気抵抗は大きく、ロケット推進力以上の空気抵抗に逆らえる脱出ロケットが必要。

    逆に言うと大気圏外に出れば、脱出用の強力なロケットを使わなくても脱出は可能になるので、有人宇宙船は大気圏外に出ると脱出ロケットを分離する。無人ロケットのフェアリング分離と同じような感じで、不要な重量を捨てる。

    現状で有人宇宙船は、旅客機のように「破局的な異常でなければ、そのままの姿で飛行場に着陸する」ということを目標にできる技術レベルにはない。「ヤバいと思ったら脱出し、死なないように何とかする」のが精いっぱい。ソユーズ宇宙船は後者を目指した、完成度の高い宇宙船。

    今回の脱出は脱出用ロケット分離後だったのではという話も。一連のTweetで書いたように、脱出用ロケットの一番の目的は「空気抵抗に逆らって、宇宙船をロケットの前へ引きはがす」ことなので、空気抵抗がなくなれば宇宙船自身のエンジンで分離することができる。

    ここに返信

皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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