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どうせだったら、こういうA/B/Cという記号ではなく「多分晴れ」「晴れじゃないかなぁ」「晴れるような気がする」という3段階にすれば、多少外れてもあまり責められないのではないかと・・・
そう言えば, 今年観測された最初の黄砂はイラク産 [shimadzu.co.jp]なんて話もあるくらいですから, せめて北半球ぐらいはカバーした観測網がなければ予報も困難でしょうね.
専門家の方には申し訳ないが... それだけ強い非線形の分岐があ
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
エントロピーが。。 (スコア:2, おもしろおかしい)
一見、精度が向上してますが、この情報源からの予報のエントロピーは思いっきり低下してますよ!
ち、ちょっと待て (スコア:1)
だとしたら、
スーパーコンピュータを使ってお金を思い切り使った場合の的中率と、ゲタ投げで当てた的中率は、
同じ
ということか????
どなたか解説を。いや、こういうことに税金使ってもいいのか、どうか、って言うのを。
Re:ち、ちょっと待て (スコア:5, 参考になる)
初期値依存性の例として、たとえば数百個程度の釘が等間隔でならんでいるパチンコで、最初に玉を投ずる場所を 0.01 mm ずらしただけでも、最後に落ちる場所が変わってしまうという話があります。天気の場合は自由度がこれよりずっと大きいわけで予測が困難なのです。
たとえば、モデルで数日後の天気を予報したとすると、ちゃんと熱力学的にもつじつまのあった場を計算してくれるのですが、どうしても数日後の現実場とは違ってしまいます。初期値として投入した観測データの小さな誤差が、大気のカオスによって成長して、意味のある予測ができなくなるまでだいたい6日といわれています。6ヶ月予報はさらに複雑で、海なども計算しないといけませんので、「6か月後の今日は晴れ!」という予測は不可能で、むしろ「平均値はこのくらいになる」ということしかいまのところできません。
45% という数字をみるときに、一般の感覚だと少ない気がするのだと思うのですが、現場の人はそれなりに高い数字だと思うはずです。
あと、予報の的中率は、季節によっても大きくかわります。一番予報があたるのは冬場で、いちばん外れるのは春や秋です。一年を通して 45 % だとするなら、冬の季節予報の的中率はさらにたかいでしょう。
(でもなぜ今年の夏は外したのか....研究しているので AC)
アンサンブル予報 (スコア:2, 参考になる)
というわけで、週間予報では初期値に誤差を与えたものを25通り(だったかな?)用意して、その平均値を用いて予報を出しています。当然、数値予報の結果にバラツキが多ければそれだけ信頼性が低いわけで、予報内容とともに日ごとの予報の信頼性がA/B/Cの3段階で発表されています [jma.go.jp]。
Re:アンサンブル予報 (スコア:0)
どうせだったら、こういうA/B/Cという記号ではなく「多分晴れ」「晴れじゃないかなぁ」「晴れるような気がする」という3段階にすれば、多少外れてもあまり責められないのではないかと・・・
Re:ち、ちょっと待て (スコア:1, 興味深い)
> て、初期の小さな誤差が急速に拡大してしまうせいです。大気は強い
> 非線形システムですので、決定論的に将来を予測するのは、コン
> ピュータの性能だけではいかんともしがたいものがあるのです。
でもって、初期値を決めるための各地の現況を得るのも、日本国内
ならいいんですが、外国だと情報が入ってこない場合も多いんです
ね。特に日本の数日先の天気は、中国大陸とかの影響を受けるので
すが、大陸のどまんなかあたりは観測点が少ないし、データが
ちゃんと来るかも今一つ。
アフガニスタンとかの中東だと、測候所そのものが機能しているか
すらあやしい。
..と関係者から聞いたことがあります。
元関係者なのでAC
Re:ち、ちょっと待て (スコア:1)
そう言えば, 今年観測された最初の黄砂はイラク産 [shimadzu.co.jp]なんて話もあるくらいですから, せめて北半球ぐらいはカバーした観測網がなければ予報も困難でしょうね.
Re:ち、ちょっと待て (スコア:0)
Re:ち、ちょっと待て (スコア:2, 参考になる)
自衛隊向けの気象予測をする組織と気象庁は別組織です。
そして、お互いにどんなやり方をしているか、あまり知らないようです。
すくなくとも、自衛隊側は気象庁側のやりかたを知らないようでした。
ちなみに予報内容と精度も、驚くほど違いますね。特に長期予想に関して。
# って、これは機密なのかしら?
Re:ち、ちょっと待て (スコア:0)
Re:ち、ちょっと待て (スコア:0)
>て、初期の小さな誤差が急速に拡大してしまうせいです。大気は強い非線形システムですので、
> 決定論的に将来を予測するのは、コンピュータの性能だけではいかんともしがたいものがあるのです。
専門家の方には申し訳ないが...
それだけ強い非線形の分岐があ
Re:ち、ちょっと待て (スコア:3, 参考になる)
一見 forward に解くのは無理そうなのですが、まだどれだけ無理なのかは研究され尽くされていないという現状です。アンサンブルが収束する場合としない場合の条件の違いなども、まだまだ研究が途上です。
また、単純に力学的に解く部分と、統計的なパラメタライゼーションが力学にフィードバックしてくる部分、そしてアンサンブルとのさじ加減など、いろいろな手法の組み合わせでなんとか一日でも予報をのばせないかという研究は今も盛んです。
単一モデルのアンサンブルだと、苦手な部分は苦手なままなので、数種類のモデルをアンサンブルに使うというスーパーアンサンブルという手法や、時間方向にアンサンブルをして、誤差の大きくなる事例を他の事例で薄めてしまうなどの方法も開発されて、ある程度の成功はおさめているようです。まだまだ大気から引き出せる情報はあるのではないか、というのが研究者のあいだの話、というか信念らしいです。
もろ関係者なので AC。
Re:ち、ちょっと待て (スコア:2, 興味深い)
統計的手法で37%(+3.7%)
力学的手法で45%(+11.7%)
なので、サイコロからの精度向上は3倍以上、と見ることもできます。
Re:ち、ちょっと待て (スコア:1)
・・・じゃぁ、サイコロの数を三倍に増やしたら同等の的中率になるやん。
# 嘘です。わかってて言ってます。本当です。
李 露星
Re:ち、ちょっと待て (スコア:0)
な、なんだってー。赤く塗りたくなるじゃないかっ!
Re:ち、ちょっと待て (スコア:0)