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"8KBのブロックデータを1万回解読作業した。"
ネットワークの暗号化に使うのであれば、データは高々MTUの1500byteですし、AESは最長256bitのブロック暗号ですから、8kあれば暗号化ハードウェアのベンチマークとしては十分ですね。 130億bit/secという事は1.3Gbit/secですから、100MbpsのEthernetで送受信という状況を想定すれば、暗号化/複合化で実際に演算する部分はボトルネックにならないという事になります。 実際にはデータの読み書きに時間がかかるので、実データではこういう速度が出ないのは明らかですが、そのあたりまで勘案したベンチマークだと暗号化ハードウェアのベンチマークにはならないし。
Pentium4はL1キャッシュから外れるのにC3はL1キャッシュに収まるから不公平というのはありますが、実際に利用される状況を考えれば、たとえば受信データを復号する場合、Etherチップからバッファへデータを吸出し、IP層に渡り、ルーティング等の処理を行い、必要であれば復号し、TCP層へ渡り、ユーザーモードで処理されるという流れになり、8Kb程度のL1キャッシュであればこれら全ての処理に必要なデータがL1に入りきらないのはほぼ確実です。 それにPentium4ではL2はフルスピードですから、極端にPentium4に不利な条件とも言えないと思います。 だったらL2にも入らないサイズで比較すればいいじゃないかという話にもなりますが、そこまで行ってしまうとメモリI/O性能の比較になってしまって(暗号ハードウェアのベンチマークとしては)あまり意味が無いような気もします。
全く公平なベンチマークか?と言われれば、多少疑問な点はありますが、それ程極端にいい所取りした不公正なベンチマークでもないように感じますね。
なぜ「復号」ではなく「解読」なのかという事を問題にしているのであれば、それは単に「Decryption」をどう訳したかというだけの問題(=PC Watchがなぜ「解読」という言葉を選んだかという問題)に過ぎません。 強調する程の事ではない。
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人生unstable -- あるハッカー
其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:2, すばらしい洞察)
特定用途向けでしょ?コイツは。
で、特定の使用方法であるならP4の3倍の速度ってのはそれはそれで立派だと思うが。
多分、お手製ルーターにでも使おうって人は増えていると思われ。
Re:其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:2, すばらしい洞察)
ネットワークの暗号化に使うのであれば、データは高々MTUの1500byteですし、AESは最長256bitのブロック暗号ですから、8kあれば暗号化ハードウェアのベンチマークとしては十分ですね。
130億bit/secという事は1.3Gbit/secですから、100MbpsのEthernetで送受信という状況を想定すれば、暗号化/複合化で実際に演算する部分はボトルネックにならないという事になります。
実際にはデータの読み書きに時間がかかるので、実データではこういう速度が出ないのは明らかですが、そのあたりまで勘案したベンチマークだと暗号化ハードウェアのベンチマークにはならないし。
Re:其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:1)
AthlonXP 3000+を持ってくるとか、4KBや4MBにすればもう少しまともな比較になるでしょうけど、それじゃハッタリが効かないし。
Re:其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:1, すばらしい洞察)
Pentium4はL1キャッシュから外れるのにC3はL1キャッシュに収まるから不公平というのはありますが、実際に利用される状況を考えれば、たとえば受信データを復号する場合、Etherチップからバッファへデータを吸出し、IP層に渡り、ルーティング等の処理を行い、必要であれば復号し、TCP層へ渡り、ユーザーモードで処理されるという流れになり、8Kb程度のL1キャッシュであればこれら全ての処理に必要なデータがL1に入りきらないのはほぼ確実です。
それにPentium4ではL2はフルスピードですから、極端にPentium4に不利な条件とも言えないと思います。
だったらL2にも入らないサイズで比較すればいいじゃないかという話にもなりますが、そこまで行ってしまうとメモリI/O性能の比較になってしまって(暗号ハードウェアのベンチマークとしては)あまり意味が無いような気もします。
全く公平なベンチマークか?と言われれば、多少疑問な点はありますが、それ程極端にいい所取りした不公正なベンチマークでもないように感じますね。
Re:其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:1)
> 12.5 Gbps で暗号化 (or 復号) を行なうために必要となるメモリの帯域幅は、読み書き合わせて 25.0 Gbps。
> 一方、対応チップセット VIA CLE266 (製品ページ) が使えるメモリの種類は DDR 266 (PC2100) なので、仕様上のスループットは 2.1 GB/s = 16.8 Gbps。足りないヨ。だからデモでは「8 KBの…データを 1万回解読作業した」なのでつね。
Re:其の領域を越えたら性能はどうなるか (スコア:0)
強調すべき部分はそこじゃないよーな (スコア:0)
何をどーしたんだか、とっても知りたいよ。
Re:強調すべき部分はそこじゃないよーな (スコア:1, 参考になる)
ですからベンチマークで「暗号化」作業をするか「復号」作業をするかは本質的には違いがありません。
なぜ「復号」ではなく「解読」なのかという事を問題にしているのであれば、それは単に「Decryption」をどう訳したかというだけの問題(=PC Watchがなぜ「解読」という言葉を選んだかという問題)に過ぎません。
強調する程の事ではない。