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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
レビュー記事不足 (スコア:2, すばらしい洞察)
そのときの成果発表自体は正しくて(プレスそのままだから当然でしょうが)、その研究の意味や
位置づけといった、背景的な部分が間違っていることが多いです。
つまり、各論の部分はしっかり書けてるのに、総論が駄目でぶちこわしってことが多い。
研究の成果発表については、文科省ももっと評価をよくしようという動きが、ここ何年か活発ですが
それ以上に、その分野全体を理解する助けになる、レビュー(総括記事)の方が、科学的知識を広める
上ではとても重要です。例えばNewtonや日経サイエンスの科学雑誌としての良さは、まさにその点だと思いますね。
個人的には、科研費からサイエンスライターへの支払いが可能になったとしても、自分でやる方が好きなので、
そんなにありがたみはないですね……テクニシャンが科研費で雇えるようになったのとは違って。
一般向けプレゼンの機会が多い人には便利なのかもしれませんが。
そういう意味では、むしろ科学雑誌刊行の補助に使ってもらう方がいいかなあ。ただし、どうせなら
研究者とそれ以外の両方による一般投票で、コンペか何かやって「その年もっとも良かった科学雑誌・記事」を
選出して、上位の出版社や記事の著者(文章、図版とも)を表彰、直接賞金を出したりした方がいいかな、と。
#研究者と、それ以外が別々に選考したものが揃ってきたら、「科学知識が浸透してきた」目安にもなるだろうし。
Re:レビュー記事不足 (スコア:1)
その意味で日経サイエンスはかなり評価しています.
しばらく前の有機ELの特集のときのように,ただの翻訳に収まらない努力もちゃんとしているし.
ただ,私が一つだけ改善して欲しいのは価格です.
一部¥1,400では科学に興味のある中学生が毎月小遣いで買える価格ではないですよね.
¥500以下になんとか収まらないかと,そのために補助金をだしてもいいくらいに思います.
New Scientist [newscientist.com]は週刊誌ですが,年間購読だと$51/51冊なんですよね.
一方日経サイエンス [adnet.ne.jp]は12冊で¥15,372.
日経サイエンスの編集者は読者からの反応が少ないのを嘆いていたらしいですが,今の価格だとかな
りの割合は公費で買われていて本来の「読者」自体が少ないのではと勘ぐってしまうところです.
kaho
Re:レビュー記事不足 (スコア:1)
とはいえ、それに相当するスタンスの日本語の雑誌がない、というのは確かに問題かもしれないですね。そういう位置づけの「科学エンターテイメント雑誌」があれば一般への普及に役立ちそうですし。
#週刊そーなんだ@デアゴスティーニは…終わっちゃいましたしねぇ。
日経サイエンスの元ネタになってる(日本独自記事もありますが)Scientific American [scientificamerican.com]が、海外からの年間購読が12冊で$55。翻訳されてることを考えると、ちょっと仕方ないかな、という気はします。こう考えるとNewtonのコストパフォーマンスはなかなかですね。
個人的には、日経サイエンスはやはり中学生よりはもう少し上の年齢層、最新の科学技術に関心のある社会人を対象にしてもいいかな、という気はします。でも、せめてNewton並みの\1000/月くらいに抑えて、Newtonは\500/月くらいになるよう補助金が充てられればなあ、とは思いますね。児童/学生限定の割引でもかまわないから。
Re:レビュー記事不足 (スコア:1)
価格差を強調したいための演出ということで、ここはひとつ・・・・
日本とUSの出版文化の違いで、向こうでは年間購読をすると割引率が大きいのですよね。
再販制度の存在がネックなのでしょうか。
>児童/学生限定の割引でもかまわないから。
あ!そうですね。学割を導入してそれに補助金をつけるならうまくいくかも。
それで販売数が増えてくれれば広告収入も上がり、補助金もいらなくなり、とうまくサイクルが
まわってくれるといいですが。
補助金の注入が予算の名目上難しいなら広告を公的機関が出すという手もありますし。
kaho