私はUPVの修士課程で「知的財産」(この用語は好きでないが)などについて5年以上教えてきた。2週間前に学内のある建物でカンファレンスを行う予定があった(「文化週間」の記念行事でETSIA Student Union とLinux Users' Groupに招かれたもの)。このカンファレンスではP2Pネットワークの合法的な利用とその効果について、(スペインの知財法、私的複製の規定、その他多数の論文や判例に基づき)著作権のある作品を扱う場合も含めて、分析を行う予定だった。徴収団体(訳注:著作権料の徴収を業務とする団体のこと)「SGAE」のメンバーが「P2Pネットワークは違法である」(原文ママ)などととテレビや新聞で主張したことを受けて、ネットワークを利用してその合法性を「証明」する計画もあり、そのことについてSGAEとNational PoliceとAttorney Generalに事前報告までしてあった。
カンファレンスの前日、学部長(スペインレコード産業協会「Promusicae」から圧力を受けていたことが後からわかった:彼自身もEl Pais紙でそのことを認めているし、他紙ではMotion Picture Association of Americaについての言及もあった)が会場の使用を認めずカンファレンスを中止させようとした(訳注:許可を取り消したのか許可しなかったのか不明)。そのため日時を変更しようとしたが、再度拒否された。3度めに、結局、私は大学のカフェテラスで、150人の聴衆を前に5時間、カンファレンスを行った。
しかし、私が辞職した後になっても、メディア(下記リンクを見ればわかるように、今回の件に興味を持ち始めていた)からの電話があると、Vice-Dean of communications は「彼が本校の教師であったことはない。クラスもほとんど持っていなかった」と言ってのける神経を持っていた。もちろん、私は教授ではなかった(教授だったとは一度も言っていない)が、私はあの大学で5年以上教えてきたのだ!
原文読めないんでアレなんですが (スコア:2, すばらしい洞察)
いずれにせよ、著作権について解決しなければならないことをほっぽってる状態なんだと感じるのですが、
そ
一応全文訳 (スコア:5, 参考になる)
私はUPVの修士課程で「知的財産」(この用語は好きでないが)などについて5年以上教えてきた。2週間前に学内のある建物でカンファレンスを行う予定があった(「文化週間」の記念行事でETSIA Student Union とLinux Users' Groupに招かれたもの)。このカンファレンスではP2Pネットワークの合法的な利用とその効果について、(スペインの知財法、私的複製の規定、その他多数の論文や判例に基づき)著作権のある作品を扱う場合も含めて、分析を行う予定だった。徴収団体(訳注:著作権料の徴収を業務とする団体のこと)「SGAE」のメンバーが「P2Pネットワークは違法である」(原文ママ)などととテレビや新聞で主張したことを受けて、ネットワークを利用してその合法性を「証明」する計画もあり、そのことについてSGAEとNational PoliceとAttorney Generalに事前報告までしてあった。
カンファレンスの前日、学部長(スペインレコード産業協会「Promusicae」から圧力を受けていたことが後からわかった:彼自身もEl Pais紙でそのことを認めているし、他紙ではMotion Picture Association of Americaについての言及もあった)が会場の使用を認めずカンファレンスを中止させようとした(訳注:許可を取り消したのか許可しなかったのか不明)。そのため日時を変更しようとしたが、再度拒否された。3度めに、結局、私は大学のカフェテラスで、150人の聴衆を前に5時間、カンファレンスを行った。
その日(忘れもしない、5月4日のことだ)のうちに、私が教えている修士課程の部長(訳注:多分事務方の部長)から電話があって、学部長から修士部長に「彼がここで教えることが2度とないようにせよ」という電話をしてきたと言われ、もう一度修士部長から電話があって「これは君自身が決めることだが、責任は君にある」と言われた。
修士部長は私を呼んで、まず私のウェブサイトから大学へのリンクをすべて削除するよう、また、私がそこで教えている内容も「隠す」ように求めた。それから、彼自身と大学院が受けている圧力とおどし(ソフトウェアのライセンス違反、著作権の侵害などの疑いをかけられること)について説明した。私が辞職して修士部長(と修士課程のすべての人々)の職を守らねばならないのは明らかだった。
しかし、私が辞職した後になっても、メディア(下記リンクを見ればわかるように、今回の件に興味を持ち始めていた)からの電話があると、Vice-Dean of communications は「彼が本校の教師であったことはない。クラスもほとんど持っていなかった」と言ってのける神経を持っていた。もちろん、私は教授ではなかった(教授だったとは一度も言っていない)が、私はあの大学で5年以上教えてきたのだ!
生徒の満足度調査において修士課程全体でもっとも高い数値を得ており、いかなるルールにも、契約にも、規則にも違反したことがないにもかかわらず、私が職を失ったということはそれほど重要でない。私の考えややり方に反対している人からの直接の電話は一切ないが、それもさほど気にしていない。私がもっとも口惜しいのは、自分が勤めていた(ほかでもない、EU加盟国の)大学の中で検閲(訳注:原文大文字)の対象となったことと、それが徴収団体とレコード映画産業からの圧力とおどしによるものだったということだ(私のウェブサイトをみれば、それらすべてを確認できる)。
このことに対して行動を起こすのはいつか?おどしや、圧力や、妨害を受けたとしても、彼らの誤った、時代遅れの、非生産的なビジネスモデルの押し付けをこのままにしておいてはならない。私は世界中を回って(現在はスペイン全国でカンファレンスを行っている)公演を行うつもりで、彼らがこれを妨害することはできない。真実は知られなければならない。が、私にはあなたたちの手助けが必要だ。
この話はスペインで400以上のブロガーに取り上げられ、ラジオ、雑誌、新聞にも取り上げられている。しかし、スペイン国外では誰も気づいている人がいないようだ。この話をスペイン国外にも広める手助けをしてくれないだろうか。
# 今回は原文見ながら(!)書いたから多分そんなにヒドイ間違いは
# ない・・・と思いたい。
yp
微罪逮捕ならぬ微罪告訴? (スコア:0)
まあ、どのぐらいの規模の大学か知りませんけど、ある程度の規模の組織なら不心得者がゼロってことはないでしょうし、学内で使っているソフトウェ
Re:微罪逮捕ならぬ微罪告訴? (スコア:0)
# さっきログアウトしちゃったし面倒なのでAC
YOU@pohwa
Re:一応全文訳 (スコア:0, 余計なもの)
とあるが、この文の前には中止の話が書かれているだけで、「明らかだった」説明が一切無い気がする。
辞職すると彼らの職が守られる理由って何?
辞職しなければ解雇される理由でも何かあるの?
大学に対する圧力は、圧力を掛けて当然の圧力だったのか、それとも掛けるべきではない様なことに対して圧力が掛けられたのか?と言う話と、それに対して大学は前者と判断したのか後者と判断したのかもよく分からん。
また、大学が修士部長にした圧力はどう言ったものだったのかも分か
Re:一応全文訳 (スコア:2)
大学にいるかどうかは彼の生活にとっては大きな変化かもしれないが彼の姿勢は逆に強固になったぽいし。
Re:一応全文訳 (スコア:1)
彼は大学の方針に逆らって、大学内のカフェテリアで150人の学生相手に講演したのだよね?
動きや活動として良い意味での評価出来る物なのか?
学外の会議室などを借りて、かつ、学校の肩書きを使わずに講演したのならば、彼の動きや活動を評価出来ると思うよ。
そう言った配慮をしても、大学から責任を追及されたのならば、検閲の是非の話になって当然だと思うが、大学の方針に逆らっての自分勝手な行動を行なっただけの奴にしか俺は感じなかったよ。
例えば、商社勤務のサラリーマンが、会社の会議室で講演しようとしていたら、使用許可が出なかった(または取り消された)。再度要求したが許可は出ない。仕方ないので、会社のカフェテリアにて150人呼んで講演したとしよう。
普通の感覚だと会社が圧力に屈したか否か以前に、会社は会社としての考えがあると考えて、どうしてもしたければ、会社と関係無い会議室を用意し、会社の肩書きを使わずに講演するんじゃないの?
最低限、それくらいの配慮は必要だよ。
会社を説得するのでも良いよね。
大学だって、自分勝手に出来る訳でもないし、して良い訳でもないよな。
最低限の配慮すらしないで、学内で強行した訳だよな。
配慮をした場合の彼の責任問題と、配慮をしないで強行した場合の彼の責任問題では意味が違うよ。
彼は大学の方針と言うルールを破ったから辞任に追い込まれたのでしょ。
ブログに日記書いたら解雇されたみたいな話と一緒で、ブログを会社は否定しているのではなく、ルールを破ったことへの責任として解雇したのだよね。
ブログの是非ではなく、ルール違反の是非だよな。それと一緒で、P2Pへの圧力や検閲の是非ではなく、ルール違反の是非に過ぎないと思う。
Re:一応全文訳 (スコア:0)
Re:一応全文訳 (スコア:1)
文の前後から読み取るに、「あの男を辞めさせなければ大学中引っ繰り返して些細なライセンス違反や管理不行届きでネチネチ訴訟してやるけんのう。おたくの教授サンや管理者が何人もイヤな思いをするかもしれんのう。」って事だろう。
Re:一応全文訳 (スコア:1)
そう言う解釈だと、大学は脅迫に屈した情けない点が前面に出るよね。
ところで「些細なライセンス違反」って何?「些細な」付って....
それぞれの大学によって違うだろうけど、大学は違法ファイル共有の温床となっていて、それが問題になっている。
著作権者側の某団体とかが、大学に管理の改善を再三に渡り要求している状況なのに、某講演をすると言い出したので、現状の大学の管理体制ではそれが出来るとは全く思えないから、その講演を止めてと大学に求めただけなんじゃないの?
俺はそう受け取っているよ。
大学が違法ファイル共有の温床になっていると仮定すると、大学が講演の中止を決定するのも自然な流れでは?