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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
エコ・・・ (スコア:1)
・ガソリンは石油からできて、燃焼すると二酸化炭素ができる。
・電気は(石油・重油?)からできて、燃焼すると二酸化炭素ができる。
石油・重油->電気->自動車駆動、となると変換が多く効率が悪い
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:エコ・・・ (スコア:0)
Re:エコ・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
効率だのなんだの言い始めると、そもそも、自動車レベルの個人用移動手段を個人で所有するというモデル自体が無駄の塊ですね。
Re:エコ・・・ (スコア:2, 参考になる)
ベース電源でも、離島で使用されるディーゼル発電や、ガスタービンやガスタービン発電の廃熱を再利用する複合サイクル発電の場合には、出力調整は容易ですが、全発電量から見ると微々たるものでしかありません(電車が消費する電力が多く、ピーク時消費電力が巨大なJR東日本は消費電力の60%を自家発電で賄っているが、うち
Re:エコ・・・ (スコア:2, 参考になる)
電力網のことを考えに入れるとそれは疑わしいなぁ...
原発だって夜は出力落としてるし、火力発電所は分単位で出力調整してるヨ。
周波数保ちつつ位相を一致させないといけないから「余剰電力」なるものが発生した時点で電力網崩壊。
# だから電力網の一部が切れたりして負荷が大きく変動するような事になると電力網の危機なのだ。
Re:エコ・・・ (スコア:1)
原子炉でも再稼動からフル運転まで、がんぱっても1日、石炭火力の場合だと2~3日灯油を燃やしながら炉を暖めないといけないので、停止状態から復帰するのに1週間くらいかかります。そういう炉はダイナミックに出力を調整することができません
Re:エコ・・・ (スコア:1)
# たしかに石炭火力は原子力より融通利かないかもね。
Re:エコ・・・ (スコア:3, 参考になる)
原子力発電の場合には、数年前から熱出力は各社定格で運転しています。それまでは、電気出力定格運転を行っており、電気出力と復水器の真空度を一定に保つように熱出力を微調整してましたが、現在は電気出力に関係なく、原子炉熱出力を一定に保つ定格熱出力運転を行っています。電力各社が、Webサイトで原子炉の稼動状況をリアルタイムで表示していると思いますが、電気出力が100%から108%程度で表示させることがあるのはそのためです
Re:エコ・・・ (スコア:1)
とすると、昼夜の差や変動分はベース電源以外でカバーしてるという事になるんだろうな。
Re:エコ・・・ (スコア:1)
ピーク電源には石油火力と天然ガス発電が負荷追随電源として使用されています。石油焚きは、かつて価格が安く硫黄分の高いクウェート産の軽質原油を主燃料としてピーク電源とミドル電源双方に使用されていましたが、環境問題に対応するために、現在はインドネシアのミナス産原油をそのまま焚くか、サウジアラビア産のアラビアンヘビーを精製して重油として燃焼させています
ミナス原油は、国際指標への連動性が低く、低硫黄のために石油火力の代表的な燃料となっていますが、常温では半固体のため発電設備に加温設備が必要になり、一方の重油焚きは精製コストが高いために、70年代からベース電源としては使用されなくなり、中小型の都市隣接型発電所で負荷追随用のピーク電源として使用されています。これらも、ガス焚き発電炉や複合サイクル発電に代替されつつあります
一方のガス焚きは、やはり70年代からインドネシアでガス開発が進展し、輸送船技術が確立したためにピーク電源の主流に踊り出ており、発電量で観ると石油火力の3倍、総発電量の25%~30%を占めています。いずれも負荷調整が容易な中型・高蒸気圧炉(超臨界圧炉)で、電源消費地に近い都市隣接型の立地になっており、かつての石油火力発電所の跡地に建設されるケースが多いです
石炭火力は90年代に入ってから、風速が強く(屋外貯蔵が不可能だった)、冬季の輸送船接岸が難しい日本海沿岸部など、遠隔地にも立地が容易になったこと(主に屋内型貯蔵設備の採用による)、燃料価格の安定性と資源の安定確保の観点から、ベース電源とピーク電源の昼間のミドル電源として再び建設されるようになりました
このように、現在の電源構成は、ベース電源に原子力、季節変動に対応するミドル電源に石炭火力、日中の負荷追随運転用のピーク電源に天然ガスまたは石油が使用されているわけで、かつてのようにベース電源やミドル電源には運転コストが高く負荷追随運転が難しい低蒸気圧な大型石油火力は使われていません。従って、夜間消費電力が増大すれば、ピーク電源を稼動させるのではなく、ベース電源やピーク電源を増設して対応することになります