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そりゃ、食品に含有されているβ澱粉(含水しておらず、そのまま では消化できない)とα澱粉(カップヌードルやベビースターラーメン がこいつ)の構成比をリアルタイムに簡単に判別できるからで しょう。
α澱粉だけの食品って、要するにお粥か糊のドロドロ状態なわけで、 アルデンテとか「たっているお米」にはならんわけよ。…で、昔は 偏光顕微鏡あたりをつかって、その様子を観察せざるを得なかった わけね(β澱粉には偏光作用があるのでα澱粉と判別できる)。
でも麺類などのように含水率の大きな状況でのα澱粉とβ澱粉の 状態遷移って非常に簡単に起きるので、顕微鏡用のサンプルを作る ひまがなかったりする(あられとか、ベビースターラーメンとかは α澱粉を脱水することで安定化させているんだな)。
…というわけで、MRI は生物体だけでなく、食品の含水状態を観察 する上でも非常に有用な測定装置というわけ。
MRIと書かないとまずくないですか? 基本的にNMRと呼ばれるものは空間分解能を持ちません。 #つーか、持つのはMRIくらいなものでしょう。
>レイドン変換って聞いたことないですか? はい、恥ずかしながら知りません。
じゃ調べてください(つづりはRadon Transformです)。あまりにも基礎的なことなんで。
NMRという機器とMRIという機器を混同しない(読み手に混同させない)方がいい、ということです。
ですが、分野が違うと同じ略号が違う意味を持つってこともあるんです。
>X線CTもMRI(以前はNMRと呼ばれていた)も NMRがMRIと呼ばれるようになったということは聞いたことないです。 #だから別物ですっ
(医療用の)NMR は,Nuclear という単語が核兵器を連想してしまうので,MRI と言い替えた,という話を聞いたことがあります.
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:3, 興味深い)
そりゃ、食品に含有されているβ澱粉(含水しておらず、そのまま では消化できない)とα澱粉(カップヌードルやベビースターラーメン がこいつ)の構成比をリアルタイムに簡単に判別できるからで しょう。
α澱粉だけの食品って、要するにお粥か糊のドロドロ状態なわけで、 アルデンテとか「たっているお米」にはならんわけよ。…で、昔は 偏光顕微鏡あたりをつかって、その様子を観察せざるを得なかった わけね(β澱粉には偏光作用があるのでα澱粉と判別できる)。
でも麺類などのように含水率の大きな状況でのα澱粉とβ澱粉の 状態遷移って非常に簡単に起きるので、顕微鏡用のサンプルを作る ひまがなかったりする(あられとか、ベビースターラーメンとかは α澱粉を脱水することで安定化させているんだな)。
…というわけで、MRI は生物体だけでなく、食品の含水状態を観察 する上でも非常に有用な測定装置というわけ。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:1, 興味深い)
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:1)
>NMRで水の分布を測定して、それが同じになるようにブレンドを変えたり、
MRIと書かないとまずくないですか?
基本的にNMRと呼ばれるものは空間分解能を持ちません。
#つーか、持つのはMRIくらいなものでしょう。
#NMRは分光器なので、スペクトルは取れても分子の三次元配置などを
#調べることは絶対にできません。
#そんな情報はNMRスペクトルには含まれないのです。
#MRIについては詳しくはないのですが、機構と実現する性能から考えると、
#NMRで測定した水素のスペクトルの特定ピークの強度を複数軸方向で計測して
#それを三次元でスキャンすることで水の分布を見るのではないかと思います。
#つまり、分光器 = NMR と例えると、MRI = 単波長の光強度センサを使った
#立体スキャナ、って感じでしょうか。
同じ光強度センサや光(NMRでは核磁気共鳴現象)を使ってるとしても、
比べてみると全く別物でしょ?
---- redbrick
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:0)
X線CTもMRI(以前はNMRと呼ばれていた)も画像の再構築の原理は同じなんですが。
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:1)
はい、恥ずかしながら知りません。
検索でもうまく引っかからないので、何についてどういう手法なのか
教えていただけませんか?
>画像の再構築の原理は同じなんですが。
だから、NMRスペクトルのみを測定する装置では画像の情報なんて
もともと一片も含まれてないんですってば。
#すべて分子の状態の平均値のみ。
で、わたしが言いたいのは、NMRという機器とMRIという機器を混同しない
(読み手に混同させない)方がいい、ということです。
>X線CTもMRI(以前はNMRと呼ばれていた)も
NMRがMRIと呼ばれるようになったということは聞いたことないです。
#だから別物ですってば。
#NMRは三次元のイメージングなんてしないのだから。
わたしは、化学専攻だったのでNMRスペクトル測定は自分でもやったことが
ありますが、それは一見巨大な牛乳瓶のような鋼鉄製の容器に見える、
試料に強磁場をかける部分と、制御用コンソールに分かれてました。
これで原子核のスピンの状態を測定でき、その解析から分子内の原子(例えば水素)の
状態を知り、その分子内構造での水素の配置情報の一端を平均値として
得ることはできます。
ただ、あくまで試料内の平均値なので、NMRスペクトルから、個別の分子が
どこにどういう状態であるかの知見は絶対に得られません。
#例えば、固体試料内の水分布の計測などは無理ってコト。
#全ての水分子の状態の平均値が出てくるだけです。
それに対して医療用などのMRI(イメージングシステム付き)ってのは
水素とか他の原子とかの分布を三次元位置情報とともに計測して
イメージ化しますよね。
使用する測定原理は同じでも、装置としては別物と考えるべきではないですか?
---- redbrick
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:0)
じゃ調べてください(つづりはRadon Transformです)。あまりにも基礎的なことなんで。
ですが、分野が違うと同じ略号が違う意味を持つってこともあるんです。
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:1)
(医療用の)NMR は,Nuclear という単語が核兵器を連想してしまうので,MRI と言い替えた,という話を聞いたことがあります.
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:1)
ご助言、どうもです。
調べてみました。
数学の変換なので理解しにくいのですが、
二次元画像の一次元画像への投影に応用される変換法ですよね。
X線CTやMRIで利用される画像再構成の方法の基本原理ですか。
大変勉強になりました.。
>分野が違うと同じ略号が違う意味を持つってこともあるんです。
はい、分野が違うと略号が同じでも違う意味を持ちます。
だから、混同するような略号を使わない方がいいのではないか、といってるんですが。
#意図的に誤解を与えるような略号の使い方をして、分野外のヒトに正しく理解してもらいたくない、
#ということであれば何も言いませんが。
ちなみに、参考にもならない簡単な調査ですが、Googleで「NMR + キーワード」で検索すると、
医学:2640件
化学:8350件
工学:8310件
分光:2640件
というように、webの世界でもNMRという言葉が、医学分野で特に多く使われているとは
限らないように見えます。
まして、医療分野のヒトだけがこのコメントを読むわけではありませんし・・・。
>例えば医療用画像処理では、両者がほぼ同一のものを指し示すわけです。
それは、わたしの立場から言わせてもらうと「使い方が間違ってる」としか言い様がないです。
#それはわたし個人の立場であって、ほかのヒトには関係ないですが。
>ここで話題になっているのはあきらかに医療用の画像再構築の技術/機器の応用だと思われるのに、
だから、他分野での略語と誤解しないように、「MRI」と呼ぶ方がいいんじゃないですか?
#なんか、わたしと言ってることは変わらない気がするんですけど・・・(汗)。
---- redbrick
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:0)
この人に指導される学生って可哀想...。
Re: 米やらパンやらMRI測定しまくり (スコア:0)