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リング全体に及ぼす万有引力の総計は0になります。
リングの質量を「近い側」と「遠い側」に分けると、中心からずれるほど、「遠い側」の質量が増えて「近い側」の質量が減るため、「遠くで重い」と「近くで軽い」でバランスは取れる
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:5, 興味深い)
// ・・・とゆう電波を受信しますた
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:5, 興味深い)
この単語が出てくるとテッカマンブレードが引き合いに出されてワタクシをイラァとさせてくれるオービタル・リング・システムって概念が在ります。連続して軌道に乗ってる質量を支えにして地表に対して静止したリングを上空に作って、そこから紐を垂らして宇宙空間に出られるといいなあってアレです。
ORSを考え出したポール・バーチは、これの応用を幾つも考えてまして、そのひとつとして大きな質量を持つ星の上空で地球の重力加速度と同じになる高度にORSを複数たすきがけにして篭のような物を作って隙間の部分にパネルを嵌めれば、言わば裏返しのダイソン球が作れるってのが在ります。
実際に作られれば見た目大きい割には質量の小さな星になる訳で…。だからこの星はひょっとしたら…。
尤も、今回の例だとホットジュピターが廻ってるような恒星からの軌道半径が小さい所にそんな物作って住んでるような奴らって何者よって話もありますが。
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:1)
衛星と違って軌道上の全要素が繋げられてしまっているんで,
リングワールドと同じく中心点の移動に対して弱い気がするんですが.
#パーシャルオービタルリングなら問題ないんですけどね.
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:3, 参考になる)
その軌道半径にふさわしい速度で周回する「流体」の回りを、
地表と同じ速度で周回する「殻」でくるんで、
「殻」が「流体」にぶら下がるような構造になってます。
中心からのズレに対しては、それを打ち消す(戻る)ように
流体の方を加減速することで補正できます。
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:1)
>流体の方を加減速することで
すいません,ええと,理解し切れていないのですが,ORSでは流体って
環状に繋がって流れていたような気がするんですが,これを全体を
同じ速度で加減速しても復元力が働かないような気がするのですが
どうでしょう.
#そもそも環状の連続流体というのが勘違い?
流体が細切れになっている場合は,一部のみを加減速,適宜元の
速度に戻してやればよいというのはわかるのですが.
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:1)
場所によって流体の速度を変えて、それにあわせて密度あるいは太さが変わる
具体的には、流体を
遠地点から近地点にかけて加速(近地点側で遠心力増加)、
近地点から遠地点にかけて減速(遠地点側で遠心力減少)すればいいのかな。
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:1)
密度は圧縮率を考えると変えにくそうです.
太さは・・・どうなんですかね.太さを変えるよりもバンチをいくつも
回して間隔制御するほうが制御とか設計は楽かも.
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:2, 興味深い)
概念的には静止した完全剛体のリングを恒星の周りにポンと置いたのと同じ。一寸でも外力が働いてリングがずれれば、恒星に一番近い所から恒星の重力にずるずる引っ張られて落ちると。
ORSの芯の(って変な言い方だな)場合は単に繋がって軌道を廻ってるだけなので外力が加わった場合にはそれらしい楕円軌道に落ち着いて終りです。(大気或いは地面を擦っちゃって運動エネルギーを大きく失うまで。)
尤も地表に対して静止しているORSのガワの分だけ不安定になるし、楕円軌道で落ち着いてもらっても困るので、芯を絶えず加減速してやって円軌道になるように制御する必要はありますね。
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:2, 参考になる)
> 一寸でも外力が働いてリングがずれれば、恒星に一番近い所から恒星の重力にずるずる引っ張られて落ちると。
これはちょっと間違いです。
恒星がそのリング内のどこにあっても、リング全体に及ぼす万有引力の総計は0になります。完全剛体であれば「ずるずる落ちる」ことはありません。
これは初歩的な物理の計算で求められますが、
概念的に説明するなら、リングの質量を「近い側」と「遠い側」に分けると、中心からずれるほど、「遠い側」の質量が増えて「近い側」の質量が減るため、「遠くで重い」と「近くで軽い」でバランスは取れる、ということで。
つまり、リングワールドは恒星に対して、「中心からずれた時に、中心に戻るような安定性」はないが、
「中心からずれたら、中心から離れていくような力働くような不安定性」もありません。
完全剛体のリングが外力を受けたら、そのことで得た速度で等速運動し続け、どんどんずれていくことにることになる
まともに運用するにはコントロールが必要なのはたしかですが。
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:1)
いやぁほぼ四半世紀誤解して過してましたわ。
イメージだけで理解してたつもりになるとダメねえ。w
Re:いやいや、これは系外惑星なんかじゃない (スコア:1, 興味深い)
これは、間違ってます。
あなたの言っていることは、ダイソン球については正しい。つまり、リングではなくて球殻の内部にある物体は球殻の重力を感じません。なぜかというと、単位立体角方向の球殻はちょうど距離の2乗に比例しただけの質量があり、重力は距離の逆2乗に比例するため、丁度バランスするからです。これはニュートンが即座に気づいたことです。
しかし、リングワールドのような1次元の物体については同じことはいえません。単位角方向のリングは距離に比例した質量しかないのに、重力は距離の自乗の逆数に比例するので、近いほうのリングの重力をより強く感じ、そちらへ引かれます。
・・・・・・。 (スコア:1)
ざっくりでいいから。
Re:・・・・・・。 (スコア:2, 興味深い)
ダイソン球(球殻)の場合、万有引力が0になるのは
式で書くとこのページあたりが参考になるでしょうか [u-tokyo.ac.jp]
私はこれが念頭にあったので、リングワールドも同じことになると早合点してしまったのですが、
リングの場合は、
#1025094 [srad.jp]の説明にある通り、確かに2次と1次という違いがあるので、0になることはありえなさそうです。
数式を立てての計算はしてない(というか式は立てたけど積分が計算できなかった)のですが、
Excel使って10000点ほど質点ばらまいて万有引力をsumしてみたら、
球だと0になりますが円だと偏りました。