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これで宇宙3機関、全て打ち上げ失敗ですね。
宇宙科学研究所:MVロケット打ち上げ失敗 [astroarts.co.jp]
宇宙開発事業団:H2ロケット打ち上げ失敗 [astroarts.co.jp]
航空宇宙技術研究所:超音速実験機打ち上げ失敗
しかもこの3機関は、来年統合 [130.54.58.249]されます。
宇宙開発なんてお金がかかるだけで、あまり実にならないと思うので、統合して、規模を縮小さして基礎研究をのんびりやった方が良いと思う。大規模実験は早すぎたんじゃ無いの
そうではなくて、あれこれ手を出して全部モノに出来るほど金は無いんだから、一点豪華主義に徹すれば?という話ではないかと。
そういう方向に方針転換して、全体としての効率を上げる、ということであれば、3機関統合の話ももっと賛同が得られるような気がしてます。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
宇宙3機関全滅 (スコア:1, 参考になる)
これで宇宙3機関、全て打ち上げ失敗ですね。
宇宙科学研究所:MVロケット打ち上げ失敗 [astroarts.co.jp]
宇宙開発事業団:H2ロケット打ち上げ失敗 [astroarts.co.jp]
航空宇宙技術研究所:超音速実験機打ち上げ失敗
しかもこの3機関は、来年統合 [130.54.58.249]されます。
宇宙開発なんてお金がかかるだけで、あまり実にならないと思うので、統合して、規模を縮小さして基礎研究をのんびりやった方が良いと思う。大規模実験は早すぎたんじゃ無いの
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:2, すばらしい洞察)
のであればとっとと日本の宇宙開発は止めるべきでしょうね。
宇宙開発のモチベーションとして、個々の関連企業の単位では
「儲ける」事が最優先なのは言うまでもないですが、国家単位で
あれば最も重要なモチベーションは「ナショナルセキュリティ」
の維持であることは歴然とした事実です。
打ち上げ技術の開発を止める、ということは国を守る技術のある
部分を諸外国に(多くは米国に)依存する、という事になります。
何でEUが米国を横目にロケット開発をしているか考えて下さい。
それにこの場合の「守る」というのは軍事面
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:1)
てるのでも無いはずです。
カネをドブに捨てるくらいならやめてしまえ、とは思いますがね。
つまり「ドブに捨ててるわけではないことの説明」は最低でも欲
しいわけですが…
どこかに日本の宇宙開発が複数の機関でリソースを食い合いなが
ら行われてることに対する合理的な説明のあるサイトがあればど
なたかご紹介いただけません?(汗
たまに見かけるのは「どの組織もその発祥も辿ってきた流れも違
うため…」という理由になってない理由ばかりなので。
別機関の利点 (スコア:2, 参考になる)
(多少の検討は必要にせよ)そのまま開発・打ち上げを続行できる、ということでしょうか。
チャレンジャー以前、NASAは宇宙への手段をスペースシャトルのみにしようと
考えていたそうですが、そのために、チャレンジャーの悲劇のあと、
原因究明までのしばらくの間、宇宙へ行く手段を失ってしまいました。
この反省のもと、アメリカでは今も複数のロケットを運用しています。
もちろん打ち上げ能力にバリエーションを持たせるため、という理由もあるでしょうが。
HIIが失敗しても M-V は打ち上げができる。日本としての宇宙への窓は閉ざされない。
これが別機関であることの利点でしょう。
しかし最近は、運悪く双方が時を同じくして失敗してしまったために
この利点が発揮されずじまいだったのが残念です。
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Save our starry skies; Jump into the Universe.
Re:別機関の利点 (スコア:1)
で、アポロ計画はまあ総体的には大成功で、お月様に人がたつことができました。が、しかし、あまりにコストパフォーマンスが悪かった。だから、議会はNASAを縮小しようと考えた。
そこで、NASAが持ち出してきたのがスペースシャトル。繰り返し使えるから、ワンオフ物のアポロよりずっと経済的ですよ、と議会にアピールしたわけ。コイツの開発に成功すれば、いまと同じ規模でも、今よりずっと低予算でやってけますよ。だから開発費ちょーだい、ってわけだな。
で、議会はうまくだまくらかされちゃって、スペースシャトルの研究費を出し始めた。お上が何かやり始めると、途中では止らないのは日本も米国も一緒。ってわけで、あっというまに結構な額になっちゃった。さらに肝心のスペースシャトルも、再利用できるとこなんてあんましなくて、NASAが主張してたのよりもずーっと高コストだったんだな。そのうちにチャレンジャーは爆発しちゃうしさ。
さあ、議会はキレた。で、さすがのNASAも大鉈を振るわれた。こんときクビになったエンジニアたちが金融業界に流れて、金融工学なんていうあやしげな物が始まったのは怪我の功名って感じだな。
で、予算を縮小されちゃったNASAは発想の転換でこの事態に対処することとなった。つまり、なるべく安く、そこそこの成果を上げられるようにしたわけ。
それが、例えばマーズ・パスファインダーなんかの最近の一連の躍進に繋がってるわけさ。
というわけで、NASAの場合は予算の範囲内でやりくりした結果であってさ、なにか思想やら展望やらがあったわけじゃないのよ。
そういうわけで、我が国でも議会が宇宙関連予算を削減すれば、現場のヤツらも少しは頭を使うようになるのではないかなあと。なんせ我が国の宇宙開発は米国よりもずっと少ない額で、米国並みの成果を出そうとしてるのがいけない。予算ないくせに豪華絢爛キャディラック趣味はムリですよ。もっとシンプルにしなきゃ。
衛星打ち上げビジネスなんて全く現実的じゃない。実績ならアリアン、価格なら長征っていうライバルがいる。長征より高くて、アリアンより実績がないんじゃムリだよ。H-2はこないだミソつけちゃったしね。
そもそも人工衛星打ち上げるためのロケット開発になんであんなバカ高い金使ってるんだか理解できない。アリアンロケットでいいじゃん。H-2なんて打ち上げ費用も高けりゃ、保険も高いぜ。
Re:別機関の利点 (スコア:1)
>米国よりもずっと少ない額で、米国並みの成果を出そうとしてるのがいけない。
>予算ないくせに豪華絢爛キャディラック趣味はムリですよ。もっとシンプルにしなきゃ。
作ってるのはキャデラックでは無くトラックなんですよ。
だからスケールダウンするとそれだけ経済性が悪くなってしまいます。
シンプルにした結果、使いどころの無いものを作ってもしかたないですから。
うじゃうじゃ
Re:別機関の利点 (スコア:2, 興味深い)
そうではなくて、あれこれ手を出して全部モノに出来るほど金は無いんだから、一点豪華主義に徹すれば?という話ではないかと。
そういう方向に方針転換して、全体としての効率を上げる、ということであれば、3機関統合の話ももっと賛同が得られるような気がしてます。
Re:別機関の利点 (スコア:0)
>だからスケールダウンするとそれだけ経済性が悪くなってしまいます。
軽トラ作ればええやん。
独身者の引っ越しにも、新幹線車両の運搬にも使えるトラックは要らん。
Re:別機関の利点 (スコア:1)
>独身者の引っ越しにも、新幹線車両の運搬にも使えるトラックは要らん。
あ、書き忘れてたね。
現状では大型トラックに相乗りした方が有利らしいです。
軽トラの需要が無いとは言い切れないけど、新規に開発コストをかけれるほどのレベルじゃないんでしょう。
うじゃうじゃ
Re:別機関の利点 (スコア:0)
>トラの需要が無いとは言い切れないけど、新規に開発コストをかけれるほどのレベルじゃないんでしょう。
じゃあ、なおさら日本で開発するメリットはない、と。
Re:別機関の利点 (スコア:1)
私としては競合を避けるために軽トラックを作ろうとすることは大型トラック(H-2A,H-3)以上に見込みが無いといいたかっただけですが。
個人的には大型トラックなら多少は望みがあると考えていますが、リスクがあるのは確かだし税金をつぎ込んでやる価値はないからやめてしまうという選択も否定するつもりはありません。
うじゃうじゃ
科学はISAS、実用はNASDA、航空研は飛行機 (スコア:1, 参考になる)
科学はISAS
実用はNASDA
航空研は飛行機
さらに云うと、来年には、ISASは個体燃料ロケット、NASDAは液体燃料ロケットと完全に系統が違う技術を開発していて、しかもロケットでなくジェットエンジンの航空機研究とまったく違う研究をしている三つの部署を無理やり統合する予定です。
無理やりたとえちゃうと、自動車開発だからと、ディーゼルエンジン車と、ガソリンエンジン車の開発を、鉄道研究と一緒の部署にしちゃう感じです。
名前が紛らわしいから、勘違いされるんだろうな。
面倒でしょうが、各研究所の設立目的を見ると書いてありますよ。
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:1, 興味深い)
判断基準によると思いますが、ドブに捨てているわけではない
説明としては、現在接近中の台風のTV映像ではダメですか?
ひまわりの2号機以降は全て種子島で打ち上げられ、現在の
5号機は先の発言で「失敗」とされたH-IIによる打ち上げです。
確かにここ数年目に見える形での「実利」が少ないのですが、
それはH-IIの失敗以降完全にNASDAの各プロジェクトが停止
していた事が一つの要因だと思います。この「失敗すると
後が非常に詰まる」運営のやり方はどっかの審議会でも問題
として指摘されていました。
ちなみに最近は逆に止まっていたものが急に動き出して大変、
みたいな話をNASDAの方に聞いたことがあります。
宇宙関連三機関の統合の話ですが、理由になるかはともかく
それぞれの機関が異なるテーマ・仕事を担ってきたのは事実
です。派手な打ち上げだけを見ていると似たような仕事に
見えますがロケットは単なる手段で、衛星ミッション全体に
占める割合は意味的にも(そういう基準が好みなら)金額的にも
あまり大きくはありません。ですので合理的な説明については
「NASDAやISASのホームページのミッションを比較して下さい」
としておきます。
無論別機関であることによるリソースの分割はあると思います。
しかし食い合いと言うほど派手かな~と疑問に思う程度には
NASDAとISASは規模も性質も異なると思います。
むしろ自分としては「複数機関でリソースを食い合いながら」
という事実認定に至った情報ソースを求めたいところです。
統合に至っても、ちゃんと「儲からない」学術衛星の打ち上げ
も継続出来ることを願っています。
自分も日本の宇宙開発の体制や体質がこのままで良いとは
全然考えていません。
ただ単純に止めてしまえと言うには既に宇宙技術は生活にも
科学にも国家の安全にも密接に関わっています。
ですので単発の成功失敗に踊らされた議論よりも、日本には
宇宙技術のうち一体何が必要とされていて、それに国家と
してどうコミットしていくのか、そういう宇宙と国民生活を
絡めた大きな枠の中での冷静な議論を各方面には期待したい
ところです。