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通信がボトルネックになっていないとして、 チップの性能が本当に上がっているのなら、チップの性能が上がれば全体の性能も上がる。
チップの性能向上がマルチコア化によるスループット向上にすぎないのなら、全体の性能向上は問題の性質(並列化がうまく効くか?)に依る。
ということではないかな?
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
ムーアの法則からは外れている (スコア:1)
わりには微妙な向上値だと思うのですがどうでしょうか。
ムーアの法則ならば3~4倍になるはずですが、スパコンはそうはいかないでしょうか。
絶対性能よりはコスト重視の機種だったりするのでしょうか。
Re:ムーアの法則からは外れている (スコア:3, 参考になる)
地球シミュレータは、1ノード64GFlops×640ノードで40.96TFlopsを実現していましたが、
今度のSX-9は1ノード1.6TFlops [nec.co.jp]と、
1ノードあたりの性能は地球シミュレータの25倍です。
新地球シミュレータはピーク130TFlopsだそうですから、たぶんSX-9を128台入れるんでしょう。
ピーク3倍で実効2倍ってことは、かなり効率が悪いというか、ノード間の接続とかが弱くなるんでしょうね。
地球シミュレータの「640台のクロスバースイッチ」なんて正気の沙汰とは思えないシステムだったし。
Re:ムーアの法則からは外れている (スコア:1)
なるほど、だとしたら納得ですが、元記事には「空いたスペースに現機種の2倍以上の性能を持つ新機種を設置する。」
とあるので、個々のノードが2倍と読めてしまいます。ニホンゴムズカシイです。
この場合の「現機種」というのは旧地球シミュレータ全体であり、その2倍の性能を空いたスペースに設置したシステム
だけで実現する、という意味なのでしょうか。
Re: (スコア:0)
スカラー型と比べれば,それでもまだまだ抜群の実効性能ですよ
>>> 地球シミュレータの「640台のクロスバースイッチ」なんて正気の沙汰とは思えないシステムだったし。
実装は大変だったかもしれないが,システム構成としてはシンプルそのものです
# 時代遅れと言われているベクトル型スパコンが何故いまだに生き残っていて,NECが残存者利益を享受しているのかよく考えてみよう
# ベクトル型スパコンが死んでも,スカラー型スパコン用ベクトル・プロセッサの商売が出来るでしょう
(スカラー型使えと言われても,既存のユーザーが困惑してしまう利用分野がまだまだあるのよ)
Re: (スコア:0)
> 思えないシステムだったし。
それだけ接続箇所があると、毎日1~2箇所は接続に問題が出そうですね。
実際のところどうだったのでしょうか。
Re:ムーアの法則からは外れている (スコア:1, 参考になる)
現行のシステムは、電気代とメンテナンスコストが高いので入れ替える
といった話を聞いています。
電力効率で言えば、3~4倍を優に超えるのではないかと思います。
Re: (スコア:0)
あと、ベクトルプロセッサに不利なベンチマークで競うのは無意味ですね。
ピーク性能だけで比較するのも無意味。
32bit CPUを2個載せて「64bit級」なんてのもありましたが。
Re: (スコア:0)
なのでは。
Re:ムーアの法則からは外れている (スコア:1)
通信がボトルネックになっていないとして、 チップの性能が本当に上がっているのなら、チップの性能が上がれば全体の性能も上がる。
チップの性能向上がマルチコア化によるスループット向上にすぎないのなら、全体の性能向上は問題の性質(並列化がうまく効くか?)に依る。
ということではないかな?
Re: (スコア:0)
>> 通信がボトルネックになっていないとして、チップの性能が本当に上がっている
としても,
>> チップの性能が上がれば全体の性能も上がる。
が「線形に上がる」とは限らないことは容易に想像できますが.だって元は通信がボトルネックになっていない場合でも,「チップの性能を上げたら通信がボトルネックになってくる」なんて状況は普通にあり得るでしょう.もちろん,その2つの要素だけでは済まないというのも言うまでも無い話ですし.
おそらく元コメの主は(ムーアの法則とか言ってるあたりから)マルチコアなPCと同じ感覚で「クロックが1.5倍のCPUに交換したから処理速度が1.5倍だ,わーい」みたいな世界だと考えてるんじゃないかと思いますが,そんな単純な話じゃないはずです.
Re: (スコア:0)
# そして、元々は性能ではなく集積密度の向上の速度を示したものです。
半導体産業で標準的な努力目標とされる場合はあるようですが、
地球シミュレータに使うようなノードにまで、適用しようとするのは、
行き過ぎでしょう。
Re: (スコア:0)
しかも最初は
「1つのチップに集積できるトランジスタ数が18ヶ月で2倍」
だったのが、いつのまにか性能が2倍なるとされているので、
今となっては「目標」+「マーケティング上の標語」みたいなものでしょうね。
で、それを実際に達成してきたintelはすごいと思います。
Re: (スコア:0)
スパコンならやむを得ないかもしれんが、物理シミュレータなら
もっと頑張ってもいいんじゃないの?と思うのは言いすぎかな?