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非常に有名な話ですが,寒い格好をしていると風邪を引くとか,雨に濡れたままでいると風邪を引くとかは広く信じられてる間違いですよね.
H.F. Dowling et al., Am. J. Hygiene, 68, 659-65 (1958).R.G.Douglas Jr. et al., New Eng. J. Med., 279, 742-747 (1968).
*被験者を異なる温度条件(例えば-12℃でコート着用,16℃,27℃など)に置き,風邪のウィルスを接種してどの程度風邪を引くかを比較したところ,明確な差が無かったと言う実験結果.
イギリスの風邪研究所でも結構大規模な実験をやったりしてましたね.風呂上がりに冬の寒空の下にパンツ一丁で放り出すとか,水に濡れた服装のまま冬の(略)とか.でも結局風邪の感染率には変化がなかったという.#実験にしてもよくやるもんだ.
ただし,風邪ではありませんが,寒い状況に置かれると首の筋肉が緊張して頭痛を発症したりだとか(その時点での見た目は風邪っぽいが,別に感染はしていない),体温調節に失敗して体温が変化するとかはあるようですが.
一点気になったんですが,
>寒い格好をした翌日に風邪を引くのはおかしい、というだけで、そのあたりを考慮したカナダの大学の実験
とありますが,風邪の潜伏期間が長いこと自体は相当昔にわかっていたので,その数日の潜伏期間の考慮自体は何十年も前から行われて居ますよね?(自覚できる症状以外にウィルスの増加度合いも直接調べる,観察は一週間ぐらい継続する,等)
とまあこのネタ,気になったんで暇な時間にちょろちょろ調べてみました.
結局,現段階でわかってるのは,
1. 寒かったり水を被ったりしてすぐ(1日以内程度で)体調が悪くなるのは,風邪ではなく別の要因.2. 寒かったり熱かったりが風邪の引きやすさに影響があるのかどうかは,現段階でもまだ議論が続いている.ただ,大幅な増減(確率が1.5倍になるとか,数割引になるとか)に関しては無い(あればこれまでの実験で統一的な見解が得られているはずのため).
という感じなんでしょうかね.
で,調べていたらまあ,変な研究も結構ありますね.オーストラリアの人の研究で「風邪のウィルス接種後にサウナに入ったらどうなるか」とか(効果はなかったそうです).そういやヨーロッパだかなんだかは風邪引いたらサウナに入って治すんでしたっけ.それは良いんですが,experimentalのところに「被験者はwinter coatを着用してサウナに入った」とか書いてあるんですが,死ぬぞそれは(苦笑)
他にも,「温かい飲み物が効くかどうか調べた」だの「ワインを飲ませてみた」だの結構みんなやりたい放題やってますね.(結局どれもほとんど効果は無い……つまり,風邪を治すのに良い手法ってのはほとんど無いらしい)
寝てる間の実験は無かったと思うんで,それに関しては何とも.
また,(元コメでも書きましたが)感染症としての風邪にはかからなくても,似た症状の体調不良になる可能性はありますので,お勧めはしません.
別のコメントにも書いたが、風邪(ライノウィルスによる風邪)にかかるのと、症状が現れるのとには数日のタイムラグがある。だからもし、
「朝起きたら布団からはみ出していて、風邪にかかって体調が悪くなっていた」
ってんなら、風邪の原因はそのさらに数日前の何か(というか感染者との接触)だ。
「朝起きたら布団からはみ出していて、その数日後に風邪が顕在化した」
ってんなら布団からはみ出していたことが原因という可能性も排除できないが。(でも感染源がないから多分違う)
個人的な経験ですが、寒さというストレスにさらされていると、免疫力が低下する気がします。また寒さと闘う気満々の時と、そうでない時で、ストレスとしての感受性も変わると思います。実験するなら、既にウイルスに感染して潜伏期間中の人に理不尽に寒い思いをさせると、発症率に差が出るかも。(今なら実験結果があるかなあ)
そのあたりの話は,「かぜの科学」(J. Ackerman 著,早川書房)という今年出た本にいろいろ書いてあるので是非ご一読を.結構意外で面白いことが書いてあります.免疫が強いほど風邪の症状はひどくなる,とか(風邪の諸症状は一種のアレルギー反応のため),免疫が弱くなってくると感染しても表だった症状が出ずにそのままこっそり収束するとか.#風邪のウィルスは準共存状態にまで達しているため,単体では悪さをしないレベルになってるそうです.
*ただし,いわゆる「風邪のウィルス」とは別のウィルス/細菌による肺炎だのなんだのは当然ながら免疫が弱い方が危険なので,風邪引きたくないからって免疫を弱めると死にます.
> 免疫が強いほど風邪の症状はひどくなる,とか> (風邪の諸症状は一種のアレルギー反応のため),
経験的には花粉症の時期に風邪を引くと花粉症の症状がやわらぐんだけどなんか関係あんのかな?
なるほど、面白そうな本の紹介ありがとうございます。
あちこちガタがでて、棺桶に半分足を突っ込んでいるジジやババが、風邪には案外平気な顔をして、経験量(免疫)が違うとか言ってましたが、逆でしたか。
寒さに対抗するためにエネルギーを使う。エネルギー不足で免疫力が落ちる。風邪の原因は珍しいものではないので結果風邪になる。
というようなことじゃないかと。寒いところにいても、冷たくなっても、それに対処できるだけのエネルギーがあれば大丈夫と。もっと直接的に腹を冷やして体の負担が大きくなるとかありそうですけど。
でもまあ因果関係からしたら「風が吹けば桶屋が儲かる」的なんでしょう
南極には風邪を発生させる細菌がいないので、風邪をひかないと聞いたことがありますただ、いくら風邪をひかないからといって、裸で外にいたら死にます
南極が無菌であることとワクチンによるウイルス話との関連がよく分かりませんが、風邪ウイルスについてのワクチンが絶対作れないわけではありません。
ただ第一に、一言で「風邪」と言っても実際は「似たような症状を示す様々な感染症の総称」です。風邪ウイルス、という単一のウイルスが居るわけではありません。(だからウイルス性の風邪と細菌性の風邪とかがあったりします)ですので万能ワクチンを一つ開発して全世界から風邪を駆逐、ということは事実上不可能なレベルかと思います。
また、インフルエンザワクチンの現状からも分かるように、相手は変異が激しいため、「ワクチンを打ったのに(他のウイルス等が原因の)風邪をひく」という可能性が非常に高いです。そういう意味で、普通のワクチンでは効果が期待できません。
まあそれはそれとして、広範囲のウイルスに効果がある薬なり、類似ウイルスの共通の弱点を突く薬なりの開発はチャレンジされています。それらをワクチンと呼ぶこともあるのですが、「病原体から毒性を抜いて体内に入れる」という意味とは違うアプローチであることが大部分だと思いますので本来それらをワクチンと呼ぶのは正しくない気がします。
いま南極にいますが、風邪ひいてますよ?
>前者は発熱して2~3日寝込んで体力回復せざるを得ない、みたいなのとか。
そういうのはあったはず。風邪ではないってだけで。
>そもそも風邪を引いてたからいつもよりすきま風を寒く感じた、だったとか。
そういうのはありそう。
でも
>古来からの習わしは結構理に叶ってるイメージがあるので
これは理にかなっているものもあれば、全く無意味のものもあり、それどころか逆効果だと判明しちゃったものとかあるんで、個々別々考えないとまずいかも。
前から疑問なのだが(きっかけは日本アニメで「雨でぬれる⇒風」っておかしくない?という欧米の声翻訳)、 [cocolog-nifty.com]それはあきらかに人種に依存しないだろうか?肉くって高カロリー・高代謝な白人と、低カロリー食・低代謝な東洋人では濡れたときの体温回復と虚弱化で度合が違うと思う。
それらの論文は読めないのですが、人種依存、あるいは代謝に対する効果は中立化されているのでしょうか?
>雨でぬれる⇒風
風邪って一口に言ってもいろんな感染症の総合になっちゃうんで、いわゆる普通感冒として扱われるライノウィルスの感染(一般的に風邪と言われるものの多数派)を風邪と考えると、そもそもその話、時間スケール的におかしいんだわ。
よくイメージするのは
雨に濡れる -> そのまま放っておく -> 数時間後(その日のうちとか次の日)に風邪
ってのだと思うんだけど、そもそも風邪の多数派をしめるライノウィルスが増殖するのってそんなすぐじゃないんで、風邪にかかった(感染してウィルスが増殖を始めた)時点から発症までに数日かかるのよ。だ
さすがイギリスだ。傘を持っていてもささない国だけのことはある
> ただし,風邪ではありませんが,寒い状況に置かれると首の筋肉が緊張して頭痛を発症したりだとか(その時点での見た目は風邪っぽいが,別に感染はしていない),体温調節に失敗して体温が変化するとかはあるようですが.
ということは、感染症としての風邪ではなく、単なる見た目(症状)なんですよね?
風邪はそういう症状を表す感染症の総称なら、感染症でなくともそういう症状だから風邪と呼んでもあながち間違いでないように思います。
そもそも風邪のウィルスって何よ
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:3, 参考になる)
非常に有名な話ですが,寒い格好をしていると風邪を引くとか,雨に濡れたままでいると風邪を引くとかは広く信じられてる間違いですよね.
H.F. Dowling et al., Am. J. Hygiene, 68, 659-65 (1958).
R.G.Douglas Jr. et al., New Eng. J. Med., 279, 742-747 (1968).
*被験者を異なる温度条件(例えば-12℃でコート着用,16℃,27℃など)に置き,風邪のウィルスを接種してどの程度風邪を引くかを比較したところ,明確な差が無かったと言う実験結果.
イギリスの風邪研究所でも結構大規模な実験をやったりしてましたね.風呂上がりに冬の寒空の下にパンツ一丁で放り出すとか,水に濡れた服装のまま冬の(略)とか.
でも結局風邪の感染率には変化がなかったという.
#実験にしてもよくやるもんだ.
ただし,風邪ではありませんが,寒い状況に置かれると首の筋肉が緊張して頭痛を発症したりだとか(その時点での見た目は風邪っぽいが,別に感染はしていない),体温調節に失敗して体温が変化するとかはあるようですが.
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:2)
なるほど (スコア:2)
一点気になったんですが,
>寒い格好をした翌日に風邪を引くのはおかしい、というだけで、そのあたりを考慮したカナダの大学の実験
とありますが,風邪の潜伏期間が長いこと自体は相当昔にわかっていたので,その数日の潜伏期間の考慮自体は何十年も前から行われて居ますよね?
(自覚できる症状以外にウィルスの増加度合いも直接調べる,観察は一週間ぐらい継続する,等)
とまあこのネタ,気になったんで暇な時間にちょろちょろ調べてみました.
結局,現段階でわかってるのは,
1. 寒かったり水を被ったりしてすぐ(1日以内程度で)体調が悪くなるのは,風邪ではなく別の要因.
2. 寒かったり熱かったりが風邪の引きやすさに影響があるのかどうかは,現段階でもまだ議論が続いている.
ただ,大幅な増減(確率が1.5倍になるとか,数割引になるとか)に関しては無い(あればこれまでの実験で統一的な見解が得られているはずのため).
という感じなんでしょうかね.
で,調べていたらまあ,変な研究も結構ありますね.
オーストラリアの人の研究で「風邪のウィルス接種後にサウナに入ったらどうなるか」とか(効果はなかったそうです).
そういやヨーロッパだかなんだかは風邪引いたらサウナに入って治すんでしたっけ.
それは良いんですが,experimentalのところに「被験者はwinter coatを着用してサウナに入った」とか書いてあるんですが,死ぬぞそれは(苦笑)
他にも,「温かい飲み物が効くかどうか調べた」だの「ワインを飲ませてみた」だの結構みんなやりたい放題やってますね.
(結局どれもほとんど効果は無い……つまり,風邪を治すのに良い手法ってのはほとんど無いらしい)
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
寝てる間の実験は無かったと思うんで,それに関しては何とも.
また,(元コメでも書きましたが)感染症としての風邪にはかからなくても,似た症状の体調不良になる可能性はありますので,お勧めはしません.
Re: (スコア:0)
別のコメントにも書いたが、風邪(ライノウィルスによる風邪)にかかるのと、症状が現れるのとには数日のタイムラグがある。
だからもし、
「朝起きたら布団からはみ出していて、風邪にかかって体調が悪くなっていた」
ってんなら、風邪の原因はそのさらに数日前の何か(というか感染者との接触)だ。
「朝起きたら布団からはみ出していて、その数日後に風邪が顕在化した」
ってんなら布団からはみ出していたことが原因という可能性も排除できないが。
(でも感染源がないから多分違う)
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
個人的な経験ですが、寒さというストレスにさらされていると、免疫力が低下する気がします。
また寒さと闘う気満々の時と、そうでない時で、ストレスとしての感受性も変わると思います。
実験するなら、既にウイルスに感染して潜伏期間中の人に理不尽に寒い思いをさせると、
発症率に差が出るかも。(今なら実験結果があるかなあ)
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:4, 参考になる)
そのあたりの話は,「かぜの科学」(J. Ackerman 著,早川書房)という今年出た本にいろいろ書いてあるので是非ご一読を.結構意外で面白いことが書いてあります.
免疫が強いほど風邪の症状はひどくなる,とか(風邪の諸症状は一種のアレルギー反応のため),免疫が弱くなってくると感染しても表だった症状が出ずにそのままこっそり収束するとか.
#風邪のウィルスは準共存状態にまで達しているため,単体では悪さをしないレベルになってるそうです.
*ただし,いわゆる「風邪のウィルス」とは別のウィルス/細菌による肺炎だのなんだのは当然ながら免疫が弱い方が危険なので,風邪引きたくないからって免疫を弱めると死にます.
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:2)
> 免疫が強いほど風邪の症状はひどくなる,とか
> (風邪の諸症状は一種のアレルギー反応のため),
経験的には花粉症の時期に風邪を引くと
花粉症の症状がやわらぐんだけど
なんか関係あんのかな?
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
なるほど、面白そうな本の紹介ありがとうございます。
あちこちガタがでて、棺桶に半分足を突っ込んでいるジジやババが、風邪には
案外平気な顔をして、経験量(免疫)が違うとか言ってましたが、逆でしたか。
Re: (スコア:0)
寒さに対抗するためにエネルギーを使う。
エネルギー不足で免疫力が落ちる。
風邪の原因は珍しいものではないので結果風邪になる。
というようなことじゃないかと。
寒いところにいても、冷たくなっても、それに対処できるだけのエネルギーがあれば大丈夫と。
もっと直接的に腹を冷やして体の負担が大きくなるとかありそうですけど。
でもまあ因果関係からしたら「風が吹けば桶屋が儲かる」的なんでしょう
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
南極には風邪を発生させる細菌がいないので、風邪をひかないと聞いたことがあります
ただ、いくら風邪をひかないからといって、裸で外にいたら死にます
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:2)
南極が無菌であることとワクチンによるウイルス話との関連がよく分かりませんが、
風邪ウイルスについてのワクチンが絶対作れないわけではありません。
ただ第一に、一言で「風邪」と言っても実際は「似たような症状を示す様々な感染症の総称」です。
風邪ウイルス、という単一のウイルスが居るわけではありません。(だからウイルス性の風邪と細菌性の風邪とかがあったりします)
ですので万能ワクチンを一つ開発して全世界から風邪を駆逐、ということは事実上不可能なレベルかと思います。
また、インフルエンザワクチンの現状からも分かるように、相手は変異が激しいため、
「ワクチンを打ったのに(他のウイルス等が原因の)風邪をひく」という可能性が非常に高いです。
そういう意味で、普通のワクチンでは効果が期待できません。
まあそれはそれとして、広範囲のウイルスに効果がある薬なり、類似ウイルスの共通の弱点を突く薬なりの開発はチャレンジされています。
それらをワクチンと呼ぶこともあるのですが、「病原体から毒性を抜いて体内に入れる」という意味とは違うアプローチであることが大部分だと思いますので
本来それらをワクチンと呼ぶのは正しくない気がします。
Re: (スコア:0)
いま南極にいますが、風邪ひいてますよ?
Re:寒い格好をしていると風邪を引く (スコア:1)
例えば、そこそこしんどい低気温と、快適な室温に24時間人間を閉じ込め、人心地付いた後で2人の体調を比べると、ウィルス感染に関しては有意に差が無いけど、前者は発熱して2~3日寝込んで体力回復せざるを得ない、みたいなのとか。
なんとなく、古来からの習わしは結構理に叶ってるイメージがあるので、体調に影響しないというのなら不思議な感じです。 風邪を悪化させるから暖かくしろ、がひっくり返った結果なんでしょうか。
今日はすきま風が酷いな、と思ってたらその夜から発熱、みたいな経験が結構あるんですが、それも、そもそも風邪を引いてたからいつもよりすきま風を寒く感じた、だったとか。
Re: (スコア:0)
>前者は発熱して2~3日寝込んで体力回復せざるを得ない、みたいなのとか。
そういうのはあったはず。風邪ではないってだけで。
>そもそも風邪を引いてたからいつもよりすきま風を寒く感じた、だったとか。
そういうのはありそう。
でも
>古来からの習わしは結構理に叶ってるイメージがあるので
これは理にかなっているものもあれば、全く無意味のものもあり、それどころか逆効果だと判明しちゃったものとかあるんで、個々別々考えないとまずいかも。
Re: (スコア:0)
前から疑問なのだが(きっかけは日本アニメで「雨でぬれる⇒風」っておかしくない?という欧米の声翻訳)、 [cocolog-nifty.com]
それはあきらかに人種に依存しないだろうか?肉くって高カロリー・高代謝な白人と、低カロリー食・低代謝な東洋人では
濡れたときの体温回復と虚弱化で度合が違うと思う。
それらの論文は読めないのですが、人種依存、あるいは代謝に対する効果は中立化されているのでしょうか?
Re: (スコア:0)
>雨でぬれる⇒風
風邪って一口に言ってもいろんな感染症の総合になっちゃうんで、いわゆる普通感冒として扱われるライノウィルスの感染(一般的に風邪と言われるものの多数派)を風邪と考えると、そもそもその話、時間スケール的におかしいんだわ。
よくイメージするのは
雨に濡れる -> そのまま放っておく -> 数時間後(その日のうちとか次の日)に風邪
ってのだと思うんだけど、そもそも風邪の多数派をしめるライノウィルスが増殖するのってそんなすぐじゃないんで、風邪にかかった(感染してウィルスが増殖を始めた)時点から発症までに数日かかるのよ。
だ
Re: (スコア:0)
発症するまでの時間で言えば、身体を冷やしてすぐに咳が出たりするのはおかしいけど、体調が回復しないまま、数日後に風邪の症状が出るようになるというのは考えられる。
体調不良で最もかかりやすい病気が風邪だから、「身体を冷やす→体調不良→風邪」という流れは自然だし、体調不良と風邪の境界が曖昧だから、「身体を冷やす→風邪」という考えは自然だと思うけどね。
アニメで表現されている症状が極端だから疑問に思っているだけか、もしくは、質問者のところが特殊なんじゃないのかな。
#と言うか、安直に、どこかの外国人の発言を世界的なスタンダードだと思うなよ。
Re: (スコア:0)
さすがイギリスだ。
傘を持っていてもささない国だけのことはある
Re: (スコア:0)
> ただし,風邪ではありませんが,寒い状況に置かれると首の筋肉が緊張して頭痛を発症したりだとか(その時点での見た目は風邪っぽいが,別に感染はしていない),体温調節に失敗して体温が変化するとかはあるようですが.
ということは、感染症としての風邪ではなく、単なる見た目(症状)なんですよね?
風邪はそういう症状を表す感染症の総称なら、感染症でなくともそういう症状だから風邪と呼んでもあながち間違いでないように思います。
Re: (スコア:0)
そもそも風邪のウィルスって何よ